金融越境バトル の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
2005年刊行。いわゆるサブプライムローン問題よりも前に書かれており、投資銀行の優位性が疑われずにいた時期であるため、金融機関の業態を超えた競争が礼賛されている。現在では、いわゆる投資ファンドの乱立に伴うコスト増や、日本経済の低迷などの理由により投資ファンドによる企業再生が奏効していない面もあると聞く。また、銀・証・保の垣根を越えた競争も行過ぎると共倒れになる懸念もあるし、過当競争が利用者の損失を引き起こす懸念なしとしない。その意味で、本書がわずかに触れている懸念・不安を他書で掘り下げる必要はあるだろう。
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