後巷説百物語 の商品レビュー

京極夏彦(著者)

2009/10/04

無類の珍談奇談好きである東京警視庁一等巡査の矢作剣之進は、仲間と共に薬研堀の九十九庵を訪れる。維新から十年、町並みも世情も変わりゆく中、いまだ江戸が残るその庵の主は一白翁と名乗る老爺。かつて怪異譚を集めて諸国を巡ったという、博学にして無欲なる世棄て人である。若者に乞われて隠居が語る、怪しく、悲しい昔話。胸の裡によみがえるは、鈴の音と、忘れえぬあの声……
御行奉為――

第１３０回直木賞受賞作品

2009/10/04

この作品で直木賞取ったわけですけど、
巷説とかの方が「面白い！」ってストレートな気がするなあ。
スタイルは若干似ているけどね。

百介かわいいよ・・・！！！！！

2009/10/04

泣いた。切なさとは遠さの距離とは本当によく言ったもので。届かなくとも追いかける感じが、どこがでいつまでもつながっている感じが。とてもいい。続で終わってしまうのはいやな感じがしていたので、こんな締めで本当に心臓を持っていかれました。

2009/10/07

この夏かけて読み終わりました。活字慣れしていないわたしは読むのに時間はかかったけど、とっても面白かった！よくできている作品である！（偉そう？！）

2009/10/04

美しい！！！
この本に出合うために毎日本を読んでたんだと思ってしまった。
久しぶりの京極作品。
京極堂シリーズはメチャクチャ加減が好きだけど、又市のシリーズは静かで潔くて、背筋がピン！と伸びる感じが好き。
それに御行たちのやってることって筋が通ってるし、裏の世界を生きてる割に人情味があると言うか、真っ当なんだよね。
又市に任せればうまく行くって信じてる自分がいる。
久々に100％満足した本だった。

2009/10/04

直木賞作品。
シリーズ中、これだけが直木賞だったのもあって、初めて読んだ時は単品。
でもやっぱり通して読んだほうが深みが増す。
前の2作を読んだ後では、百介の空疎や寂寞、恋慕にも似た想いが染みてくる。

2009/10/04

文庫で出ていなくともハードカバーで買って読みました。この頃になると京極パワーに引き込まれていました。

2009/10/04

どうしても妖怪シリーズの人気が高いようですけど、こっちのシリーズもすごく良いのです。
なんていったって又市さんがかっこいい。
「やつがれはぁ」とか言われるとねぇ。

2009/10/04

ついにサマーが直木賞受賞!記念の１作です♪おどろおどろしいカンジと寂寥感とが上手く合わさった作品です