1,800円以上の注文で送料無料

あの日にドライブ の商品レビュー

3.5

81件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    32

  3. 3つ

    30

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2024/01/19

人生の価値や成功とは何か

本書は、人生は偶然から成り立っていて、結婚や離職などこれまでの自分の人生の岐路すべてで選択を誤ったと思い込んでいる主人公が、人生のやり直しを夢想しながらタクシードライバーとして鬱屈した第二の仕事人生を送る中で、周囲の人たちの生の現実や隠れていた真実を直視するうちに、徐々に人生の価...

本書は、人生は偶然から成り立っていて、結婚や離職などこれまでの自分の人生の岐路すべてで選択を誤ったと思い込んでいる主人公が、人生のやり直しを夢想しながらタクシードライバーとして鬱屈した第二の仕事人生を送る中で、周囲の人たちの生の現実や隠れていた真実を直視するうちに、徐々に人生の価値や成功とは何かに目を開かれていく物語である。最終盤で、主人公の希望あふれる明るい未来を占うかのように、主人公の過去の選択が報われ、溜飲が下がる運命的な出来事が主人公と読者を待っている。

fugyogyo

トホホな笑い

たった一言が原因で銀行を辞め、タクシードライバーになった主人公。激変した環境に、つい「たら・れば」妄想が膨らむ。しかし彼が直面する現実、行き着いた結論は……。しみじみトホホな笑いと救いが溢れる名作。

yama

2020/02/16

銀行のエリートサラリーマンが、出世コースはずれ、タクシーの運転手に。現実を受け止められない男が、過去を振り返りながら、なんとか、歩き出そうとしていく。 まあ、わからんでもないがね。

Posted byブクログ

2019/05/24

知人からのオススメ。人生の中の色々な選択が今の自分をここに連れてきた。 違う道を選択していたら今とは違う未来があったかもしれないけど、それは必ずしもいいものではないはず。 タクシー運転手としての仕事を掴み始めた辺りから、少しずつ前向きになっていく伸郎に安心する。

Posted byブクログ

2019/03/27

先日、平野啓一郎の『ある男』の下記内容の一節を目にして猛烈に心に刺さった。 (要約) 「20代は『自分は何者か』を自問自答する。そして40代は『自分の人生はどうだったのか』、『どういう人間として死ぬのか』を問うようになる」 本書もまさに同じテーマ。43歳の元エリート銀行員がタ...

先日、平野啓一郎の『ある男』の下記内容の一節を目にして猛烈に心に刺さった。 (要約) 「20代は『自分は何者か』を自問自答する。そして40代は『自分の人生はどうだったのか』、『どういう人間として死ぬのか』を問うようになる」 本書もまさに同じテーマ。43歳の元エリート銀行員がタクシードライバーになった現状を悔いて、「あのときこうしていれば」を繰り返し考え続ける。 自分も40代半ばになって同様のことを考えることが多くなったので、共感はできるが、前半は後ろ向き志向過ぎてイライラした。 ところが最後は「まっ、これもいい人生かな」という雰囲気で終わる。その安心感で☆4つ。

Posted byブクログ

2017/10/26

2冊続けて最後まで読みきれませんでした…。 図書館の貸出期間がぎりぎりということもありますが、 うーん、のめり込めない。 たらればばかりで、ただの夢見る夢男の話、って感じ。 あんまり好きじゃないです。

Posted byブクログ

2017/06/28

銀行をやめさせられた中年男の愚痴と妄想で鬱陶しい話しだった。後半で少し持ち上げても、前半のいやらしさと最後で読後感も良くならない。

Posted byブクログ

2016/11/23

後ろ振り返ってばかりだと生きづらいのに、少し前を向いた途端憑き物が落ちるように進んでいける。人が生きるってそういうものなのかもね。

Posted byブクログ

2015/08/18

あの時、別の道を選んでいたら、どうなっていたんだろう。今より幸せな人生になっていたかもしれない。余程のことがない限り、誰もが考えてしまうことだと思います。実際に、私自身が毎日考えています。この本を読んで、少しかもしれないですが、過去を振り切る勇気も必要かと思えました。

Posted byブクログ

2015/03/14

2015.3.14 読了 銀行をリストラされた 43歳の伸郎。 元銀行員。 前職では そこそこ仕事ができてたため、 最初は タクシー運転手の仕事に クサクサしてる。 タクシーで どの道を行こうかと迷うところと、 リストラされた自分の人生。 あの時 あちらの道を選んでいたら。...

2015.3.14 読了 銀行をリストラされた 43歳の伸郎。 元銀行員。 前職では そこそこ仕事ができてたため、 最初は タクシー運転手の仕事に クサクサしてる。 タクシーで どの道を行こうかと迷うところと、 リストラされた自分の人生。 あの時 あちらの道を選んでいたら。。。と 幾度となく考え、時に 妄想し。。。 どの道を選ぶか、が ビミョーに タクシーと絡んで、 だんだん タクシー運転手としても 道が開けてくる。。。 読んでて たまに笑いあり、 読後感は スッキリです!

Posted byブクログ