かあさんまだかな の商品レビュー
1938年のイ・テジュンの文章に絵がついた。描かれているのもやはり1930年代だろうか、かなり昔の韓国の街。 ある日、寒いなかをかあさんを探しに街に出た男の子。最後には見つかってよかったね、となるのが絵本の定番だとそのつもりで読んでいったら、最後の最後までかあさんは姿を現さない。...
1938年のイ・テジュンの文章に絵がついた。描かれているのもやはり1930年代だろうか、かなり昔の韓国の街。 ある日、寒いなかをかあさんを探しに街に出た男の子。最後には見つかってよかったね、となるのが絵本の定番だとそのつもりで読んでいったら、最後の最後までかあさんは姿を現さない。何とも心配なまま、かわいそうなままで終わってしまう感じ。そして、こういうヘタにハッピーエンドにしないところって韓国っぽいなと思ったり、はたまた、苦難の歴史を歩んできたかの国と男の子の寂しさが何となく重なるような気がしたり。 でも、どうやらよく読めばかあさんが帰ってきたかどうかがわかるらしい。サラッと読んだのでそこまで読み取れなかった。
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絵の雰囲気が大好きです。 奥付をみるとコピーライト1938年なので、戦前なんでしょうか? 最初から切なかったけど、最後がさらに寂しくて思わず涙しそうでした・・・。 「まちぼうけぼうや」と出てくるので、もしかして坊やはすでにいないお母さんを待つために毎日停車場に行ってるんでしょうか...
絵の雰囲気が大好きです。 奥付をみるとコピーライト1938年なので、戦前なんでしょうか? 最初から切なかったけど、最後がさらに寂しくて思わず涙しそうでした・・・。 「まちぼうけぼうや」と出てくるので、もしかして坊やはすでにいないお母さんを待つために毎日停車場に行ってるんでしょうか? それを思うとまた涙です。 いい絵本だと思うけど、こどもが読むことを考えると、あまりに希望がないので星4つです。
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韓国の絵本です。 もうなんだか、最初からいきなり切なくて… 本題の「かあさんまだかな」そのままに、 ページをめくるたび、 「かあさん、まだなの?」と、願わずにはいられません。 文化の違いもあって、時代背景がちょっと分からないのだけど… 雰囲気としては、日本の戦後って感じなのか...
韓国の絵本です。 もうなんだか、最初からいきなり切なくて… 本題の「かあさんまだかな」そのままに、 ページをめくるたび、 「かあさん、まだなの?」と、願わずにはいられません。 文化の違いもあって、時代背景がちょっと分からないのだけど… 雰囲気としては、日本の戦後って感じなのかな。 大人の誰もが、働くことに一生懸命で、 そんな中、お母さんの帰りをひたすらに待つ幼子。 イラストが、儚げでまたジーンとさせるのです。 お母さん、帰ってくるのかな?
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韓国の絵本。ちっちゃな男の子がひとりで駅までおかあさんを迎えに来た、ただそれだけのおはなしだけど、次々にやってくる電車におかあさんは乗っていません。おかあさんは帰ってきません。やがて雪が降ってきてあたり一面真っ白に・・・ え?結局帰って来なかったの?
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