1,800円以上の注文で送料無料

結婚詐欺師クヒオ大佐 の商品レビュー

2.6

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

どこまで真実やら

実際のクヒオのやらかしてた時期と年代が、合わない。 家族関係とか、意図的にボカしてるのだろうけど、それじゃどこまでホントやら… (なお、映画は実際の事件をヒントにした醜怪なコメディ。実話では全くない)

じぇらんぱ

2019/01/16

取材旅行のかえりに新大阪駅のプラットホームで出くわしたのは、稀代の結婚詐欺師クヒオ大佐とその獲物だった____。この因縁めいた偶然にみちびかれて、著者はクヒオ大佐こと竹内武男と内縁の妻(?)中村幸江、そしてあらたな被害者たちとの奇妙な多角関係に引き寄せられていく。母はエリザベス女...

取材旅行のかえりに新大阪駅のプラットホームで出くわしたのは、稀代の結婚詐欺師クヒオ大佐とその獲物だった____。この因縁めいた偶然にみちびかれて、著者はクヒオ大佐こと竹内武男と内縁の妻(?)中村幸江、そしてあらたな被害者たちとの奇妙な多角関係に引き寄せられていく。母はエリザベス女王の双子の妹。父はハワイのカメハメハ大王の末裔。米軍特殊部隊ジェット・パイロットのジョナ・エリザベス・クヒオ大佐、36歳。「ワタシト婚約スルト結納金が米軍カラ5千万円出マス。結婚スルト英国王室カラ5億円ノ結納金ガ支給サレマス」ナンセンスな口上で女を口説き、20年以上の長きにわたり、結婚詐欺師として暗躍し、複数のターゲットから1億を超える金をだましとって尚まるで懲りない男。虚飾にまみれた人生をあゆみ、罪をかさねつづけて改心もせず、還暦近くまできてしまった幼稚な男。みずからも被害者である中村幸江は、そんな夫をなんとか立ち直らせようと「自分探しの旅」へ連れ出す。行き先は竹内の故郷、北海道。なにがなんだかわからないがとにかくそういうことらしい。頼み込まれて著者もこの珍道中に同行する。しかし、クヒオはあいかわらず。「結婚詐欺師クヒオ大佐」は旅の顛末と、クヒオ大佐に翻弄された女たちの行く末をえがくノンフィクション。なのだけれど、元女性週刊誌記者だという著者の女を値踏みする不躾な視線、特定の被害者に対する思い入れ、女性蔑視に基づいた偏見や妄想がだだ漏れで、クヒオ同様、信頼できない語り手におもえてならなかった。はからずもめぐりあった詐欺の被害者、雨宮久美子への執心が手にとるようにわかってげんなりする。彼女への過剰な同情と、すでに虎の子の1千万をうばわれ、それから一切の贅沢をせず、病院で付添人として地道にはたらき、夫をささえる中村幸江に、平然と650万もの金を出させて、詐欺の尻拭いをさせる非情は、かれのなかでどう折り合いがついているのだろう。著者の行動は甚だしく公正さに欠ける。佐野真一の「東電OL殺人事件」をよんだときも、文章からにじみ出る著者の発情を心底きもちわるいとかんじたのだけれど、この著者に関してもおなじことをおもった。

Posted byブクログ

2009/10/13

最近映画化されるとききました。 スペシャルにバカな男と女の話。 あー…こんなダメ人間いるんだぁ…、と 底辺の人間を見て安心できる人にはオススメ。 面白いけど、ガッカリな気分になります。 エンターテイメントです。

Posted byブクログ

2009/10/07

幻想世界に生きるクヒオの奇妙さは印象的。しかし、語り手である著者が嫌いなタイプで、終始イライラ。週刊誌記者の負のレッテルを体現する文章と空気は、ある意味リアルかもしれないけれど。 物語はフィクションながら、これに繋がる奇想天外人物は日本に実在した、というだけでも興味深いものがあり...

幻想世界に生きるクヒオの奇妙さは印象的。しかし、語り手である著者が嫌いなタイプで、終始イライラ。週刊誌記者の負のレッテルを体現する文章と空気は、ある意味リアルかもしれないけれど。 物語はフィクションながら、これに繋がる奇想天外人物は日本に実在した、というだけでも興味深いものがあります。

Posted byブクログ

2009/10/04

父はカメハメハ大王の子孫、母はエリザベス女王の双子の妹。自らは米軍パイロットで、ジェット機を操り世界各地を転戦している。...とウソ八百を並べて、女たちから1億円をだまし取った希代の結婚詐欺師・クヒオ大佐に迫るノンフィクション。 といえば、シリアスと思いきや、コミカル、いやギャグ...

父はカメハメハ大王の子孫、母はエリザベス女王の双子の妹。自らは米軍パイロットで、ジェット機を操り世界各地を転戦している。...とウソ八百を並べて、女たちから1億円をだまし取った希代の結婚詐欺師・クヒオ大佐に迫るノンフィクション。 といえば、シリアスと思いきや、コミカル、いやギャグに近い。 大佐との奇縁から、著者が更生に向けて手をさしのべるプロセスをそのまま書いているが、手を尽くしている間にも新しい女に手を出すという追いかけっこ。 最後に、著者のしかけたどんでんがえしがありますが、読んでのお楽しみ。 大佐がかつて小道具の米軍グッズを仕入れていたアーミー店の関係者のブログ「じぇいかんのアマチュア無線日記」http://jeykanz.way-nifty.com/jeykanz/2006/04/post_7683.htmlは生々しい。

Posted byブクログ