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溝鼠 の商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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暴力感。久しぶりの圧…

暴力感。久しぶりの圧倒される暴力です。想像の一つ先まで行う暴力。快感。

文庫OFF

2023/05/26

面白かったか?と問われれば素直に頷けず。小説として楽しめたか?と問われてもこれまた安易にイエスと言えず。ただ、突き抜けたアブノーマルな世界観と文章で一気に読まされてしまったのは確かだ。

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2013/12/01

登場人物の現実離れした個性、だまし、だまされ、大事なのはお金と自分。まったく魅力的な人がいない。それでもその浅ましさがここまで徹底してくるととにかくおもしろい。

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2013/04/27

出てくる登場人物がみんな最低。変態ばっかり。そんな最低な人たちが殺し合いをするという、最低の作品。合わない人は間違いなく嫌悪感を覚える。はまる人は、はまっちゃう。

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2012/07/23

黒新堂が、その真骨頂を如何なく発揮した作品である。とにかく、ヘドが出る!こんな世界は認めない!否、存在してはならないと強く思う。多分、昨今の事件事故を見ながら、いかなる切り口で作品に仕上げたのだろう?まさか、類似体験に基づくものだったりして? 新堂作品との出会いは、白ものだったの...

黒新堂が、その真骨頂を如何なく発揮した作品である。とにかく、ヘドが出る!こんな世界は認めない!否、存在してはならないと強く思う。多分、昨今の事件事故を見ながら、いかなる切り口で作品に仕上げたのだろう?まさか、類似体験に基づくものだったりして? 新堂作品との出会いは、白ものだったのだがーー?黒ものに比べると、印象が薄い、では、と手に取った黒ものだったのだが。なぜか、今は、黒ものばかり読み漁っている。白ものは、黒ものの引き立て役か?次は、闇の貴族かな?

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2011/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み続けるのがツライ程の変態描写。最低な父親、姉、弟達に驚かされる、ノワール小説です。女性で無理な方多いかもしれません。途中の八木の家に匿ってもらうシーンはアホ過ぎて笑えます。

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2009/10/04

 自己の愉しみをそのままビジネスとする復讐代行屋「幸福企画」の経営者、鷹場英一はカネのためならどんな事でも行う。社員は英一を含め八木、中丸、沙耶の4名。幸福企画へやってくる客はみんな「金を払っても復讐したい人間がいる奴ら」ばかりがやってくる。 人の不幸とカネが何より大好きな英一に...

 自己の愉しみをそのままビジネスとする復讐代行屋「幸福企画」の経営者、鷹場英一はカネのためならどんな事でも行う。社員は英一を含め八木、中丸、沙耶の4名。幸福企画へやってくる客はみんな「金を払っても復讐したい人間がいる奴ら」ばかりがやってくる。 人の不幸とカネが何より大好きな英一にとって趣味と実益を兼ねたビジネスであったが、赤富銀行の田代から依頼されたハニーピーチのデート嬢の藤木安菜への復讐代行を請け負ったことにより事態がかなり転換する。田代を裏で操っていたのは英一の実の父の源治であった。 英一は源治を幼少の頃から忌み嫌っていた。幼い英一に数限りない暴力を振るい、しかも英一が愛する実の姉の澪にまで手を出す始末であった。 英一は現在は行方不明となった姉の澪を一人の女性として愛し続けていた。その澪の消息を源治は知っていると聞き英一は源治から持ちかけられた怪しい儲け話に乗ることになった。しかし、実はこの儲け話を始めに持ちかけたのは澪であったのだ。澪は現在暴力団組長の宝田の情婦となっていた。澪は偶然知った医大教授の坂峰が大京大学医学部へ裏口入学の斡旋をしていたということを握り、それを逆手に儲けようと企んだ。そして自分が自由の身を手に入れるためにでもあった。  物語は坂峰から脅し取るためのカネを中心に回り始める。 源治、澪、英一の三者は表面上は坂峰のカネを奪い取るとために協力しているように見えるが、彼ら三人は家族とは思えないほど、互いを信用していない。唯一英一だけが澪を信頼していた。いや、信頼しようとしていた。そして場面場面でことごとく裏切られるのだ。  澪の自己愛は徹底している。また、元を正せば全ての現況は澪であり、英一も源治も澪の手の中で結果的に踊らされていた感もある。  宝田の子分で澪に密かに思いを寄せているある本郷に至っては、本来組長の女に横恋慕することはこの世界ではあってはならないことと知り、澪に騙され組長を裏切ってしまう。自分がこの世の中で最も美しいと信じて疑わない澪は全てを思いのままにしなければ気がすまない。  源治に至っては幼い澪と英一に鬼畜ともいえる行為をし続けてきた。そして9年ぶりにあった実の子供に向かっても親と思えぬ行動を繰り返す。この親にしてこの子達ありである。  ストーリーよりもこの変態的とも言える描写や目を覆いたくなるような過激な行為が脳裏に焼きつく小説である。逆に言えばこれらの「気持ち悪さ・気色悪さ」が強調されすぎたことは小説としては失敗なのではないかと感じてしまう。しかし、これはおそらくストーリーを読ませるような小説ではないのだろう。登場人物の狂気の行動を共有するための文字列(呪文)なのだと感じた。しかし、この呪文の効力は恐ろしいほど効果があり、それが新堂冬樹の小説を読ませる原動力になっているのではないかと思う。  クライマックスは外面上だけではなく人間の内面性のグロテスクがあふれ出て、すごくエキサイトできた。ぜひ続編も読んでみたいと思った。

