日本の風景を読む の商品レビュー
水田や森の写真がたくさん入っていて、美しい。 富山さんの文章は以前教科書で読んだ。 勝手に土木関係の専門家かと思っていたのだが・・・もとは編集者だとこの本にあった。 日本の昔ながらの風景に惹かれて、それを保存する活動をしてきた人のようだ。 特に最終章が印象的だった。 筆者の故郷の...
水田や森の写真がたくさん入っていて、美しい。 富山さんの文章は以前教科書で読んだ。 勝手に土木関係の専門家かと思っていたのだが・・・もとは編集者だとこの本にあった。 日本の昔ながらの風景に惹かれて、それを保存する活動をしてきた人のようだ。 特に最終章が印象的だった。 筆者の故郷の赤城山。 終戦直後は、山躑躅で赤く見えた。 最近はそのことが話題にもならず、意識にも上らなくなったのはなぜか。 予想を裏切る「事実」に少し感動した。
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日本の農村部、特に棚田についていかにこの風景が素晴らしいものなのかを説く一冊。 よくある景観論ではなく、棚田などの役割や成立の歴史を書いて、その風景を読むことの楽しさや素晴らしさが素直な表現で書かれている。比較的容易に読めるので、都会社会に疲れた時などに読むといい癒しの一冊。
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