words for a book の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ルースターズのリーダーだった大江慎也の評伝。共著なのは本人インタビュー部分もかなり含まれるから。著者自身の病との葛藤のくだりもあったりして、大江についてほんとうに解りたかったことには答えてくれない。病が顕在のものとなる前から大江には寡黙な狂気があった。本人もしばしばそうした発言をしている。何故自分達はそんな大江に惹かれたのか。大江の歌詞は技巧に乏しくシンプルで稚拙だ。でもリリカルでとても切ない。何故自分達はそこに惹かれてしまうのか。解りたかったのはそこだけど、答えてはくれなかった。
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