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カイト・ランナー の商品レビュー

4.2

18件のお客様レビュー

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2023/10/12

アフガニスタンの話。 暗く深い海の底を漂っているように感じる。 息苦しさで涙が止まらない。 この本に出会えて良かった。

Posted byブクログ

2023/06/17

カーレド・ホッセイニ『カイト・ランナー』を再読。 時が経っているとはいえ、重要なエピソードすら忘れていて、読み進めながら「あーっ、そうだった~!」と、何度もうなずく始末

Posted byブクログ

2013/10/31

現在でもこんな物語があるのだ?と思った。悲しい話である。戦争が関係している。人の命を奪ってしまう。大切なもの、友人や思い出もなくしてしまう。 アミールとハッサン、とても仲の良かった二人であるが、ある時(凧上げで優勝)を境に、関係が変わった。アミールの自分に対する裏切りが原因である...

現在でもこんな物語があるのだ?と思った。悲しい話である。戦争が関係している。人の命を奪ってしまう。大切なもの、友人や思い出もなくしてしまう。 アミールとハッサン、とても仲の良かった二人であるが、ある時(凧上げで優勝)を境に、関係が変わった。アミールの自分に対する裏切りが原因である。そして時を同じくして、ソ連のアフガニスタン侵略がはじまる。アメリカに移民した、アミールとババ。進学し、結婚し、幸福な中でババは死を迎える。友人のラヒムカーンからの知らせで、ハッサンのことを知る。時間が子どものときに戻ったようである。だが、ハッサンと妻はすでに死んでおり、息子が一人いる。そしてハッサンはアミールと異母兄弟であったことを知る。息子のソーブラを引き取り、アメリカに帰還するが、信頼を取り戻すためには、まだ時間がかかりそうだ。 物語は淡々と進む。場面展開は速いと思う。また、華美な装飾もなく、的確な状況が良く分かる文章である。前半部分は、どうして?という疑問。どうして愛さない(ババから)。ハッサンの信頼を得ているのに応えられない。ババが他界し、アフガニスタンに戻ると、状況は変わる。思わず、どんでん返しの繰り返しての大転回、目が離せない。そして、悲しくもあり、少しの希望が見えた結末。もっと早くそうして欲しかった。

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2012/08/10

久々に「小説」を読んだ。久々に心を打たれた。中東、イスラム、アフガニスタン、これらを上辺でなく、根底から理解するのには最適の本だと思う。映画もぜひ観たい。

Posted byブクログ

2012/02/07

今 現在も 現実に この小説の様な出来事が 起こっていると思うと 胸が締め付けられる思いでした。 平和な日本に、偉大な先人に 改めて感謝すると共に 「平和な世の中」こそ、 自分たち現役世代が 未来へ引き継ぐべきモノだと 強く感じました。

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2010/10/29

後に映画「君のためなら千回でも」となった作品。 アイロニーに満ちたアフガニスタンのお話し。 罪を悔い善行を積む、深いお話し。 巧みな話の構成、和訳も全く違和感なく、最後まで一気に読めました。 途中、wikiで調べながら読むのも面白いです。 ムジャヒディン、タリバン、ソ連侵攻、...

後に映画「君のためなら千回でも」となった作品。 アイロニーに満ちたアフガニスタンのお話し。 罪を悔い善行を積む、深いお話し。 巧みな話の構成、和訳も全く違和感なく、最後まで一気に読めました。 途中、wikiで調べながら読むのも面白いです。 ムジャヒディン、タリバン、ソ連侵攻、イスラム教とその宗派、近隣諸国の関係、ムッラーナスルディン(笑)、いろいろ詳しくなりました。

Posted byブクログ

2010/09/08

重い。カブールが豊かだったとか知らなかった。物語だとストレートに響く。凧の話が印象的。映画のブラッドダイヤモンドを思い出した。孤児、少年兵とか、戦争は弱者にしわ寄せがくる。今の日本に生まれただけで、怯えずに生きられるのって本当に感謝だ…。

Posted byブクログ

2010/07/08

声を上げて泣きたくなるほど胸が苦しくなる。 昔の話ではなく、現代の話で 未だこの状況が続いているという現実を悲しく思う。

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2010/03/03

「Kabul_40_years_ago_vs_Kabul_today」でググれば出てくるカブールの40年前と今の写真の落差はショックだったが、それと同じようなショックを受けた。 アフガンで地位を築きながら内戦のために亡命し、アメリカで安月給で働く心辛さ。 ソ連の侵攻を機に国が荒...

「Kabul_40_years_ago_vs_Kabul_today」でググれば出てくるカブールの40年前と今の写真の落差はショックだったが、それと同じようなショックを受けた。 アフガンで地位を築きながら内戦のために亡命し、アメリカで安月給で働く心辛さ。 ソ連の侵攻を機に国が荒れていく悲しさ。 いつの世でも差別の対象となっていたハザラ人。 そしてスーパーマンに見えた、主人公の父の秘密。 詰め込みすぎ。(褒め言葉) ただ、司祭の正体は、ちょっとやりすぎなんでないの。 books of the decade(米Amazonで2000-2009売り上げ26位) 3/1読了

Posted byブクログ

2009/11/07

これはすごい。アミールの行動や心の動きはリアルなもの。 アリやハッサンのような人は偉大だけどそう簡単にはまねできない。ババもまたかっこいい。「償い」であそこまでできるものだろうか。 戦争って素晴らしい人を虐げることが多い気がする。 アフガニスタンにもいつか訪れてみたいかも。

Posted byブクログ