アセンブリ言語の教科書 の商品レビュー

愛甲健二(著者)

2013/06/15

今となっては珍しいアセンブリ言語に関する教本。
16ビットアセンブリプログラミングから、Windowsアプリケーションをアセンブリ言語で作る方法まで幅広く解説されている。
ただし、本文の一部に誤植があり、作者のサイトで正誤表を確認しながら読まなければいけない点がマイナス点。
また、教科書と銘打っているが、個々の命令文などの解説が不足しているように感じる。
ある程度、アセンブリ言語を知っている人が読むことを全体にしている本だという印象を受けた。
「独習アセンブラ」など、他のアセンブリ言語の教本と併読すると本書の内容がよく理解できると感じた。
これ一冊でアセンブリ言語の全てが分かるという本ではないが、Windowsアプリケーションをアセンブリ言語で作成する方法など、他の本には見られない情報が多く含まれている点は高く評価できると思う。