スローブログ宣言! の商品レビュー
ブログ論だけれど、インターネット論としても読める。 必見は、『ブログは「早い者勝ち」文化』の章。 これはインターネットにも当てはまる。 著者は言う、 「ここでオレが興味深く感じるのは、知りもしない作品について批評を書きたがるのはなぜか、その批評に断定口調のものが多い...
ブログ論だけれど、インターネット論としても読める。 必見は、『ブログは「早い者勝ち」文化』の章。 これはインターネットにも当てはまる。 著者は言う、 「ここでオレが興味深く感じるのは、知りもしない作品について批評を書きたがるのはなぜか、その批評に断定口調のものが多いのはなぜかということだ。」 「言うまでもないが、創作物の評価は多数派の意見が正しいとはかぎらないし、そもそも正しいか、間違っているかを決められるものではない。その証拠に、この手の論争で結論らしい結論が出たためしはない。それなのになぜ、単なる噂レベルの情報で良し悪しを判断するひとが増えたのだろう。」 その背景には、以下の事情があるという。 「個人ニュースサイトによって、「面白いニュースを見つけたら、即座に紹介する」という文化が生まれ、2ちゃんねるの「ニュース速報」板によって、「誰かが面白いことを書き込んだら、即座に返事を書く」という文化が生まれた。オレはこれを「早い者勝ち」文化と名付けたい。」 ブログに限らずインターネット上の書き込み全般において、情報を咀嚼することなく脊髄反射する人が多いのはなぜか、不思議に思ってきたが(私も“短気”を起こして反射的に言葉を発することがあるので、反省しなければならない)、「インターネットの早い者勝ち文化」が大きな原因であったのか、と納得した本であった。
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個人サイトと比較したり、各ブログサービスやブログツールなどについて言及。そういったことを通じて「ブログといったい何なのか」や、「ブログとの付き合い方」などについて語られた著作。 ブログとはアメリカから来て日本にもともとなかったのではなく、ブログ普及の背景には日本にもその基礎(掲示...
個人サイトと比較したり、各ブログサービスやブログツールなどについて言及。そういったことを通じて「ブログといったい何なのか」や、「ブログとの付き合い方」などについて語られた著作。 ブログとはアメリカから来て日本にもともとなかったのではなく、ブログ普及の背景には日本にもその基礎(掲示板やウェブ日記サービス等)はあった。そのことからも様々な技術などが盛り込まれたブログツールやブログサービスに振り回されがちになる現状においてあえて「スロー」にそれらと付き合っていくことを著者は勧めている。また、ブログに限らずウェブにおける各サービスなどとの付き合い方についても書かれており、ウェブ上でのいろんなサービスに興味ある人やブログとの付き合い方に疑問を抱いている人などには一読を勧めたい。 「ブログ」とは言ってもただいじりやすくなった個人サイトと考えればいい。そして、自分が書きたいことを公共の福祉に反さない限りで書き続けていけばいい。
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05-09-24 多数の意見や技術に振り回されることのない、ブログとの「スロー」な付き合い方かたを提案します。新たな視点のブログ論の登場! これがこの本のうたい文句です。けれども、一般論ではあるがと断りながら、「プロっぽい文体で書かれた文章は、ネットではどこか空々しく感...
05-09-24 多数の意見や技術に振り回されることのない、ブログとの「スロー」な付き合い方かたを提案します。新たな視点のブログ論の登場! これがこの本のうたい文句です。けれども、一般論ではあるがと断りながら、「プロっぽい文体で書かれた文章は、ネットではどこか空々しく感じられる」とか、「内容が自己完結しているのはブログには向いていないかもしれない」など、各人のブログとの「スロー」な付き合い方を少し決めつけるような発言が随所にみられます。 内容的には、初心者向けに書かれている内容もありますが、有名人とされる東浩紀さんや町山智浩さんの話、2ちゃんねるとのかかわりなど、ブログ初心者には敷居の高いものです。話があちこちに向いており、また、その内容のレベルが高低入り交じっているので、少し読みにくい気がしました。 しかし、ブログを規則的に正確に更新することの凄さを、ブログ「食べたものを淡々と記録するよ」で、長岡市に在住のブロガーが、中越地震の前、避難中、その後と淡々と記録を更新していく様を知り、人がブログといかにかかわれるかという視点を知りました。 また、本当に書きたいことは何かということで、「ブログのことばかりを考え、ブログばかり読んでいると、ブログに書くことは目減りしていく」とあります。まさにそうだと思います。自分を外に開かないと、ブログを継続させることは難しいですね (^_^) 。
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ビジネスではなく、マイペースでblogに付き合いたい人のエッセイ。 blogというよりはややオンライン日記的なスタイル
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How To本でなくBlog論なので賛否ありそう。面白くなるのが第4章以降というのもちょっと痛いなぁ。ただHP運営する自分としては、その苦労、考えに共感できる点多々。
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