お金とモノから解放されるイギリスの知恵 の商品レビュー
なぜイギリス人はこのような行動をとるのか、と不思議に思った時にさらっと読みたい本です。 日本人とは異なる、イギリス人の価値観・考え方が、具体的事例を通して紹介されています。 基本的に日本の在り方を憂い、イギリスの歴史を敬う姿勢で書かれています。 日本人が見習うべきことはたくさん...
なぜイギリス人はこのような行動をとるのか、と不思議に思った時にさらっと読みたい本です。 日本人とは異なる、イギリス人の価値観・考え方が、具体的事例を通して紹介されています。 基本的に日本の在り方を憂い、イギリスの歴史を敬う姿勢で書かれています。 日本人が見習うべきことはたくさんありますが、そもそもじっくりと文化・教養を熟成させてきたイギリスと、ここ半世紀で急速に経済発展させた日本とでは、国の根本が違います。イギリスのようになろうと真似したところで、追いつけるはずもありません。 私が最も参考にしたいと思ったのは、イギリスの子育てです。なんでも子ども中心にするのではなく、本人に責任を持たせ、自立心を育てるという教育方針は、子どもができたら取り入れたいと思いました。
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日英の文化を対比して、英の文化の素晴らしさを感じる事ができた。それで、週末はフットボールがあるんだから羨ましい。 でも、逆に日本は日本で素晴らしい文化もあるんだなと、自分は思えた本でもあった。
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ちょっと無理がある。 お菓子ばっか食べてる子(イギリス)が健康で、彩りキレイ栄養にも気を使った食事をしている子(日本)がアトピー? それはたまたまだろう。 心をこめて美しくお弁当をつくるお母さんの、何が問題なんだ? ポテトチップより、手作り弁当がいいよな、きっと。 本当...
ちょっと無理がある。 お菓子ばっか食べてる子(イギリス)が健康で、彩りキレイ栄養にも気を使った食事をしている子(日本)がアトピー? それはたまたまだろう。 心をこめて美しくお弁当をつくるお母さんの、何が問題なんだ? ポテトチップより、手作り弁当がいいよな、きっと。 本当に困ったときには、政府が助けてくれると信じて生きられるなら、幸福だなーと思ったけど、 昔見た映画の、イギリスの炭鉱に暮らす人々は、とても安楽にはみえなかった。 未来もその空と同様に暗澹たる感じだったけど、どっちがリアリティなんだろうか? 『一流であることは、社会的責任も担うこと』という騎士道?が日本の武士道?に通じるところがあり 日本ではすっかり武士道は薄められてしまったけど、イギリスにはまだ立派にその心意気が残っているのかしら???
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日本は確かに、国家としての数値上〈GDPや個人貯蓄額・企業の競争力 等々〉は世界有数の大きさとなり、「豊か」になったように見えるが、果たしてその実態は、経済にしか幸福を測るすべを求められない個人を作ってしまった。 この本は、今の日本人が心の中ではおかしいと感じたり不安を感じている...
日本は確かに、国家としての数値上〈GDPや個人貯蓄額・企業の競争力 等々〉は世界有数の大きさとなり、「豊か」になったように見えるが、果たしてその実態は、経済にしか幸福を測るすべを求められない個人を作ってしまった。 この本は、今の日本人が心の中ではおかしいと感じたり不安を感じているものの、声に出したりできていない、もしくはあまりに当たり前になりすぎて抵抗することもできなくなった社会的常識〈悪弊〉に、イギリス社会との対比を通して新しい「人生観」で反論している良書だと思います。 ただ、一部は日本の慣習を悪く捉えすぎている面も見られます。 たとえば子供の食生活に関するコメント。 どう控え目に考えたって、コーラやスナック菓子だけで育つ子供が、丁寧に愛情込めて作られた日本食で育てられた子供より健全に育つなんてありえないと思います。このような偏った食文化がイギリスの文化と言うのなら、それは決して見習うべきものではないと思う。日本人が素直にそんなことを真似したら、今は良くても将来必ずそのツケは返ってくるだろう。それに、同じ欧州圏でも私が訪問したことのあるイタリアでは非常に豊かな食文化を持っていましたし・・・。 とは言え、この本の内容の8割9割は普段自分が抱いている共感と非常に合致しました。 なんとなく、平穏な毎日を過ごすために、たとえ居心地の悪さを感じても無理に幸福を金やモノで演出しようとする日本人。 長い歴史の中で受け継がれた健全な健康管理方法をドブに捨てる日本人。 