父の詫び状 新装版 の商品レビュー
ステキな短編集です。…
ステキな短編集です。向田さんの幼い頃の話や、古きよき時代のエピソードなどがちりばめられています。切なかったり、懐かしかったり、いろいろな感情を呼び起こしてくれる一冊です。おすすめですよ。
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向田邦子ほどエッセイ…
向田邦子ほどエッセイのうまい人を見たことが無いかも。私的なことなのに自己満足にみえないし、本当に小さなちくりとする感情の機微もしっかり映してくれます。家族の話っておもしろい。
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戦前なので、ずいぶん昔の話なのだが、ユーモラスな文体は全く色褪せていない。さくらももこのエッセイのような、時代を超えて愛される作品でした。
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家族や級友との思い出に、ほっこりしたり、懐かしさを感じたり、共感したり。 向田さんがこの本で書いているのは戦前戦後の昭和の時代で、私は同時代を生きてはいないのに、なぜか自分の記憶と重ねられてしまうのは、不思議な気持ちだった。 共通点があった。父の仕事で何度も転校を経験している...
家族や級友との思い出に、ほっこりしたり、懐かしさを感じたり、共感したり。 向田さんがこの本で書いているのは戦前戦後の昭和の時代で、私は同時代を生きてはいないのに、なぜか自分の記憶と重ねられてしまうのは、不思議な気持ちだった。 共通点があった。父の仕事で何度も転校を経験していることだ。 転校の度、新たな地で人間関係の構築を繰り返していかなければならない心労は、大人だけでなく付いていく私の胸のうちにもあった。 「今日からクラスの仲間になる転校生です」と担任の先生のいかにも期待を煽るような文句の後に、ガラガラと引き戸を開けて満を辞して登場させられるのは、本当に体中から汗が吹き出るほど緊張した。 しかし、初めの数日は寂しい思いをするものの、いつかポツポツと話しかけてくれる子が現れ、どうにか馴染んでいき、また転校して去っていくときには涙が出るくらい悲しめるほどに、友だちができていた。 だから、「どこにいっても良い人も悪い人もいるし、結局は自分の心の持ちようがすべてである」と、ここまでの言語化はされていないものの、こんなことが価値観になっていった。 向田さんのそれぞれの短編には、向田さんの家族の話が、楽しいものも、辛いものも、たくさん出てくる。 自分が何か文章を書くときに、こんなにも鮮明に記憶を引っ張り出してこられるかな?と感動した。 この本の中で「整理整頓する能力が欠如している」「格別の才もない」と向田さんは自分を評価していたけれど、自分の記憶を各短編ごとに引き出してきて、視覚的に表すことについて、とてつもない才能だと素直に感じた。
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まさに、生活視点の昭和史、と言えるエッセイ集。向田邦子さんの生きた時代ってまるまる"昭和"。些細な日常の様子も鮮やかに描き出されていて情景が浮かび、生活の匂いまで共有出来ている気がしてくるくらいに伝わってくる。 昭和の終わりに生まれた私だけど、家庭や両親の...
まさに、生活視点の昭和史、と言えるエッセイ集。向田邦子さんの生きた時代ってまるまる"昭和"。些細な日常の様子も鮮やかに描き出されていて情景が浮かび、生活の匂いまで共有出来ている気がしてくるくらいに伝わってくる。 昭和の終わりに生まれた私だけど、家庭や両親の在り方や世情など、共通点や分かる!という部分もかなりあった。でもなんだか自分が生きてきた世界とはムードが違う…それがそのまま、昭和と平成の世相の違いなのではないかという気がしてならない。だとしたら、これから何を大切にして生きていくのか、子どもたちに何を残したいのか…と、過去から未来への繋がりにも想いを馳せる読書時間になった。
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とにかくべらぼうにエッセイがうまい、うますぎる。著者48歳、乳癌という病を得ての執筆ということを知って、べらぼうにうまいエッセイというのはある程度人生の時間を経ないと書けないのかもしれない、と須賀敦子を思い出しつつ考えた。
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連載してた時のお話をまとめているので、読みやすかった 時代が違うので生活で使う物などは今と違うが、エピソードは理解できるし面白かった 父親に「俺はカンの鋭い子供は大嫌いだ」と言われたとあり、ハガレンのセリフじゃんと思った
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激動の時代を淡々と描く著者のエッセイ。 家族にまつわる話が多い。 女性、男性のそれぞれの固有の個性について言及した場面が印象的に残った。 今も語り継がれる一冊でした。
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向田邦子さんのエッセイでは、2冊目の読書でしたが、圧倒的にこちらが面白かった! 母に威張り散らす父。それでも、今となっては考えると、父は母の間抜けなところを愛していた。自分も父を、嫌いなところがあるけれど、愛している。 私も、自分の家族について重なるところがあって、涙がじんわ...
向田邦子さんのエッセイでは、2冊目の読書でしたが、圧倒的にこちらが面白かった! 母に威張り散らす父。それでも、今となっては考えると、父は母の間抜けなところを愛していた。自分も父を、嫌いなところがあるけれど、愛している。 私も、自分の家族について重なるところがあって、涙がじんわり。何度も温かい気持ちになりました。 向田邦子さん、ありがとうございます!と言いたいです。
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