無作法な紳士 の商品レビュー

榎田尤利(著者)

後継問題で姉に狙われ…

[文庫ＯＦＦ]

後継問題で姉に狙われている財閥の御曹司と炭焼職人のBL。対照的で素敵な二人です。著者の作品はメインキャラたちの職業がバラエティーに富んでいるのでいつも楽しみです。

　山男の素顔はカッコ…

[文庫ＯＦＦ]

　山男の素顔はカッコイイ大人の男。自分の思い通りにしようと頑張る主人公ですが　10歳も年上の彼に振り回されてばかり　結局紳士にすることは諦め　取り込まれてしまったのは主人公の方でした

男版「プリティ・ウー…

[文庫ＯＦＦ]

男版「プリティ・ウーマン」？？冬山で出会った山男を紳士にしたてて、結婚詐欺師に・・・作法は身につかなかったけど、結果オーライって感じです。

2018/08/30

攻め版マイフェアレディ。
雪山で遭難した御曹子の受けを助けたむさ苦しい攻め。攻めが実は美男子と知った受けは自分を欺いた姉に攻めを利用して陥れようと画策するが…。
後継者争いでだましだまされ…殺人未遂とか強姦未遂までいっててちょっと現実離れ。そして社長…原因の一旦は間違いなくあなたなんですがね。

2014/09/13

【※BL注意】

　作者さんがあとがきで言っていたんですが、まさに「マイ・フェア・レディ」逆バージョン。
　しかも、年上の攻めが年下の受けにいろいろ教え込んで、ステキな男の子や青年にしたて上げる話はたくさんありますが、自分より年上のむさくるしい男を年下受けが見るものが振り向くいい男に仕立て上げる、というのはなかなかないと思います。

　物語は、父親が倒れ、九重財閥の跡取り問題を中心に展開されます。
　冒頭、なぜか雪山には不似合いなタキシード姿で放り出されていた桜彦は、妾腹から生まれたとはいえ、九重財閥の長男。順調に行けば、九重財閥の跡取りだと目されているのだが、現在の社長には３人の子どもがおり、　１人目は長女である本妻の娘である鈴香。
　今まで、九重財閥で女性が総裁になったことはないが、彼女はかわいらしい見た目とは裏腹に、何としてでも跡継ぎになってやろうと野心を燃やしている。
　そしてもう一人が、一滴も血の繋がっていない兄の舜也。彼は、本妻であった人が他の男との間に作った子どもであるが、何かと油断のならない行動をしかけてくる。
　そんなクセ者揃いの兄弟の中で、桜彦は山荘のロッジでパーティがあると鈴香に言われ、正装をしてロッジに向かう途中、突然、車から放り出され、雪山の中に取り残されていたのだった。
　そんな桜彦を助けてくれたのは、山小屋に住む克郎という男。
　彼は炭火小屋で炭を作る生活を山の中で随分と長い間しているようだった。
　炭で汚れ、お風呂もろくに入っていない生活を送っている彼に、最初、桜彦は侮蔑の目を向けていたが、二人で温泉に行き、湯上りの彼の姿を見たときに、桜彦にある考えが思い浮かぶ。
　彼の男くさいクセのあるかっこよさを持つ容姿を使って、桜彦の姉である鈴香を誘惑させようという計画なであった。

　当初、都会の生活は窮屈だ、と渋っていた克郎だったが、結局は桜彦がお金を払うことで克郎はその作戦に何とか協力してくることになかった。
　しかしながら、山でずっと生活していた克郎は、テーブルマナーや、ダンスというものにも無縁で、またそれにまったく興味のない克郎にそれを教えることは一苦労。おまけに、克郎のダンスの相手をするために、桜彦は女装をしなければいけないハメになって……

　という感じのお話でした。
　まさしく、逆・マイフェアレディ！
　むさくるしい男を、美形の青年が、紳士に変えていく!!　という。

　結局、物語は自分の克郎への気持ちに気づいたけれど、今更どうすることもできない桜彦に克郎が告白してハッピーエンド。
　おまけに、総裁である父親の入院騒動も、実は内部にいる不穏分子を炙り出すための嘘で、ひょうたんから駒で兄弟同士の相続争いが起こった……という形でした。

　結局のところ、桜彦は実の母親のことが心配だっただけで、それさえどうにかなれば、遺産相続とかそういうことはどうでもよくて、最後には克郎が住む山の近くに、入院していた実母の静養もかねて家を借りて住む、ということで大団円。

　いい話でした。

2014/08/15

姉の策略で雪山で遭難しかかった桜彦を助けてくれた炭焼き職人の克郎。
粗野だが男らしい風貌に彼を使って姉を陥れる策を講じた桜彦は早速東京に連れてきて紳士になるべく特訓を。
男性版マイフェアレディ風。

突拍子もないプロットが面白かった。
幸せになれればそれでいいよｗｗ

絵師さんが苦手なので極力見ないように読みました、、、。

2009/10/04

マイ・フェア・ボーイの逆バージョン。

お家騒動の中で、姉を懲らしめる為に
もっさり山男を色男に変身させようとする美少年受けの
設定が新鮮です。
最後はやっぱり甘甘なのがBLのお約束ですよ♪

2009/10/04

王道・マイフェアボーイ。…とは言っても、育てるのは「攻め」の方です。受けは最初から超お坊ちゃま。なんか教科書通りにまとまってました。山あり谷あり、攻めに秘密あり、受けに危機あり、エロもありあり。壁に耳あり障子に目あり(いやそれ違う)実は受けが他の男にクスリ盛られてヤられそうになる…そういうシチュエーションが大好物だったりします(…)なので、可愛く喘ぐ受けは大嫌いですが、他の要素がストライクでゴザイマシタので、ノープロブレム。あらいやだ…月子ッテば受けの女装も嫌いじゃなかったんだ…新たな己を発見したり。山男な攻めが顔を洗って髭を剃れば見事な色男に変身…使い古された設定ですが、そこはやはり需要がありそこそこのお話が書けるからリピートされるんですよね。納得。面白かった。それにしても鈴香…あっぱれ(笑)

2009/10/07

百井克郎(28)×九重桜彦(17)。九重財閥の後継者を巡って展開される姉弟の戦い(笑)。克郎の変身が見物・・・かな？　面白かった。