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キーリ(8) の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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17歳になったキーリ…

17歳になったキーリの旅。 新たな運命に向け、列車は走り出す――。14歳の旅のはじまりから今日まで、どれくらいの時間を列車の上で過ごしてきただろう。決して楽しいことばかりの旅ではなかったけど、帰りたいと思ったことは一度もなかった。ラジオの兵長を修理する旅の途中で、キーリとハーヴェ...

17歳になったキーリの旅。 新たな運命に向け、列車は走り出す――。14歳の旅のはじまりから今日まで、どれくらいの時間を列車の上で過ごしてきただろう。決して楽しいことばかりの旅ではなかったけど、帰りたいと思ったことは一度もなかった。ラジオの兵長を修理する旅の途中で、キーリとハーヴェイは首都治安部隊に捕まる。彼らは、首都に住むというキーリの実の父親に会わすと言う。困惑するキーリだったが、結局、監視つきで首都へ向かうことに……。首都へ向かう途中、ヨアヒムも現れ、無理やりキーリたちに同行する。しかし、この首都行き

文庫OFF

2019/03/24

キーリ、ハーヴェイ、兵長の三人は、キーリの父親だという、教会の最高機関・長老会の第十一老シグリ・ロウの呼び出しにおうじて、首都へと向かいます。これに、長老会のメンバーたちに対する復讐を企てるヨアヒムも加わります。ところが、彼らの乗る列車に、ラボが作り出した化け物が襲いかかってきま...

キーリ、ハーヴェイ、兵長の三人は、キーリの父親だという、教会の最高機関・長老会の第十一老シグリ・ロウの呼び出しにおうじて、首都へと向かいます。これに、長老会のメンバーたちに対する復讐を企てるヨアヒムも加わります。ところが、彼らの乗る列車に、ラボが作り出した化け物が襲いかかってきます。戦いに巻き込まれたハーヴェイは、キーリとヨアヒムを先に行かせることを決意します。 ようやく首都にたどり着いたキーリを迎えたシグリ・ロウは、不死人の殺害を命じラボで醜い怪物を作り出した悪の化身などではなく、妻と娘を捨てて今の地位を得たことの罪悪感に苛まれる、一人の弱い男にすぎませんでした。キーリは父の謝罪をはねつけますが、彼を心の底から憎むこともできません。ただ、ハーヴェイの運命に対する悲しみだけが、彼女の心を締めつけます。 やがてハーヴェイも首都にやってきて、シグリ・ロウに保護されていたベアトリクスとも再会を果たします。ところが、首都にラボから逃げ出した化け物が現われ、町は混乱に陥ります。シグリ・ロウのもとに現れたヨアヒムも、代替の〈核〉の寿命が尽き、ハーヴェイに看取られながら最期の時を迎えます。 「あとがき」によると、ヨアヒムは著者のお気に入りのキャラクターとのことで、ハーヴェイのダーク・サイドっぽい彼の振舞いが光っています。

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2011/07/17

この巻がいちばんすきかも。これの下巻はラストというより、エピローグ的な要素が多い気がするし、この巻が山場というか、そんな気がする。 ヨアヒム…好みだ…ひょうひょうとしてて、ふざけて見せるんだけど葛藤があって。不死人って言ったって、人と関わって生きていくんだから、しかもそれが周り...

この巻がいちばんすきかも。これの下巻はラストというより、エピローグ的な要素が多い気がするし、この巻が山場というか、そんな気がする。 ヨアヒム…好みだ…ひょうひょうとしてて、ふざけて見せるんだけど葛藤があって。不死人って言ったって、人と関わって生きていくんだから、しかもそれが周りよりずっと長くて、嫌でもいろんなこと考えなくちゃならないんだから、ヨアヒムはハーヴェイたちは人間よりよっぽど人間っぽいんだと思うな。今度こそヨアヒムが安らかに眠れますように。読んだらそう願わずにはいられない。

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2012/08/21

――どうか、お願いす、この惑星に奇跡の力を持った誰かがいるのなら。来年も、その次の年も、その先もずっと、みんなが一緒にいられますように―― キーリとハーヴェイは、ラジオの兵長を直すための旅の途中、首都治安部隊に捕まった。彼らはキーリを実の父親に会わすと言う。迷った末に、キーリは〈...

――どうか、お願いす、この惑星に奇跡の力を持った誰かがいるのなら。来年も、その次の年も、その先もずっと、みんなが一緒にいられますように―― キーリとハーヴェイは、ラジオの兵長を直すための旅の途中、首都治安部隊に捕まった。彼らはキーリを実の父親に会わすと言う。迷った末に、キーリは〈監視付きで〉ハーヴェイ、兵長と一緒に首都に向かう。移動の列車でヨアヒムも現れ、無理やりキーリたちと同行する。しあkし、この首都行きが、キーリ、ハーヴェイ、兵長、そしてベアトリクスやヨアヒムの運命までも決めることになる。

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2009/10/07

あ〜ついに最終章に入ってしまいました。なんか最近ヨアヒム好きなんですけど。壊れてるけど、なんか切ないし。久々ベアトリクスも出てきたし。兵長はこのまま壊れてしまうのでしょうね。悲しい。あとはラストどう持っていくのか!?これに尽きます。というか、これですべてが決まる!!ヘンな終わり方...

あ〜ついに最終章に入ってしまいました。なんか最近ヨアヒム好きなんですけど。壊れてるけど、なんか切ないし。久々ベアトリクスも出てきたし。兵長はこのまま壊れてしまうのでしょうね。悲しい。あとはラストどう持っていくのか!?これに尽きます。というか、これですべてが決まる!!ヘンな終わり方しないでと願うばかりです。

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2009/10/04

これも2日でバーッと読み終えたお話です。うそおおおっ!とかいやぁあああとか途中で叫びたくなって、でも少しでもほのぼのとした雰囲気になると酷く安心しました。

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2013/06/17

これも友達から借りて読んだ。 あ〜、個人的にヨアヒム好きだったのに。 最初は大嫌いだったんだけど、最後になって寂しい人だったんだなって思ったらすごくひきつけられた。 なんだかわたしは寂しい人間に惹かれるみたい(失礼)

Posted byブクログ

2009/10/04

キーリ最終章をようやく入手。 大好きな物語が終ってしまうのは寂しくて哀しいけど、彼らの顛末をじっくり味わいながら大切に読みたいと思います

Posted byブクログ

2009/10/04

最後まで泣くんじゃない。そんな感じです。でももう何度うるっときたか判りません。主に兵長が(中略)時とか、ハーヴェイとキーリが(自主規制)な時とか。そして本当にこの二人はもう。いいよ、いいよ。若いっていいなあ。いや片方は全然若くないですけどね。

Posted byブクログ

2009/10/04

ヨアヒムがわりと好きでした。だんだんぼろぼろと悲しい方向に話が進んでいっているようでちょっと悲しいです。不死人で生き残れそうなのはベアトリクスだけなんじゃ……。次巻が最終巻? どうにかハーヴェイと兵長には生き残ってほしいものです。

Posted byブクログ