ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶 の商品レビュー
4つの短編集。どれも別れをテーマとした作品であるが重くなく、むしろ透明感のある文体で流れるような印象を受けた。特に「ドイツイエロー」が気に入った。どの作品も性描写が素敵。 ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶 JAUNE D'ALLEMAGNE, OU LES ME...
4つの短編集。どれも別れをテーマとした作品であるが重くなく、むしろ透明感のある文体で流れるような印象を受けた。特に「ドイツイエロー」が気に入った。どの作品も性描写が素敵。 ドイツイエロー、もしくはある広場の記憶 JAUNE D'ALLEMAGNE, OU LES MEMOIRES D'UNE PLACE このフランス的なタイトルと装丁が好き。 「キャプトセプタンブル」「容認できない海に、やがて君は沈む」「ドイツイエロー」「いつか、マヨール広場で」
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私はとてもこういう話がすき。ドイツイエローとマヨール広場は特に。ハンガリアン・ブルースカイでつながれるような人に、私も出会いたい。
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短編集です。 何年も前に読んだので内容はほとんど忘れてますが、 「容認できない海に、やがて君は沈む」という短編が好きでした。 タイトルは「恋はするのものじゃなく、落ちるものだ」という意味です。 巧いこと言うなぁ、と感動した記憶があります。 そう、「落ちる」というより「沈む」って感...
短編集です。 何年も前に読んだので内容はほとんど忘れてますが、 「容認できない海に、やがて君は沈む」という短編が好きでした。 タイトルは「恋はするのものじゃなく、落ちるものだ」という意味です。 巧いこと言うなぁ、と感動した記憶があります。 そう、「落ちる」というより「沈む」って感じ。 この作者の本を読んだのはこれが初めてでした。 作者の繊細で透明な感覚が好きで、このあと何冊か読みました。 これからも読みます。
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再読…のはず。でも、内容をほとんど覚えていなかった。なんとも、せつない気分にさせる。感傷的な書き方をすれば、手の感触がなんともね。そして、自分の中の何かがじんわりとした。
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タイトルや装丁、小説の舞台や透明感のある文体、すべてがとにかくオシャレ感満載。 そのオシャレさに気を取られて、あまり内容入ってきません。 ハンガリアン・ブルースカイとかね・・。 4編ともトーンが一緒なので、読み終わった直後だというのにすでにどの話だったか区別がつかない。 唯一印象...
タイトルや装丁、小説の舞台や透明感のある文体、すべてがとにかくオシャレ感満載。 そのオシャレさに気を取られて、あまり内容入ってきません。 ハンガリアン・ブルースカイとかね・・。 4編ともトーンが一緒なので、読み終わった直後だというのにすでにどの話だったか区別がつかない。 唯一印象的だったのは、熱帯魚の飼育について異様に詳しくて、へえぇと思った。系統を育てる。
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4つの物語が入っている短編集。 短編なんだということを知らずに読み途中でびっくりしましたが(笑 大崎善生という作家はパイロットフィッシュで好きになり、この本が 自分の中で3冊目になるのですが改めて「改行」のうまさがでてた。 小さい世界を舞台とせず広い視野で書かれているのもまた上手...
4つの物語が入っている短編集。 短編なんだということを知らずに読み途中でびっくりしましたが(笑 大崎善生という作家はパイロットフィッシュで好きになり、この本が 自分の中で3冊目になるのですが改めて「改行」のうまさがでてた。 小さい世界を舞台とせず広い視野で書かれているのもまた上手し。
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その描写や表現がとても魅力的で、この作品を読み終えたとき、 みてみたい『空の色』が増えてしまいました☆☆
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長い書名は頂けないが、この人の本は結構好きだ。 どれも幸福な恋愛ではないけれど、本人が良しと思えばそれでよいのだと思う。
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初めて読む作家さんですが、お洒落な雰囲気。でも、ちょっと読みづらいような…? 短編作品を4本収録。「ドイツイエロー」が一番のお気に入りです。
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『九月の四分の一』の続編的位置。感覚で書いているとしか思えない大崎善生の文章は読者にとって合う合わないが極端になってしてしまうと思うのだけど、この作品ではそれがいい方にハマりました、個人的に。
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