カリナン の商品レビュー
長い話でした。 えらくゆっくりと前半は進み、後半は怒涛の勢いで進みます。 あっけない結末が少し物足りないです。
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フィリピンにおける日本人とフィリピン人。戦前からの記憶が現代で交わる。東欧3部作とはまたちょっと違った感じではあるが、元外交官であった作者の経験をいかした、史実をふんだんに盛り込んだストーリは、読んでいて引き込まれていく。嫌いじゃない。ただ、最後はちょっと納得いかない。唐突感が否...
フィリピンにおける日本人とフィリピン人。戦前からの記憶が現代で交わる。東欧3部作とはまたちょっと違った感じではあるが、元外交官であった作者の経験をいかした、史実をふんだんに盛り込んだストーリは、読んでいて引き込まれていく。嫌いじゃない。ただ、最後はちょっと納得いかない。唐突感が否めない。
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フィリピンに遊びに行ったら、父が貸してくれました。 なんていうか、やっぱりこういうことってあるんだろうな、って感じです。 フィリピンに限らず、東南アジア各国では日本をはじめとする各国の侵略と支配。 その後の富と貧困の格差。 一人ひとりはいい人が多いんだけれども、簡単に裏切...
フィリピンに遊びに行ったら、父が貸してくれました。 なんていうか、やっぱりこういうことってあるんだろうな、って感じです。 フィリピンに限らず、東南アジア各国では日本をはじめとする各国の侵略と支配。 その後の富と貧困の格差。 一人ひとりはいい人が多いんだけれども、簡単に裏切られてしまう。 ストーリー自体は比較的ありがちですが、いい話でした。
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プラハの春が面白かったので続きを読みたかったけど、東欧三部作二作目がすぐに入手できなかったので、関連がなさそうな同著者の本を手にとって見た。 フィリピンについてかなり詳細に渡り調べてあり、元フィリピンに居た身から見ても違和感がない。(どうやら著者も外交官として赴任していたようだ...
プラハの春が面白かったので続きを読みたかったけど、東欧三部作二作目がすぐに入手できなかったので、関連がなさそうな同著者の本を手にとって見た。 フィリピンについてかなり詳細に渡り調べてあり、元フィリピンに居た身から見ても違和感がない。(どうやら著者も外交官として赴任していたようだが・・)後半になって、東欧三部作の主人公が登場してくる。そういう意味では、続きといえば続きかな。 同じような感想になってしまうけど、読み応えがあって面白かった。ほかの本も読んでみよう。ただちょっと終わり方がワンパターンな気がするなぁ。
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◆あらすじ◆ バブル崩壊による銀行破綻に連座して逮捕され、すべてを失った元エリート・柏木雪雄。 獄中で見る夢に、とうに捨て去った過去の「秘密」が甦ってくるのを感じ取る。 秘密の鍵は幼い頃過ごした熱帯の中にある。 出所した柏木は記憶にはない父親の像をたどってミンダナオ島のカリナンに...
◆あらすじ◆ バブル崩壊による銀行破綻に連座して逮捕され、すべてを失った元エリート・柏木雪雄。 獄中で見る夢に、とうに捨て去った過去の「秘密」が甦ってくるのを感じ取る。 秘密の鍵は幼い頃過ごした熱帯の中にある。 出所した柏木は記憶にはない父親の像をたどってミンダナオ島のカリナンに向かった……。 ベストセラー小説『プラハの春』の元外交官作家が鋭く問いかける、生後日本人の「来し方」。
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題名と帯と表紙を見た印象と、読んだ印象が全然違うように感じた。 僕には、これは一種の反戦小説のように思える。 受け取るメッセージは個々に違っていて当然なのだが、もう少し装丁は考えたほうがいいのかも。 内容的には面白かったが、ラストにちょっと違和感を覚えてしまった。
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