十面埋伏(下) の商品レビュー
最後は王国炎も死亡せずに裁判になり、羅も死亡しないという結末である。汚職官の処罰についても書かれていない。だが、王国炎の逃亡については映画ができるであろう。
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スケールが大規模、登場人物も多すぎ、 けれどものすごいスピード感で読み手をぐいぐいと引き込む魅力のある作品でした。 映画化されたというのもなるほど納得。 ただ私にはちょっと派手すぎて、じっくり読む楽しさはなかったかも。 「中国では、何をするにも、最高責任者の同意が得られなけれ...
スケールが大規模、登場人物も多すぎ、 けれどものすごいスピード感で読み手をぐいぐいと引き込む魅力のある作品でした。 映画化されたというのもなるほど納得。 ただ私にはちょっと派手すぎて、じっくり読む楽しさはなかったかも。 「中国では、何をするにも、最高責任者の同意が得られなければ、一歩も前に進まない。それがこの国の実情だ。(中略)ある権力機構のトップがおかしくなるということは、その機構全体に大きな災いが降りかかるということなのだ。」 この文章を読んだ中国人は何を考えるのか。 この小説が中国国内でも人気だったとのことですが、私はそれが知りたいです。 張平氏を機に、中国小説をコツコツ読んでみたいなと思いました。 2020年42冊目。
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生きている時間でこれっぽっちの日数ながら人生が反転し続けた恐怖、超現実の展開に打ちのめされた・・あたかも黄河の濁流に流されて行ったかのような感慨。 日本では非現実的でも、「中国、ロシアなら、可能性がある」ストーリー・・闇が深く、怖い。
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これはおもしろかった。社会派なわけだが、ピカレスク的要素も大きい。張平の作品がもっと日本で読めればいいと思う。
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