総合商社 の商品レビュー

岩谷昌樹(著者),谷川達夫(著者)

2009/10/04

2006年10月11日ぐらいに読了。
自分の中で「一体、総合商社とは何なのだろう？」という素朴な疑問から読んでみた。総合商社は時代によってあり方がどんどん変わっていくと思うので、平成18年刊行のこの本をチョイス。内容は総合商社後発タイプの住友商事が自動車貿易のビジネスを如何に展開していったのかを具体的な事例研究として取り上げている。なので、総合商社の中でもトレーディングの部門に興味がある人は読むと参考になるかもしれない。だが、後半は内容が難しくてよく理解できなかった。取りあえず分かったことは、総合商社は常に時代の先端を捉えないといけない。保守的なビジネスばかりをしていては経営に陰りが出て、専門商社に形態を変えたり、統合等によって事業規模の見直しが迫られてくる。兼松や双日などがそうだったように。