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二十歳の火影 新装版 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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筆者の幼い頃から青春…

筆者の幼い頃から青春時代を軸に書かれた随筆集。彼の作品の根幹になった幼き日の思い出や大人になってもまだ引きずっているキズのようなものが垣間見える。本作を読んでから宮本作品に取り組むと、また違った見方が出来るかもしれない。

文庫OFF

宮元輝のエッセイ集。…

宮元輝のエッセイ集。小説にも描かれる父親の死や大学での生活、テニスに明け暮れた日々が語られています。

文庫OFF

2021/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1978年から1980年頃に発表された作品をまとめたエッセイ集。能登へ旅した時に、同じく一人旅をしていた女性とのふとした会話から、汽車の中での母親の記憶を思い出す「能登の虹」が良かった。旅での刺激が過去を追憶するという。 "旅へ出ると、いろんな匂い、いろんな風景、いろんな顔々を見つけるが、それは随分あとになって、私の中の固く凍った根雪の一片とからまり合いながら、別の形と化して涌きあがっていく。"

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2017/03/21

「途中下車」が一番好き。 電車で出会った彼女と、友人との間で揺れ動く、恋心や嫉妬心など…。電話を待つシーンなどはメールや携帯が発達している現代では考えられない場面だが、それがまた心情を表していてジーンとくる。 スマホ世代の若い人にもおすすめのエッセイ集。

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2016/04/03

エッセイと言うよりも、短編小説を読んだ感じです。作者自身は、そう言われることは潔しとは思われていないようですが。ご本人の生い立ちが、小説を超えるようなドラマチックなものであることに驚きました。ますます好きになりました。

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2013/07/09

著者の少年~青年期を綴った自伝的随筆集。十数年ぶりに再読。作家には、なるべくしてなったとしか言いようがない波瀾万丈の生い立ち。忘れようにも忘れられぬ実体験を、見事に作品に昇華させてきたのだなということが改めてわかる。

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2012/08/27

私の大好きな方たちがそろって宮本輝ファン。彼の文体に多大な影響を受けた、彼の作品が好きだという話をちらほら耳にするので、どんな方なのか知りたくて、少しずつ読み始めた。エッセイのほうが好きだなぁと教えてもらったこの1冊。『にぎやかな天地』と『錦繍』しか読んだことがないので、いまいち...

私の大好きな方たちがそろって宮本輝ファン。彼の文体に多大な影響を受けた、彼の作品が好きだという話をちらほら耳にするので、どんな方なのか知りたくて、少しずつ読み始めた。エッセイのほうが好きだなぁと教えてもらったこの1冊。『にぎやかな天地』と『錦繍』しか読んだことがないので、いまいちピンとこないところも。とにかく、陳腐な使い古された言葉を使うなら、この人は、「波乱万丈」な人生を歩んできたのだなぁということ。もう少しいろいろな作品を読んでから、もう一度読んでみたいなと思う。

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2012/07/03

77ページの真ん中の文とか、気に入った文がいっぱい見つつけました気を抜いて読んだらもったいない 貸してもらいましたの (^^)こういう本を読みたい っていうキッカケがこれです

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2009/10/04

独特の作風の作品も多々あり、エッセイと言うより文学作品を読んでいるような気持ちになる。幼少から芥川賞受賞期に至るまでの自らを綴っている。

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2009/10/04

エッセイ集は読むつもりなかったけど、読むものがなかったからなんとなく読んだ。 いつも車の中に置き、 信号待ちや、出勤前の駐車場で数分とか、迎えに早く着いたときとか読むのにちょうどよかった。 エッセイも小説みたいだった。 彼は詩みたいだと言われるとうれしいみたいだけど。 でも私は、...

エッセイ集は読むつもりなかったけど、読むものがなかったからなんとなく読んだ。 いつも車の中に置き、 信号待ちや、出勤前の駐車場で数分とか、迎えに早く着いたときとか読むのにちょうどよかった。 エッセイも小説みたいだった。 彼は詩みたいだと言われるとうれしいみたいだけど。 でも私は、エッセイを読みながら、彼が今まで書いてきた作品の数々をリアルに思い出した。 なるほど・・・宮本輝の小説には、こういう人生が背景にあったのかと。

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