金春屋ゴメス の商品レビュー
はまりにはまっているのでここら辺でデビュー作を、と読んでみたけど。ファンタジーノベル大賞って、この人そこまでファンタジーなもの書いてたのか?表紙見る限り時代物だけど…と思ったけど、ファンタジーだ。よくこんな突飛なもん思い付いたな。長崎奉行お二人のシーンがお気に入り。そのあとのゴメ...
はまりにはまっているのでここら辺でデビュー作を、と読んでみたけど。ファンタジーノベル大賞って、この人そこまでファンタジーなもの書いてたのか?表紙見る限り時代物だけど…と思ったけど、ファンタジーだ。よくこんな突飛なもん思い付いたな。長崎奉行お二人のシーンがお気に入り。そのあとのゴメスの黒鬼丸との殴り込みシーンも最高。
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すっかりフアンになった西條奈加さんのデビュー作。デビュー作らしい荒削りさと意欲あふれる斬新な設定が楽しかった。 今の西條奈加さんなら、どんな作品に仕上げられるのだろうか。続編という形で見てみたい気がした。
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ところどころ辰次郎の記憶の戻り方が都合いいなーとは思ったり、江戸時代に現代日本の情勢をスイッチさせなきゃいけないのに戸惑ったけど面白かった。 ラストの方の未知の病気で世相が荒れる様はまさに数年前のコロナ禍。 もっとゴメスの活躍見たいので、続巻も読む!
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現代の日本、世界から敢えて、江戸の生活を貫く江戸の国と江戸の人々。電気や車や所謂文化的な物はないけど、人と人との繋がりが厚くほのぼのとさえ感じた。 そんな中でも医療は近代日本、世界の力を借りたい、借りてもいいではないかという考えから大きな犠牲に目を背けてしまった者たちに、ゴメスや...
現代の日本、世界から敢えて、江戸の生活を貫く江戸の国と江戸の人々。電気や車や所謂文化的な物はないけど、人と人との繋がりが厚くほのぼのとさえ感じた。 そんな中でも医療は近代日本、世界の力を借りたい、借りてもいいではないかという考えから大きな犠牲に目を背けてしまった者たちに、ゴメスや裏金春の男たちが追い詰め真相を暴き、裁きをする。 こんな簡単なタイムスリップもないけど、一度江戸を出国したら二度と入国できない。とか妙にリアリティがあって面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
近未来、日本の中に「江戸国」が存在。そして、江戸時代のような生活をしている? この設定だけで1冊の本ができました。なんか、ゴメスですら脇役のような気がする。 突飛な設定とテンポの速い展開に、どんどん巻き込まれてゆきます。 私たちが”昭和”に想いを馳せる時、究極のノスタルジーはやっぱり”江戸”時代だと思わせる。時代劇で繰り広げられる、人情や喜怒哀楽、そして時間の流れと失われてしまった自然。 何度も「江戸の理」という言葉が出てくる。この”時代”そして”環境”を享受するために、受け入れなければいけない”不便”さと”掟”。江戸の暮らしは、自然と人力だけだ、と。 憧れるけど、悩む。電気がない。携帯がない。医者がない。コンピュータが、クルマが、マンションもない。結局、二の足を踏むでしょう、私にはそんな生活は無理だ!と。 エンディングで、旅行マニアの奈美が「いつも感じていた、”ここで何をしてるんだろう”感がない」と語り、江戸に残る。自然と人の力があれば、何もいらないのかもしれない? どうだろうか、悩ましい。
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作りこまれた世界が何となく居心地が悪い 作者の理想としている江戸の世界が合わないのだと思う 作者の目線は現代から眺めている江戸の世界であるからではないか 時代小説の醍醐味は書き手が見えず その世界にいつの間にか誘われ 読み手もその時代に生きている感覚が心地よいのだと思う
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2冊目の西條奈加さん。 直木賞受賞作はしばらく無理なので、高校の先生が推薦してたこの本を。 前回の作品とはまた違ったイメージでした。面白かったです。続編読むと決めました。
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仕事の都合で読むのに時間がかかったが、気になって気になって頭から離れない感じがした。最後の追い込みは、ページをめくる手が止まらなくなる。
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2010/11/23 予約 11/27 借りる。 2011/1/15 結局最初数ページしか読まずに、返却。 作者の講演会があるというので、興味を持ち借りてみた。 本は面白そうだったが、時間がなく 読まなかった。 内容と著者は 内容 : 竹芝埠頭から舟に揺られて江戸国に着い...
2010/11/23 予約 11/27 借りる。 2011/1/15 結局最初数ページしか読まずに、返却。 作者の講演会があるというので、興味を持ち借りてみた。 本は面白そうだったが、時間がなく 読まなかった。 内容と著者は 内容 : 竹芝埠頭から舟に揺られて江戸国に着いた!? 大盗賊も疫病神も思わず黙る、容貌魁偉、冷酷無比、極悪非道、厚顔無恥な「金春屋ゴメス」 こと長崎奉行馬込播磨守に雇われた大学生、辰次郎の運命やいかに!? 著者 : 1964年北海道生まれ。東京英語専門学校卒業。 「金春屋ゴメス」で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。
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近未来の日本、全てに便利になり機械化自動化が進み 科学も産業も進んでしまった日本で、 全て人の手を介して行われたいた江戸時代を 懐かしむ一部の学者やお金持ちの人々が 関東地域に江戸を摸して作った江戸国。 独立国を自称してはいるが、実際には日本の属国扱いに。 江戸に入るには厳しい...
近未来の日本、全てに便利になり機械化自動化が進み 科学も産業も進んでしまった日本で、 全て人の手を介して行われたいた江戸時代を 懐かしむ一部の学者やお金持ちの人々が 関東地域に江戸を摸して作った江戸国。 独立国を自称してはいるが、実際には日本の属国扱いに。 江戸に入るには厳しい審査が行われ300倍の競争。 幼い頃、江戸で治療不可能な病で生死をさまよう主人公は 人道的措置で日本に。 一度江戸から日本に戻ると、江戸には戻れない。 江戸を恋しがる病床の父親に代わって、江戸のお守りをもって 入国した主人公『佐藤辰次郎』。 一緒に入国したのは経産省出のエリートでありながら どっぷりの江戸フリークである自称『松吉』と 世界中を旅して周り、行ったことのない江戸に入国した『奈美』 入国するには携帯電話はもちろんのこと 医薬品、工業製品を始め江戸当時になかったものは 持ち込み厳禁。 コンタクトレンズが必要な人は、入国前のレーシックを受けよと。 もちろん日本から病原菌を持ち込むことは、 伝染病のおそれもあるので、できる限りのワクチンも打つ。 そんなこんなで、三人はそれぞれ身元引き受け人の元へ。 辰次郎が300倍の難関をたった一度でビザが発給されたわけは 久々に起こってしまった罹患すると死に至る謎の伝染病を 解決するために秘密裏に入国が許されていたのであった。。。。 辰次郎はそこで長崎奉行の配下の元へ。 それは規格外の人物であった。 次々と事件が起こるが、初めはひ弱な現代人だったが 揉まれるうちに。。。。 痛快なストーリーは日本ファンタジーノベル大賞に輝く。
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