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スキッピング・クリスマス の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2018/09/15

一人娘が大学を卒業し海外ボランティアに旅立った。今年は夫婦だけのクリスマスだが、例年通りの浪費ばかりのクリスマスをやめて今年は夫婦でカリブ海クルーズへ出かけようと決意する。クリスマスをどう過ごそうと当人たちの自由、のはずなんだが、周囲の風当たりは強い。くじけそうになりながらも出発...

一人娘が大学を卒業し海外ボランティアに旅立った。今年は夫婦だけのクリスマスだが、例年通りの浪費ばかりのクリスマスをやめて今年は夫婦でカリブ海クルーズへ出かけようと決意する。クリスマスをどう過ごそうと当人たちの自由、のはずなんだが、周囲の風当たりは強い。くじけそうになりながらも出発へ向けて準備を始めるのだが…。 アメリカでの一連のクリスマス準備や行事とともに話が進む。日本でいうところの地域を巻き込んだお盆正月行事みたいなもんで、日頃の付き合いもあるし、これをスルー(スキップ)しようとしたってそう簡単にはいかないという、日本でもあるあるなお話。 グリシャムは『ペリカン文書』しか知らないし、法律や裁判物はTVドラマだけで十分で小説を読みたいとは思わないが、グリシャムとしては全く毛色の違う話だというので読んでみた。全般的に簡潔で読みやすく、急転直下な展開ながらも最後はクリスマスらしいエンディングでよかった。

Posted byブクログ

2016/12/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アメリカ人にとってのクリスマスが、一大行事だというのがわかる一冊。 クリスマスカードを書き、プレゼントを一人ひとりに贈るための品物選びに費やす時間も半端ではない。 その上、クリスマスに親族・友だち・隣近所の人々を集めてパーティーをするとなると、労力は半端ではない。 呼び集める人々を選定するのも悩ましいところだ。 クリスマスの買物、これがまた只事ではない。 買物渋滞、品薄な商品、商品の取り合い、手に入れられないことによるストレス。夫婦げんか。 クリスマスワイン、ケーキ、チョコレート、チーズ等々。 はては、立派でご近所にもはずかしくない見栄えの良いクリスマスツリーを手に入れなければならない。 純粋かつ無信心な日本人のわたしには、もう気の毒でしかないクリスマスの様子である。 「スキッピングクリスマス」はそんなクリスマスに愛想をつかした税理専門の会計士ルーサーが、クリスマスをスキップしようと決めるお話。 スキップ、飛び越す、やめちゃおうというわけである。 この一大決心が引き起こす、一大狂騒曲が書かれている。 ドタバタ劇、コメディ、そしてクリスマスの心温まる物語でもある。

Posted byブクログ

2016/02/21

2015年最後の本でした。アメリカで読んだ、アメリカ文化の本でした。そして、何といっても、J・グリシャム作品なんですよこれ!ペリカン白書(映画でしか見ていないけど、、)のJ・グリシャムにこんな作品があったのは知らなかった。というところから手に取りました。毎年恒例のNeighbor...

2015年最後の本でした。アメリカで読んだ、アメリカ文化の本でした。そして、何といっても、J・グリシャム作品なんですよこれ!ペリカン白書(映画でしか見ていないけど、、)のJ・グリシャムにこんな作品があったのは知らなかった。というところから手に取りました。毎年恒例のNeighborhoodとのクリスマスパーティを今年はやらないと決めたある夫婦のドタバタ劇です。2015/12読了。

Posted byブクログ

2015/06/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

グリシャムは自身の弁護士経験を活かして、リーガル・サスペンスを数多く執筆している。本著作は著者としては珍しいハートフルコメディである。 話は、3人家族であるクランク氏夫妻が中心である。クランク氏は会計事務所で働き、娘が大学卒業を機にペルーへ海外支援活動に行くことになり、感謝祭(11月の第三木曜日)に送り出した。 その直後、夫はクリスマスを飛ばし(スキッピング)、カリブ海クルーズ10日間に出る計画(費用は2人で3,000ドル)を立てる。振り返れば去年のクリスマスに6,100ドルものムダ金を使っていた。内訳はクリスマス・カ-ド、ボ-イスカウトが売りに来るもみの木、消防隊の活動支援のパウンド・ケ-キ、自宅で開くパ-ティ、料理、プレゼントetc…。今年は娘のいないクリスマスにこんな無駄な出費をしたくない。夫は妻を説き伏せることに成功する。そしてカリブ海の旅へと準備を進める。長年住み続けてきた夫婦が暮らすコミュニティからほんの一時だが「ドロップアウト」することから周囲の人達との不和、不信のドタバタ劇の展開である。 アメリカにも日本にある「村社会的」な因習から抜け出そうとすると大変なことになるというのが興味深い。結果は、娘がクリスマスに急に帰って来るというグリシャムならではの展開が待ち受けている。さてどうなるのか! (TYMW)

Posted byブクログ

2013/01/05

 アメリカのクリスマスって、こんなに大変なの〜!? とビックリ。頑張ってクリスマスの行事をスキップさせようとした主人公に共感していたので、最後はちょっと読んでいて苦しかったけれど、もどかしさが楽しかったです。

Posted byブクログ

2011/12/17

クリスマスをすっぽかしたい夫婦の話。自由の国アメリカがと思うと何だか以外。ハートウォーミングなクリスマス。

Posted byブクログ