作曲家・武満徹との日々を語る の商品レビュー
2007/6/17ネットにてユーズド品購入。定価2730円→1850円。 『武満徹全集・全5巻』(2004/7完結)の派生インタビュー本としては他に2冊あるが、2010/2現在持っているのはこれだけ。他は地元図書館にリクエストして購入してもらい読んだ。恥ずかしいことだ。 運命の...
2007/6/17ネットにてユーズド品購入。定価2730円→1850円。 『武満徹全集・全5巻』(2004/7完結)の派生インタビュー本としては他に2冊あるが、2010/2現在持っているのはこれだけ。他は地元図書館にリクエストして購入してもらい読んだ。恥ずかしいことだ。 運命の出会いであった浅香夫人へのインタビューにより、武満の青春時代から死去までが語られる。 若い頃は奔放な行動をしていた武満が、結婚後は大人しくなってしまったという述懐が印象に残る。 また、音楽を志した氏が15歳のとき母にそれを告げ、音楽は金にならない、生活できないと聞いた母が 「じゃあ面倒見ないから勝手に自分だけでやりなさい」 と言われたことも。その母は生命保険の仕事で生活を支えていた。父は氏が8歳のときに病死していた。母は1983年に栄光に包まれた息子を見ながら78歳でみまかった。 氏が母を語っている言葉は少なかった。
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夫人の目から見た武満徹。なんか似たもの夫婦という感じ。あれだけ高名でも必ずしも経済的には恵まれなくて、映画・テレビの仕事は音楽上の実験としても重要だけれど経済的にも助かっていたとのこと。
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