石に泳ぐ魚 の商品レビュー
うまく解釈できない箇…
うまく解釈できない箇所が多いけれど、妙に印象に残るな、と思いました。柳美里はどうも肌に合わない、という人は手にとらないほうが良いでしょう。柳さんは生い立ちが特殊で、「家族」だとか「在日」だとかをモチーフにした作品が多いですが、この小説も柳さんのそういうところが色濃く見られます。い...
うまく解釈できない箇所が多いけれど、妙に印象に残るな、と思いました。柳美里はどうも肌に合わない、という人は手にとらないほうが良いでしょう。柳さんは生い立ちが特殊で、「家族」だとか「在日」だとかをモチーフにした作品が多いですが、この小説も柳さんのそういうところが色濃く見られます。いろいろ騒がれてかきなおされたものが文庫化したらしいのですが、初版を読んでいたら難解なところもうまく解釈できたのだろうか??
文庫OFF
2022/6/23 読了 好きな種類の文体で、読みやすかった。しかしストーリーがまとまっておらず、それゆえ主題を色濃く突きつけることに失敗している駄作といえよう。 なお裁判所による事前差し止めに対応した改訂版なので、プライヴァシー侵害にあたるとされた表現は確認していない。
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なんだろう。。すごい引力とエネルギーを持つ作品なんだけど、頭からは没頭できない感じ。主人公の行動の予測ができない。 生きることの壮絶さを捉えた作品、と紹介があるが、確かにそれは読みとれるが、素直に作品に没頭することを生理的に拒否してしまうほどの、作品が持つ激しさ。 文体にあるのか...
なんだろう。。すごい引力とエネルギーを持つ作品なんだけど、頭からは没頭できない感じ。主人公の行動の予測ができない。 生きることの壮絶さを捉えた作品、と紹介があるが、確かにそれは読みとれるが、素直に作品に没頭することを生理的に拒否してしまうほどの、作品が持つ激しさ。 文体にあるのか、文化的な背景の違いなのか、時代的な違いなのか。。
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再読。この本は戦後初出版差し止めになった大変意味ある作品です。是非、裁判記録を読んでから読んでみることをおすすめする。原告者の悲しみがよくわかる。原書のすさまじいほどの迫力はいかなるものであったか、裁判記録で予想できる。書き直したのはそれはそれで残念。いずれにしてもすごい才能の人...
再読。この本は戦後初出版差し止めになった大変意味ある作品です。是非、裁判記録を読んでから読んでみることをおすすめする。原告者の悲しみがよくわかる。原書のすさまじいほどの迫力はいかなるものであったか、裁判記録で予想できる。書き直したのはそれはそれで残念。いずれにしてもすごい才能の人。
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日本で初の出版前に出版禁止処分になった小説。 『石に泳ぐ魚』 この本は改訂版だが図書館で見つけたときは驚いた。 在日韓国人である主人公が韓国の地を訪れ里花と出会う。彼女は顔に障害をかかえていた。 話自体は里花の話がメインではなく家族や恋 友情に及び全体として不条理な世...
日本で初の出版前に出版禁止処分になった小説。 『石に泳ぐ魚』 この本は改訂版だが図書館で見つけたときは驚いた。 在日韓国人である主人公が韓国の地を訪れ里花と出会う。彼女は顔に障害をかかえていた。 話自体は里花の話がメインではなく家族や恋 友情に及び全体として不条理な世の中を生き抜く姿を描いた作品である。 話も難しいが裁判も難しい 柳美里に悪意がないことは読めば明らかなわけで小説家が実体験からかくのも当然なのだから。 何よりこれがデビュー作という柳美里の才能に驚いた 歴史的裁判の作品 一度は読んでみることをお勧めします
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1994年に発表されたが作中人物モデルから訴えられ、裁判は8年に及び最高裁判決で出版差止めを受けた。2002年、改訂版は法的に争いはなく新潮社より出版された。戦後日本で文芸作品としてはじめて出版の事前差止めが認められた本である。そういう意味ではとても有名な本なのではないだろうか...
1994年に発表されたが作中人物モデルから訴えられ、裁判は8年に及び最高裁判決で出版差止めを受けた。2002年、改訂版は法的に争いはなく新潮社より出版された。戦後日本で文芸作品としてはじめて出版の事前差止めが認められた本である。そういう意味ではとても有名な本なのではないだろうか、差止められた本は読むことは出来ないのが改訂版でも何かしら陰鬱な感じは伝わる。悪意はないにしても作中モデルの個人を特定できてしまうところが問題なのだろう。
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1994年に雑誌「新潮」に発表された作者の初の小説。モデルとなった女性から訴えを受けて裁判となり、オリジナル版は出版差し止めとなった(その後出版されたのは改訂版)。文庫の腰巻には“言葉は葬られた。しかし、精神はここに生き続ける。”と記されていて、とても印象的だ。 “困難に満ちた生...
1994年に雑誌「新潮」に発表された作者の初の小説。モデルとなった女性から訴えを受けて裁判となり、オリジナル版は出版差し止めとなった(その後出版されたのは改訂版)。文庫の腰巻には“言葉は葬られた。しかし、精神はここに生き続ける。”と記されていて、とても印象的だ。 “困難に満ちた生をいかに生き抜くか”を、劇作家梁秀香を主人公として描く。大筋にしろ細部にしろ、すべてが作者のその後の作品に通じているという点で、押えておくべき一冊かな、と思うが、何しろ困難に満ち溢れすぎていて読むのがつらかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
柳美里さんの作品は初めて。私の恋愛遍歴もまだまだだなと。作品自体はプライバシー権やら何やらで有名だったのに中身は知らず、読んであまりにもぶっとんでいて驚いた(悪い意味でなく)。ひとつの世界でみんなが生きているもの。いろいろあるのは当たり前だ。なんか、いろんなエッセンスがやりっぱなされている感が否めないのは私だけ?放置プレイが狙いなのかしら。人は、意図しない方向に流れていく訳ですね〜。
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法学で名前を聞いたので手に取ってみました。読んでいるとなぜか自分が狂っているような感覚がして、苦しいです。最終的に本当に救いのない話だと感じました。解説を読むのがわかりやすくて良いかと思いました。
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浦野所有。 顔に腫瘍をもつ実在の女性をモデルにし、本人の個人情報がほぼそっくり作中で描かれているため、出版差し止めになった問題作です。そのため今日出回っているのは、著者が裁判所に提出した改訂版。そのせいなのでしょうか、表現が単調で、盛り上がれる部分がないまま、あっさりと話が終わ...
浦野所有。 顔に腫瘍をもつ実在の女性をモデルにし、本人の個人情報がほぼそっくり作中で描かれているため、出版差し止めになった問題作です。そのため今日出回っているのは、著者が裁判所に提出した改訂版。そのせいなのでしょうか、表現が単調で、盛り上がれる部分がないまま、あっさりと話が終わってしまいました。 正直いって、おもしろくないです。 話題作として、どんな内容か知りたい人以外にはオススメできません。
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