社会学 の商品レビュー

栗田宣義(著者)

2011/10/10

本や映画をニュースなどで、
「あっ、これって何のことだったっけ？」
というときに思い出しては
必要な箇所をちょこちょこ読んでいます。

これからもちょこちょこお世話になると思います。

2009/10/04

社会学者ほど、あまり社会に適合していない。一年間社会学を学び、研究する人間を見たりしてきた感想である。まぁ、無理もないとも思う。社会学者とは社会を構成する人間関係について学問し、批判的な吟味をする人間だからだ。人間関係というものには、『知らぬが仏』という部分、知らない方が楽な人生を送れる部分があるものだが、それをいちいち解説し、さらにそれを広めようとするのだからたまらない。
「ばれんたいん。バレンタインには大きく四つの側面があるんだ。まずはメリットの２面を説明しよう。ひとつは、親密圏を強化することだね。恋人はもちろん、他の人にもチョコレートを贈与することで、信頼関係の確認をすることができる。もう一つは、経済への貢献。言うまでもないけど、菓子産業にとって、この日を逃す手はないよ。社長さん、消費者愛で、鼻血ブー、ってわけ。恋愛が商品化されてるってことだね。それに関してだけど「ポストモダン恋愛クラッシュ」って言葉があるんだけど、その話も後でしてあげるよ。自由恋愛の行きついた所は、口ばっかの不自由恋愛だって話さ。話がそれたね、デメリットの２面に行こうか。一つはもらえない人のことだ。その人はみじめな思いをすることになる。でもそれじゃ、親密圏が弱くなっちゃうから義理チョコが蔓延するんだ。企業には良いけど、めんどくさいよね。めんどくさいけどそれが社会というものさ。こういうのはセクハラとか、ジェンダーの問題にかかわってくるわけだけど・・・・。あと一つは見えにくいことだけど、この期間中って異性愛の宣伝期間になるよね。それっていうのは、同性愛やトランスジェンダーを否定・排除する宣伝でもあるんだ。そういう人にとっちゃ辛い期間になるね。実際のところ、ストレス社会日本を象徴する記念日じゃないかっておもっちゃわない？」
なんて話がしたいんだったら、本書を入門書にどうぞ。相変わらず感動の少ないシリーズですが、スマートです。

2009/10/04

猫と兎の絵を用いて説明してあって
非常にわかりやすかったです。少々
哲学的なことも書かれていますが、
難しいと言うほどでもないと思います。