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ねらわれた女 の商品レビュー

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2009/10/04

売れっ子のロマンス小説作家と敏腕男性向け服飾デザイナーの恋模様。 ヒロインの作家は十代の時に結婚したことがあって、DVを受けていた。そのため男性不信で自立した女を目指している。デザイナーのヒーローとの出会いはオートバイ事故。ヒーローの車と衝突しそうになったヒロインのことが気になっ...

売れっ子のロマンス小説作家と敏腕男性向け服飾デザイナーの恋模様。 ヒロインの作家は十代の時に結婚したことがあって、DVを受けていた。そのため男性不信で自立した女を目指している。デザイナーのヒーローとの出会いはオートバイ事故。ヒーローの車と衝突しそうになったヒロインのことが気になって、わざわざヒロインの家までヒーローは訪ねていく。それでお互いに惹かれあうものを感じてしまうところはお約束。価値観の違いや過去の心の痛手を乗り越えて二人は結ばれる、というならありがちだけれど、さらにヒロインを狙う魔の手の存在が物語に深みを加えている。 それにしてもロマンス小説を読む男性というのはちょっと微妙。どうやらヒロインの書く本にはサスペンス要素もあるようなので、その点は救いだけど、ヒロインのことを知りたいからといえ、あんまり男性にロマンス小説を読んで欲しくないかも。 またDVや家族との確執など、ヒロインの傷はけっこう深そうだけど、解決は安直かも。ヒーローの「君には結婚しても大丈夫という確信が必要で、僕には君が確信しているという確信が必要なんだ」と言う理屈は理解できなくはないけど、包容力には欠けて思える。

Posted byブクログ