イン・ザ・プール の商品レビュー

奥田英朗(著者)

2009/10/04

心にちょっとした病をもった人たちが、キテレツな迷医名医？と出会って元気になっていく話が5話おさめられています。

どれもおもしろかったけど、特に好きなのは、タイトルにもなっている『イン・ザ・プール』と『いてもたっても』かな★

前者の話の主人公は、プールで泳ぐことを日課にし始めるんだけど、やがてプールに行かないといてもたってもいられなくなる。

こういうことって確かにあるよね〜。例えば、今日からサプリメント飲むぞ〜とか決めると、1日でも忘れるとなんだか体調が悪くなるような気がして落ち着かなかったり。

後者の話は、強迫神経症の男が主人公。
これも最近増えてる病気らしい。私もその気あるかも(笑)例えば、手紙書いたときとか、何度確認しても封を閉じると、｢ちゃんと全部必要なものは入れたか｣とか心配になっちゃうしさ。

こんな先生がいたら、ちょっとイライラするかもしれないけど(笑)、病気も治っちゃいそうな気がする♪

2009/10/04

伊良部絶好調！
強直症の人の話は、身につまされるものがあった。やっぱ、内に溜め込むとロクな事ないって事だな。

2009/10/04

書評で語られるほどは笑えなかった。でも、私が持つ精神科医って職業に対する偏見を蹴飛ばしてくれた感がある。「次は玄関のガラス割ろうね」

2009/10/04

これは普通におもしろい！面白おかしく何も考えずに読むのがベスト。近くにナイスな古本屋がないので文庫の次回作の配刊待ち。
ＤＶＤ化もされてるとかいないとか。伊良部もどんだけきもいか気になる。。。

2009/10/04

本屋さんで表紙を見た限り、かなりシリアスな本だなーと思いきや、思いっきりコメディでした(笑)超適当な精神科の医者・伊良部のもとに、一風変わった症状を持った患者が集まり、これまた一風変わった方法で治療していく話しです。暇つぶしにはいいかも…。

2009/10/07

今あまり本を読まない人に何がいい？ってきかれたらこれをお勧めしたいなーっとおもいました。おもしろかった！

2009/10/04

以前から本屋で見るたび気になっていたこの表紙。
ふ。面白い。
色白でデブ。
そして天真爛漫。
いや、単なる駄々っ子か。
そんな精神科医に振り回されていると、なぜか良いことがある。
この医者、天然なのかそれともとんでもない策士なのか。
神経質なわたしには耳が痛いと言うか教訓のようなセリフもあり。
「ストレスなんてのは人生についてまわるものであって、元来あるものをなくそうなんてのは無駄な努力なの。それより別のものに目を向けたほうがいいわけ」
うーん。なるほど。
じゃぁ他のものって……？
と思ったら「やくざを闇討ち」
命すら危ないときにクヨクヨできなくなるんだそうだ。
まぁそれは無理としても。
これ読んでるとストレスとかどうでもよくなってくるのは確か。
それにしても、「いらっしゃーい」って、頭の中でどうしても桂三枝さんになってしまうんだよなぁ。

2009/10/04

おととしくらいに初めて読んで、
つい最近また読んじゃいました。
だって面白いんだもーん☆

注射フェチでマザコン精神科医、伊良部。
何もしてないように見えて実は名医。
患者たちを次々と治していきます。

一見、自分には関係ないって思える患者たちの病気。
けどそれらのモトは、実は誰もが抱えてる小さな心の病。
だから読んでて自分を見直すいいきっかけにもなります。

軽いようで、実は深いところがまたいい☆

2009/10/04

伊良部シリーズ第１弾！
ちょっとおかしな精神科医の伊良部先生と、これまたおかしな病気(？)を抱える患者たちの短編集。それにしてもこれはおもしろい！！本読んでてこんなに笑った事ないかも。でもこの先生おかしいのに、自分も癒された気分になるのはなぜでしょう・・・？
「フレンズ」が特に好き。現代っ子って誰もがみな孤独なんですよね、きっと。

:目次:
イン・ザ・プール／勃ちっ放し／コンパニオン／フレンズ／いてもたっても

2009/10/04

伊良部という神経医がリアルで面白い。
ストレス社会に生きる私たちに何かを訴えようとしているのがよくわかる。
失うことをおそれることより、変えることのほうが大切。
私の生活は案外気にしないでいいことだらけの事象で溢れている。