イン・ザ・プール の商品レビュー

奥田英朗(著者)

2009/10/04

先に直木賞受賞作の「空中ブランコ」を読んでいたが、伊良部シリーズの一作目。軽くて漫画的におもしろい。息抜きにちょうど良いかんじ。普通に、「おもしろいよ」と人に勧められるけど、別にあまり語るべき内容はない…。 (2006.Sep）

2011/07/18

ばかばかしいけど、人間をデフォルメしてるなあと思う。誰でも、そんな一面てあるかも、わかる〜みたいな。

2009/10/04

サクサクっと読めました。出てくる患者さんたちほどど極端ではないけど、どの症状もなんか分かるなーって思うところがあって面白かった。あまりお世話にはなりたくないけど、こんなお医者さんがいたら楽しいだろうなー（笑）

2009/10/04

本屋に平積みされていました。
店員が書いたと思われるレビューに「変態精神科医伊良部の・・・」とあり、枕詞のみに惹かれて購入。

たしかにとんでもない医者です。
治療はしないし、むしろ症状を悪化させて放っておく。依存症とか妄想癖に悩む患者たちはいずれ一般社会から孤立していき、話し相手は医者の伊良部だけ。しかも注射フェチの伊良部は注射シーンを見たいがために毎日通院させる。一般社会に適応できずはみだした人間が想像をはるかに超えた「変態」と交流することで、むしろ「普通」を取り戻していく。おそるべし、伊良部。究極の名医なのか、ただの阿呆なのか。。。

「人とはこうあるべき」という姿を破壊していくのがいいのかもしれませんね。
ある意味究極のショック療法かも。

2009/10/04

ありそうでなさそうなギリギリ路線な作品。すごく想像できる楽しい作品です。続きだが短編集というのも魅力のひとつ。

2009/10/07

本屋で平積みされていた。そういえば母者が読みたいといっていたなぁ、ということで手に取ってみた。映画で伊良部医師を松尾スズキがやっていたそうだが・・・原作忠実派の小生でもその配役はちょっと見てみたいと思う一品。

2009/10/04

精神科医とは心をケアするもの。そういった意味では名医である、伊良部。人間の警戒心を解くにはｻﾝｸﾞﾗｽをかけていてはいけない。自分を晒すことで相手も応じてくると言うものだ。　この現代社会では自分たちもちょっとした弾みで、ここに出てくる患者になってしまうだろう。そう思わせてしまう設定がニクイ。そんなときは伊良部総合病院の地下に行くことをお勧めする。

2009/10/04

伊良部せんせ面白すぎ。キャラクターがとにかく特異。掴み所がないにも程があります。患者に対して治療らしい治療をするでもなく、ただ引っ掻き回しているだけにしか見えないのに、なぜか好転する事態。本人が好きこのんでやってるだけにしか見えないけど、ともかく患者の趣味に合わせたり付き合ったり。名医なのか、単なる天然、偶然の産物なのか。キャラクターをあえて掘り下げず、第三者の視点で眺めているがゆえの楽しさが実に秀逸。(20060923)

2009/10/04

就活中に買った本。
なんかかつかつしてたあたしに、もっと楽に生きたらいいじゃんみたいなゆるーい感覚を思い出させてくれた。
実際にこんな精神科医いたらやだけど。

2009/10/04

夏読書もさいごに。読み易いんだけれど、好みがわかれる小説。
そういうレビューを書いている私はもちろん苦手の側でした。