「西武王国」崩壊 の商品レビュー

共同通信社経済部(著者)

2021/03/28

2005年の本。証券不祥事の後に共同通信のプロジェクトチームが執筆しており、かなり精力的な取材の後が見て取れる。康次郎氏時代もサマリで振り返りつつ、義明氏がコクドを継いでからの銀行、闇社会との関係も丁寧に説明してある。
この本の出版時点では、みずほから乗り込んだばかりの後藤氏の苦戦ぶりが書かれているが、その後見事に建て直して再上場、ライオンズも守ってくれた後藤氏は見事。第一勧銀でも総会屋事件後の改革の旗手だったのは知らなかった。

2009/11/11

堤と田中角栄の関係が書かれていて興味深い。
堤康二郎のあとに滋賀県から出たのが山下元利。それで田中の影響力は大きくなり、また新潟県に西武系のホテルやリゾートもできた。