俺たちの宝島 の商品レビュー
図書館で。 日本版スモーキーマウンテンと言った所ですがここはなんとなく火の気がなく寒そう。そして不法投棄って確かにあっという間にゴミ山になるよなあとぼんやり思いました。 お宝がオタクグッズばかりというのもなんか不思議ですがそれ以外には重機とか使わないと引っ張り出せないものな。犬...
図書館で。 日本版スモーキーマウンテンと言った所ですがここはなんとなく火の気がなく寒そう。そして不法投棄って確かにあっという間にゴミ山になるよなあとぼんやり思いました。 お宝がオタクグッズばかりというのもなんか不思議ですがそれ以外には重機とか使わないと引っ張り出せないものな。犬の居ない世界に少ししんみりしたり、老夫婦をあのゴミ山の中に連れて行くのはそれはソレ無理なんじゃない、と思ったり。そこかしこに不自然な所があってそれほど楽しめませんでした。
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ゴミの島でゴミの宝を食料と引き換えにし暮す少年たち。彼らなりのルールがあり、能力によらない共同生活。そこに、犬井という大人が現れ、「子犬」と呼ばれる子どもたちを使い組織的に宝漁りを始める。カネの価値さえ知らない彼ら。しかし自由できままな暮らし。本当、使い切れないほどのカネをどうす...
ゴミの島でゴミの宝を食料と引き換えにし暮す少年たち。彼らなりのルールがあり、能力によらない共同生活。そこに、犬井という大人が現れ、「子犬」と呼ばれる子どもたちを使い組織的に宝漁りを始める。カネの価値さえ知らない彼ら。しかし自由できままな暮らし。本当、使い切れないほどのカネをどうするのかと思いますね。最近特に。簡単な経済論も盛り込まれています。環境や未来の子どもたち。人間て、権力やカネを持つとダメですね。もっともっとという欲望は本性のようなもの。個人的にはノラ、好きです。がつがつしているのに清潔で。
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前作の「象の棲む街」と同じく荒廃とした世界が描かれています。ただ、「象の棲む街」と比べると、こちらの方が若干、現実味を帯びているのではないでしょうか。登場人物も前作と比べると随分、魅力的になっていると思います。 鉄夫を始め、ゴミの島で生活している仲間たちが『カネ』に執着しないと...
前作の「象の棲む街」と同じく荒廃とした世界が描かれています。ただ、「象の棲む街」と比べると、こちらの方が若干、現実味を帯びているのではないでしょうか。登場人物も前作と比べると随分、魅力的になっていると思います。 鉄夫を始め、ゴミの島で生活している仲間たちが『カネ』に執着しないところ、本土の人間が『カネ』がいかに便利で素晴らしいものか、いくら説得しても結局はそれに靡かないところが、とっても小気味良かったです。 個人的には「千年も、万年も」が一番、好きです。終わり方がね、何か良いです。これから先も鉄夫やノラ、ゴミの島の仲間たちは自分たちのやり方で上手く生きていくんだろうなぁと想像出来ます。ちょっと続編とか期待してみたり…。
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