ナスカ・砂の王国 の商品レビュー
ナスカの地上絵の謎を解き明かすべく奮闘した女性、マリア・ライへ。 世界情勢の移り変わりに振り回されながらも、地上絵への情熱で研究を続けていた。 情緒豊かな描写と緻密な取材により、現地の様子が伝わってくる。
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ナスカの地上絵と、生涯をその研究に費やしたマリア・ライヘへの情熱を形にしたドキュメント。「七不思議」的な切り口でとらえられがちな場所だが、人間味を感じさせる内容になっているのがポイント。
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フランスに一冊だけ本を持っていこうと思って、選んだのがこれ! なぜ…ナスカ… だって好きなんだもん… 読み終わってから、あの楠田枝里子さんの本だったと気づいてたまげた。 ただものじゃない… ナスカの研究に生涯を捧げたドイツ人学者マリア・ライへ先生を追う楠田さんの情熱が詰...
フランスに一冊だけ本を持っていこうと思って、選んだのがこれ! なぜ…ナスカ… だって好きなんだもん… 読み終わってから、あの楠田枝里子さんの本だったと気づいてたまげた。 ただものじゃない… ナスカの研究に生涯を捧げたドイツ人学者マリア・ライへ先生を追う楠田さんの情熱が詰まった本です。 考古学オタクには外せない一冊ですが、 考古学オタクならずともぜひ読んでいただきたい。 ナスカに吹く風と悠久の時を感じられますよ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
著者の苦労話がダラダラと続くところはつまらないのだけれど、今や大変な観光資源になっているであろう、ナスカの地上絵が世に出るのに、マリア・ライヘという女性が重要な役割を果たしていることを知ることが出来たのはとても良かった。 全てをなげうって情熱を注ぎ続けた彼女を動かしたものは何だったのだろう? ナスカの地上絵を守り続けた一人の数学者、マリア・ライへの著者の取材記。マリア・ライへは、ナスカの地上絵発見当初からその価値を訴え続け、現在の地位を築くのに貢献した人物。自分の衣食にも事欠きながら、地上絵の研究・保護に一生を捧げた。著者は、マリアが如何に偉大な人物かを主張したいのだと思うが、主な内容は自分の取材の苦労談に尽きる。もっとマリアの人生の物語があったほうが良かったのでは、と思う。 最後の方で、著者はマリアが自分の人生が幸せだったと言うのを信じられないと言う。彼女が失ったものは、得た栄光よりもずっと多いというのがその理由。しかし、ボクは彼女は本当に幸せだったと思う。普通の人物は、自分の一生を捧げたもよいと思えるものに出会えるのはまれだし、仮に出会えたとしても、生活などを考えて、その道を選択できないことも多い。この障壁を乗り越えられる人間は、幸せな人間だろう。 もしまだ著者が彼女を偉大な人間だと考えているのならば、もう一冊書いて欲しい。今度は、マリアの物語を中心にすえて。
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ナスカの研究者マリア・ライヘを追ったノンフィクション。 初めは出版の予定もなく興味だけで追っていった楠田さん、すごい。第一次世界大戦前のドイツから単身ペルーに渡った、マリアさん。すごい情熱だな。
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楠田枝里子がこんな本を書いていた事にまず驚いた。 ナスカの地上絵の解明とその保護に生涯を捧げたマリア・ライヘの評伝です。 地上絵と天文学の関連説を唱え、詳細な地上絵の地図を作成したライヘはその点である程度の評価はされていますが、学問的な分野では現在ではあまり支持を受けてい...
楠田枝里子がこんな本を書いていた事にまず驚いた。 ナスカの地上絵の解明とその保護に生涯を捧げたマリア・ライヘの評伝です。 地上絵と天文学の関連説を唱え、詳細な地上絵の地図を作成したライヘはその点である程度の評価はされていますが、学問的な分野では現在ではあまり支持を受けていません。 彼女の功績は地上絵の保護に尽力したことにあります。彼女が地上絵を発見し、その重要性に気付き、保護に人生をかけなければ、間違いなく開発の波の中で地上絵は壊滅的な破壊を免れなかったと思います。 強い意志で偏見や逆境に立ち向かった女性の評伝として評価できる本です。
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ナスカの地上絵とは、ペルーの乾燥地帯に描かれた巨大な幾何学模様や動物などの絵で、世界遺産にも登録されています。描かれたのは紀元前2世紀から6世紀ごろといわれていますが、そんな古代にどうやって描いたの? なんのために? なんでこんなに大きいの? とまあ、実はいまも謎だらけなのです...
ナスカの地上絵とは、ペルーの乾燥地帯に描かれた巨大な幾何学模様や動物などの絵で、世界遺産にも登録されています。描かれたのは紀元前2世紀から6世紀ごろといわれていますが、そんな古代にどうやって描いたの? なんのために? なんでこんなに大きいの? とまあ、実はいまも謎だらけなのですが、1930年代、その謎に魅せられほぼ生涯をナスカに捧げたドイツ人女性がいたのです。それがマリア・ライヘその人。 そしてまた、そんなマリア・ライヘさんに惚れ込んでしまったのが著者の楠田枝里子さん。彼女の生涯を夢中になって追い続け、ペルーから東西ドイツ統一前のドレスデンを訪れます。タレントとして活躍する楠田さん、何作か書籍を出版していますが、このノンフィクションはまさに渾身の一作。関わる人々をここまで熱くさせるのも、またナスカの不思議な力なのかもしれません。
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駄作。 内容が内容だけに期待をしすぎた。 ひとつのテーマに対する集約力に乏しい。 センチメンタルに文章が流れすぎる。
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2007/08 「ナスカ地上絵の謎」(創元社)で、マリア・ライヘと親しくなれるのは、独立独歩の女性だと推測されている(p.206)のを、後から読み、納得できる面も。相当、頑固な人なのだろうけれど、頑固でなかったらペルーにひとりでいられないだろう。伝記なのか、楠田枝里子の旅行記なの...
2007/08 「ナスカ地上絵の謎」(創元社)で、マリア・ライヘと親しくなれるのは、独立独歩の女性だと推測されている(p.206)のを、後から読み、納得できる面も。相当、頑固な人なのだろうけれど、頑固でなかったらペルーにひとりでいられないだろう。伝記なのか、楠田枝里子の旅行記なのかと問われると少し詰まる。
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