1,800円以上の注文で送料無料

裁判官が日本を滅ぼす の商品レビュー

3.6

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

いままでよく知らなか…

いままでよく知らなかった裁判官だけど,これを読むとまったく信頼がなくなってしまう.裁判官の視点からはどうなのかってのを知りたくなった.司法はもっと情報公開して,国民のチェックをうけるべきだと感じた.抽選で傍聴者を選抜してるっていうのがありえない.

文庫OFF

一番裁判官に読んで欲…

一番裁判官に読んで欲しい一冊でした。一般市民にとって警察とか裁判所とは誰にでも公平で正しいところでなくてはならないはずなのに・・・警察も裁判所もヘンなプライドだけ高く、市民感覚などまったく無い・・・日本の最高の場にいるはずの司法の人間が、このようなレベルではとても困りますよね。大...

一番裁判官に読んで欲しい一冊でした。一般市民にとって警察とか裁判所とは誰にでも公平で正しいところでなくてはならないはずなのに・・・警察も裁判所もヘンなプライドだけ高く、市民感覚などまったく無い・・・日本の最高の場にいるはずの司法の人間が、このようなレベルではとても困りますよね。大体、自分が下した判決に責任を持たないというのはどういうことなのでしょうか?もちろん、そんなことを言ったら裁判官になる人などいなくなるかもしれません・・・でも、そのくらい真剣に取り組ん

文庫OFF

裁判官は世間を知らな…

裁判官は世間を知らないと批判されることがあるが、本当にそうなんだなと思ってしまう。

文庫OFF

2023/07/16

筆者の怒りを痛いほど感じ、読んでいる間、こちらもずっと沸騰笑 裁判官は世間知らずで少しおかしい、と噂には聞いたことがあったものの、まさかここまでとは…。 第15章を読むと、それもさもありなん。 加害者としても被害者としても、裁判沙汰には決してなりたくない。

Posted byブクログ

2014/09/20

裁判官は正義の味方ではなく、ただの公務員ですと言うことが分かり易い例とともに解説している。ただし、罪もない人の人生を変えてしまうことに何の責任も感じない(もちろん裁判官だから罪を問われることはない)、エリート意識の固まりである最悪な公務員。普通の人がこの本を読めば、ふつふつと怒り...

裁判官は正義の味方ではなく、ただの公務員ですと言うことが分かり易い例とともに解説している。ただし、罪もない人の人生を変えてしまうことに何の責任も感じない(もちろん裁判官だから罪を問われることはない)、エリート意識の固まりである最悪な公務員。普通の人がこの本を読めば、ふつふつと怒りを感じるだろう。彼ら裁判官は、裁判員制度にも反対していたことから、一般の善良な市民には、必要な制度だったことが、今更ながら理解できた。

Posted byブクログ

2014/01/01

これを読むと、ああ裁判員制度って必要だなと思うんだけど、その反面、裁判員ですらこうなのに法に対してドシロートの一般市民に何が出来るよ?とも思う。 ただ、取材は緻密です。ノンフィクション作家の中では好きな作家さんです。

Posted byブクログ

2013/02/12

間違ったことは書いていないかもしれないけれどかなりセンセーショナルな言い方で全15章を構成。知ってる裁判官の判決もちらほら。ただ「狂った裁判官」よりは理性的な印象。 裁判が人と人の中にあるということを忘れたような裁判官の発言は、批判されて当然だと思う。多くの人が見て「さすがにこれ...

間違ったことは書いていないかもしれないけれどかなりセンセーショナルな言い方で全15章を構成。知ってる裁判官の判決もちらほら。ただ「狂った裁判官」よりは理性的な印象。 裁判が人と人の中にあるということを忘れたような裁判官の発言は、批判されて当然だと思う。多くの人が見て「さすがにこれはどうなのか」と思う判決もある。人によって何を変だと思うかはそれぞれだと思うけど、打たれ強い結論はやはり、いろんな視点で考えられた上の結論ということになるのだろう。 少年の実名報道に対して賠償を認めた判決への批判などは疑問。「殺人を犯した少年の精神的慰謝料を認めたコンピュータ裁判官」とか徹底的に批判しているけど、被疑者の少年がどんなに酷いと思われるようでも、被疑者の権利も考えなければいけない。訴訟になる前に「そんな訴訟はやめろ」と諭せればよかったと思うけど、裁判所に出てきてしまった以上、裁判官として取れる手段は…比較衡量位か。事件の重大性からどこまで必要性相当性を広げるかは考え方が分かれうるだろう。実名報道によってリアリティのあるニュースにするという価値への評価の違いもあると思う。どこを「正しい」と考えるのかは、少年法61条のような拠り所のない限り、はっきり言って物差しの設定の仕様がないけれども、いずれの結論を出すにせよ、反対の考えも考慮したことをわかってもらうようにする努力は必要だろう。 「日本は法治国家ではない、徳治国家だ」という言葉を別の文脈で批判として最近聞いた。当然の前提として裁判は法律にのっとって平等に行わなれるべき。 全ての人に納得してもらえる裁判というのはなかなか難しいとおもうけれども、いろんな立場から考えて、極力、血の通った裁判にしていかなくちゃならないと思う。

