恋せども、愛せども の商品レビュー
潔くて、格好いい
血の繋がらない家族である4人の「女」、祖母・母・ふたりの娘たちが奏でる物語。仕事について、恋愛について、結婚について。その年齢でしか出来ない向かい合い方を、女たちはしている。潔くて、格好いい。
zxc
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【あらすじ】 名古屋に赴任中の28歳の高久雪緒は目下不倫中。妹、理々子は東京で脚本家を目指しバイト生活。二人は、血の繋がりはないものの、深い愛情で結ばれた家庭で育った。同時に郷里の金沢に帰省した姉妹は、なんと祖母と母そろっての結婚話を聞かされる。雪緒の新たな恋、理々子に訪れたチャンス、そして祖母と母の結婚の行方は――。それぞれの世代の愛と転機をしなやかに描く長編小説。 【感想】
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世代の異なる恋愛、面白かったです。 途中どうなることかと思う展開が要所要所であり、少しベタだったけどはらはらしながら一気に読み進められた。金沢の街の描写から、金沢に行ってみたくなった。
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やっぱり好きです唯川先生。 気持ちよく泣けました。 理々子と雪緒。姉妹じゃないのに姉妹。 篠と音羽。親子じゃないのに親子。 最近では母子家庭なんて普通だと思うし、友達にもいる。 私だってなるかもしれない。 でも、田舎ではまだまだ何かと云われがちだし、進路、お見合い、人生の岐路では必ず、一度は正面から向き合わなければならない問題。 でも、理々子と雪緒は「おいたち」と云う自分では変えられない現実をすんなりと受け入れ、しっかりと篠と音羽の必死に生きる姿を見て、自分の足で立ち、前を見つめている。 読んだ当時、同い年だった私には彼女たちがとても眩しい。 はっきり云って少し、羨ましい。
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血のつながりのない女性ばかりの4人家族 それぞれ、金沢と東京・名古屋に別れているが、 それぞれの生活の中で いろいろな恋愛の形が描かれます。 次はどうなっていくんだろう・・・ とわくわくしながら読みました。
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最後の展開はよめたけど、面白かった。 離れて暮らす主人公の姉妹のお母さんとおばあさんが結婚すると言い出した。いくつになっても恋とは必要なものなのか。結婚とはその歳によって持つ意味が変わる。
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祖母、母親、娘ふたり。 いっけんごく普通の家庭のようだけど、実は4人には血の繋がりはない。 それでも固い絆で結ばれている。 4人それぞれの恋愛と人生 悩みと生き方 前半は、とにかく「女臭」ふんぷんで、ちょっと読むのがつらかった。 でも後半はあっという間。 結末は。。。見えてた...
祖母、母親、娘ふたり。 いっけんごく普通の家庭のようだけど、実は4人には血の繋がりはない。 それでも固い絆で結ばれている。 4人それぞれの恋愛と人生 悩みと生き方 前半は、とにかく「女臭」ふんぷんで、ちょっと読むのがつらかった。 でも後半はあっという間。 結末は。。。見えてた気もするけどね いかにもテレビドラマ的な内容です
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血はつながらなくとも家族として生活する祖母・母・娘の恋と仕事と絆の話。 良いことと悪いことが絶え間なく降りかかり続ける日常でも、互いに連絡をとりあい、行き来する登場人物たちをみていると、家族の絆とは思いのほか強いものなのだなと思った。
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東京で脚本家を目指す理々子。名古屋で不動産の仕事につく雪緒。2人は血のつながりのない姉妹。そして金沢で料亭を営む母と祖母。3世代の恋愛、仕事などを描く。作者が金沢出身ということもあるのか、舞台背景が美しく書かれていて、金沢に行きたくなります。
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唯川恵さんの恋せども、愛せども 唯川さんといえば恋愛小説。 でも、本作は恋愛だけではなく家族愛がメインだったと思います。 血の繋がらない二人姉妹、母、祖母(母と祖母も血が繋がっていません。) この四人が血のつながりを超えた家族の絆がとても胸にぐっときました。 血が繋がっ...
唯川恵さんの恋せども、愛せども 唯川さんといえば恋愛小説。 でも、本作は恋愛だけではなく家族愛がメインだったと思います。 血の繋がらない二人姉妹、母、祖母(母と祖母も血が繋がっていません。) この四人が血のつながりを超えた家族の絆がとても胸にぐっときました。 血が繋がっていない4人がどうして家族として暮らしているかという話だけでなく、4人の恋愛、結婚、仕事の話など各世代が抱えるであろう悩みはとても面白かったです。 ちょうど主人公の二人が私と同世代だったので、共感できる部分もあり読んでいて楽しかったです。 もともと長篇が好きだったので、本作を読むのを楽しみにしていました。 もちろん長篇としての楽しさはたくさんあったんですが、とても読みやすく数時間でさらっと読めてしまいました。 まるで短編を読んだかのような感じです。 姉妹が交代で語り手になって物語が進むんですが、その流れもとてもスマートでした。 天気のいい読書日和の日に最適な一冊でした。 頑張っている女性の話は元気がもらえてとても良かったです。
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