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2009/11/03

復讐代行業者が主人公の暗黒ノワール。異常者、変質者しか出てきません。出てくる人間が悪党ばかりなのでどんなヒドイ目に遭ってても心が痛みません。

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2009/10/04

鷹場英一,元キャバクラ店員。代行 復讐屋社長。父源治から虐待。姉澪はヤクザの情婦。英一は姉と付き合う男を殺そうとする程の愛。 澪が恐れているのは英一。源治は それを知っていた。澪は英一を騙す為に源治に犯されたと言う。 3人とも以上なサド。大学病院の 助教授を脅し裏口入学でかせいだ...

鷹場英一,元キャバクラ店員。代行 復讐屋社長。父源治から虐待。姉澪はヤクザの情婦。英一は姉と付き合う男を殺そうとする程の愛。 澪が恐れているのは英一。源治は それを知っていた。澪は英一を騙す為に源治に犯されたと言う。 3人とも以上なサド。大学病院の 助教授を脅し裏口入学でかせいだ 2億円を奪う計画を源治が誘う 澪との情交のビデオを盗撮。 3人共自分以外を殺そうとする 源治が英一を偽の復讐で嵌める。NO.1の女の顔をズタズタにしヤクザ(澪の情夫)にばらすと 脅される。パリで新しい戸籍で暮らそうという英一をヤクザの殺す計画の澪。源治は英一に暴発する拳銃を盗ませる。受け渡しの現場 助教授は金を持ってきていない 嵌めたヤクザが踏み込む。中丸と 本郷が踏み込み銃撃戦。澪と英一は脱出。復讐屋で稼いだ1.4億円を 取りに帰るが戸籍屋に嵌められヤクザにリンチされる英一。澪をかくまう部下も裏切られる。英一に 電話し金を持ってこさせる。終わると頭を刈られ。源一と部下達は 金ではなく澪を醜くしたい。 リンチ中に電話を受けた英一は ヤクザを嵌める為に澪に会いに行く提案。戸籍屋と英一で向かう。 二人になったとたん戸籍屋が願える。石で戸籍屋を殴り殺す英一。 変わり果てた澪を守る為、部下を 撃つ。源一の銃は澪に。ヤクザが 車で乱入。ガソリンタンクを狙い ヤクザを殺す。逃走者の奪い合いで源一を銃で殴り殺す。澪を車に乗せようとするが情夫のヤクザが追っかける。英一は澪を車から追い出し逃走成功。

Posted byブクログ

2009/10/04

あいかわずグロいですね。ここまでくるとだんだん麻痺してきて、笑いすら起きてくる。Sな方にはたまらない作品なのでしょうね。たぶん。

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