青葉の頃は終わった の商品レビュー
「私を殺さないで」と…
「私を殺さないで」と謎の手紙を残したヒロイン結局[大人」になる事への拒否?私にはうまく受け取ることができなかったけれど、妥協や折り合いをつけて生きていく事が耐えられないって悲劇だと思う。受け入れてしまうことも悲しいけれど。
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学生時代の青春を引き…
学生時代の青春を引きずって大人になりきれていない主人公達が遭遇した友達の自殺。最後に語られる自殺の理由がとても痛々しい。読み終わるとタイトルの付け方が素晴らしいということに、改めて気づかされる。この本を読むと、西澤保彦のタックシリーズで語られる愛情の行き過ぎによる痛々しさを思い出...
学生時代の青春を引きずって大人になりきれていない主人公達が遭遇した友達の自殺。最後に語られる自殺の理由がとても痛々しい。読み終わるとタイトルの付け方が素晴らしいということに、改めて気づかされる。この本を読むと、西澤保彦のタックシリーズで語られる愛情の行き過ぎによる痛々しさを思い出した。まぁ、タックシリーズよりは軽いけど。
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ミステリ度は低め。ど…
ミステリ度は低め。どちらかといえば青春小説。それでいて、救いはほとんどなく、ヒリヒリと痛々しい葛藤が読んでいて辛い。学生時代の仲間内の葛藤の描写が、ほんとうに巧い。
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河合瞳子が死んだ。そ…
河合瞳子が死んだ。その報せは、大学時代の仲間に大きな動揺を与える。何故、彼女は自ら死を選んだのだろう?瞳子は繊細で儚げで他人を魅了し、そして孤高の少女に見えた。死後に届いたハガキには「私のことを殺さないで」とあった―。日常のどんな場面にも、死へと誘う刃が存在するのだろうか。青春の...
河合瞳子が死んだ。その報せは、大学時代の仲間に大きな動揺を与える。何故、彼女は自ら死を選んだのだろう?瞳子は繊細で儚げで他人を魅了し、そして孤高の少女に見えた。死後に届いたハガキには「私のことを殺さないで」とあった―。日常のどんな場面にも、死へと誘う刃が存在するのだろうか。青春の終わりを告げる、せつないミステリー。
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<再登録>学生時代のマドンナだった瞳子はなぜ自ら命を足ったのか?別々の道を歩いていたかつての仲間達は過ぎた日々を思い出す… 作品の鍵を握る瞳子の印象がバラバラでつかみにくい。そういう不安定なところがマドンナだった由縁かも知れませんが。
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学生時代のマドンナ瞳子の自殺。残された友人達はそれに向き合いながら当時を確認していくが、人それぞれ瞳子に対する感情や記憶が違う。時が流れて移り替わりゆき瞳子はもういない、その季節はおわってしまった。 ハッキリと真実が描かれていなく歯がゆい作品。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
※登録したのは文庫版だけど読んだのはカッパノベルス版(2002.10.25) すごくグサグサと刺さる話だった。今は結構客観的に読めたけど、登場人物たちの年代の頃、学生時代〜20代って1番色々苦しかった気がするし、出版された時に読んでいたらかなり辛かったか、逆に救われたかもしれない。 作中の言葉「愛情という形で押しつけられるものは、拒むことができない」ってその頃一番言って欲しかったような気がする。 カバー見返しの「著者のことば」 どんなに平凡に見えたり、幸福そうに見える日常にも、 痛みは必ず潜んでいるものだと思っています。 それをうまくやりすごせることが、 大人になることなのかもしれません。 だから、この小説は、その狭間にいる人たちの話なのです。
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思ったよりもあっさり読了してしまった。 友の自殺から、友たちそれぞれの語りが各章で 構成される。 内容、ストーリーとも著者らしい感じをうけた。
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うーん。よくわからなかったかなぁ。あまり好きなタイプの話でもない。 瞳子の魅力がもっと伝われば また違ったのかもしれないけど 綺麗だってことのほかに 取り立てて惹かれるものも感じられず 感情移入も出来ず。近藤史恵の作品で あまりいいと思えなかったのは この本が初めてかも。 そもそ...
うーん。よくわからなかったかなぁ。あまり好きなタイプの話でもない。 瞳子の魅力がもっと伝われば また違ったのかもしれないけど 綺麗だってことのほかに 取り立てて惹かれるものも感じられず 感情移入も出来ず。近藤史恵の作品で あまりいいと思えなかったのは この本が初めてかも。 そもそも自殺の原因って 他の人にはわからないことの方が多いんじゃない?
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ミステリー風青春小説? 主人公たちは「青春時代」からは少し大人になった年代。 私は若葉どころか更に枯れかけている年齢で、読む前から危惧していたとおりあまり深く感情移入はできませんでした。若き日に立ち返るようなノスタルジーも感じられず……。 登場人物全員面倒くせー!(笑) しかしそ...
ミステリー風青春小説? 主人公たちは「青春時代」からは少し大人になった年代。 私は若葉どころか更に枯れかけている年齢で、読む前から危惧していたとおりあまり深く感情移入はできませんでした。若き日に立ち返るようなノスタルジーも感じられず……。 登場人物全員面倒くせー!(笑) しかしそれが若さというもので、思い起こせば自分も確かにそういう面倒臭い若者だったような気もします。 「わたしを殺さないで」との言葉を残し、突然ホテルの7階から飛び降りてこの世を去った瞳子。 彼女は本当に自殺なのか、もしかしたら殺されたのか?と引き込まれはしたけれど、結末にもスッキリせず。 言いたい事は解らなくもないですが、全体的に中途半端な印象でした。 主人公たちともう少し近い年齢だったら理解できるところがもっとあったのかもしれないと思うと、出会うのが遅すぎた作品としか言えません。
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