Posted byブクログ

2013/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 裁判員制度がはじまって、もうすぐ4年になるが、当時、なぜそんなことをするのかと疑問を持った人も少なくないだろう。法律の知識を持たない人間が人を裁く、その人の人生を決めるかもしれない決断を一般市民に委ねる、そんなことが可能であるのか、また許されることなのか。私だけかも知らないが、人を「裁く」には遠山の金さんや大岡越前のイメージが強い。そんな現在のお白州の長である裁判官は、絶対的な正義があり、かつ品行方正な存在だと思っていたが、どうやらそれは大きな誤解であった。  本書は、裁判官がいかに官僚的で、世間的な常識知らずかということを過去の裁判例を引き合いにして説明している。全ての裁判官がこうであるといい難いが、そんな裁判官がいるかと思うと、腸が煮えくり返ってくる。特に第3章の犯人が消えてなくなる仰天判決が印象的だった。山形マット死事件を扱った裁判だが、「事件性は無い」という判断を正義の使者がどうして下せるのだろう。  そうした判断の矛盾から見えてくるのが、裁判官の実状である。社会的にエリートな裁判官の世界も所詮、官僚社会である。勤務評定があり、手持ちの件数がいかに順調に処理されているかが最重視される。ともすると、件数を多く処理できれば、エリート中のエリートであり、当然出世もしていく。逆に評価が低い裁判官は、地方へ転々と移動させられる。エリートであればあるほど、権威的になっていく構造である。  そして、正しい裁判官を育成するはずの教育も、人格者の育成としての機能を持ち合わせていない。「要件事実教育」というのが司法教育にあるが、そこでは、事件の争点を「用件事実」と「事情」に振り分け、「事情」を原則的に無視し、どういう事実が判決を左右する構成要件に該当するか、それを抽出する整理の仕方を教え込む教育がされているそうである。裁判官は「要件事実」も基づいて判決文を書く。しかし、事件というものは時、場所、地域、生育歴、生活における様々な事情など、いろんな角度から見なくては全体像がつかめないはずである。だから、この要件事実教育は、裁判官が判決を出しやすくするための教育、すなわち機械的に整理作業の訓練教育なのである。こうして過去の判例にとらわれた、ロボット化された裁判官が生まれるのである。  多くの人が裁判とはかけ離れた人生を送っているが、民事や刑事を問わず、いざ自分が何らかの事件に巻き込まれた時、こんな裁判官にあたってしまったら、憤りを覚えるであろう。裁判員制度や最高裁判所長官をチェックするシステムもあるが、裁判というものが身近になってきているが、正義であるべき者がいつも正しいという考え方は捨てなくてはいけないと感じた。

Posted byブクログ

2012/12/25

裁判官が日本を滅ぼす。まあ何と過激な書名でせうか。 今までにも、裁判官の好い加減さを弾劾した書物に目を通したことがありますので、ある程度問題意識は持つてゐました。裁判官の国民審査も、毎回自分なりに各裁判官の過去の判決などを調べ、×を記すのであります。 ちなみに今回(12月16日)...

裁判官が日本を滅ぼす。まあ何と過激な書名でせうか。 今までにも、裁判官の好い加減さを弾劾した書物に目を通したことがありますので、ある程度問題意識は持つてゐました。裁判官の国民審査も、毎回自分なりに各裁判官の過去の判決などを調べ、×を記すのであります。 ちなみに今回(12月16日)は、6名の裁判官に×をつけてしまつたことを告白するものです。 そんなわたくしですが、それでも本書の内容には慄然としますな。 文庫版のカヴァーには「各個の事情を顧みぬ判例主義、相場主義、無罪病、欠落した市民感覚、正義感の欠落、倣岸不遜」とあります。散々な書かれやうですが、残念ながら事実なのでせう。 少々ヒステリックで断定的な物言ひが気になりますが、司法の現状を世間に広く知らしめ弾劾するといふ役割を果たした点で、まことに画期的な一冊と申せませう。 解説の櫻井よしこさんも、裁判官には個人的恨みもあつてか絶賛してゐます... http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-71.html

Posted byブクログ

2012/02/23

精神衛生上は読まない方がいい本。はらわた煮え繰り返る。事実認定は国民にっていう裁判員制度は官僚裁判官に任せない点でいい方向なんだな。

Posted byブクログ