子供に正しい教育ひとつ与えることのできなくなった日本人。 夫婦関係すら、死ぬまでの惰性のひとつで押し通そうとする日本人。 前の大戦を、その時代に生きた人々の行動を悪と決めつけながら、結局は戦う相手が他国の経済にすり変わっただけの、何の前進もない日本人。 盲目的に規則・規制に従い、判断や責任という言葉を見失った日本人。 悪く言ってしまえば、本書を読んだ後に抱く日本に対するイメージはこのようなものです。 しかしイギリスが全て正しいわけではなく、当然のごとく日本が優れている文化・環境・社会常識も沢山ある。(そもそもどちらの国の文化が優れているか劣っているかなんて論じる方がナンセンスなのですが・・・) そんな、お金では買えない本当の価値を見直す最大のチャンスは、その大転換点はまさに今なのではないでしょうか。 お金で幸福は買えないし、モノが増えても日々の生活は充実しない。そのことに日本人は皆気づいているはずなのだから。 経済力ばかり肥大し、「欧米から学ぶものはもうない」なんてことが言われますが、そのような傲慢なことは言わずに、諸外国から学ぶべき知恵はまだまだすごく沢山あるのではないでしょうか。この本はそんな謙虚な姿勢を改めて教えてくれました。 日本のことをちょっと悪く言いすぎだと思いますし、イギリスにも暗部や酷い歴史もあるのは承知の上で、これぐらい刺激ある言葉のほうが今の日本社会に議論を生む良い材料になると感じます。
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たまたま書店で見つけ、タイトルに惹かれて購入。英国人思想賛美のために現代日本社会の負の側面ばかりをピック・アップし過ぎである。 しかし日本をここまで卑下する必要があるのか。読書を中断することの希なぼくが途中で投げ出そうと思ったほどだが著者の英国偏愛に一応最後まで付き合った。比較文...
たまたま書店で見つけ、タイトルに惹かれて購入。英国人思想賛美のために現代日本社会の負の側面ばかりをピック・アップし過ぎである。 しかし日本をここまで卑下する必要があるのか。読書を中断することの希なぼくが途中で投げ出そうと思ったほどだが著者の英国偏愛に一応最後まで付き合った。比較文化論という体をとらず純粋に英国賛歌として持論を展開される分には軽い読み物として佳作だったのに。
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日本とイギリスの比較論。全てイギリスの方法がよいというわけではないと私は思うけれどね。しかしイギリス人が「子どもをダメにする一番てっとり早い方法は欲しいものを次々に買い与えること、これを続ければたちまち子どもの意欲と暮らしぶりは荒廃する」との言葉だ。豊かさを目指して走り続けてきた...
日本とイギリスの比較論。全てイギリスの方法がよいというわけではないと私は思うけれどね。しかしイギリス人が「子どもをダメにする一番てっとり早い方法は欲しいものを次々に買い与えること、これを続ければたちまち子どもの意欲と暮らしぶりは荒廃する」との言葉だ。豊かさを目指して走り続けてきた日本人、お金に追われモノに埋もれている現在、本当は簡素な豊かさを求めているのではなかろうかと著者は言う。生活スタイルすらロハスとかシンプルライフとかのトレンドとして使い捨てていく日本。そろそろ脱却したいものです。
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全てのイギリスの人がこんな風にしているとは思わないが、この本から学ぶ事は多い。子育てなどにはとても勉強になった。
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イギリス人の人生やお金の考え方などがお勉強できます。中でも興味深かったのが食べ物についてのエピソード。食パンにスパゲティや豆を乗っけたのが夕食て!まあ、それだけ食事を作る人の負担は少なくなるので、家族団らんの時間が沢山とれる、ということなのでしょう。 イギリスでなら主婦になれる気...
イギリス人の人生やお金の考え方などがお勉強できます。中でも興味深かったのが食べ物についてのエピソード。食パンにスパゲティや豆を乗っけたのが夕食て!まあ、それだけ食事を作る人の負担は少なくなるので、家族団らんの時間が沢山とれる、ということなのでしょう。 イギリスでなら主婦になれる気がしました(w 全体にイギリスバンザイなところがありますが、豊富なエピソードは一読の価値ありかと。石鹸を貸したキタナイ男があのロックスターだった(!!)とか。
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