ジャムねこさん の商品レビュー
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松谷みよ子さんの絵本ですね。 松谷みよ子さん(1926ー2015、東京うまれ)児童文学作家。『龍の子太郎』で国際アンデルセン賞優良賞を受賞、数々の賞を受賞されています。民話にも造詣があり、日本民話の会運営委員をされていました。 絵は、渡辺亨子さん(東京うまれ)さし絵画家、絵本作家、紙芝居作家。 まっくろくろの 黒ねこの プーは、 ばらの花のかげで、うとうとしていました。 プーは、ふっと 目をさましました。 ちいさな 足音が、ちかづいてくるのです。 みると、子ねこでした。 子ねこは、白いもふもふですが、せなかがあんず色です。それがジャムパンみたいに見えるので、いじの悪いおばあさんが「たべてやるぞう」と言われてにげて、きたそうです。 子ねこと黒ねこのプーの交流が、可愛らしく、子ねこがいじらしいですね。 すると、ちいさな おんなの子が、子ねこを さがしに きました。もう あんしんです。 松谷みよ子さんの、ふんわりとした慈愛のこもる物語に、少しほろりとさせられます。 渡辺亨子さんの綺麗な水彩画がやさしさに包み込んで、ねこたちを描きます。 ゆったりと心の温まる絵本ですね。
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こんなに可愛らしい猫には、そう出会えません… 小さい時から好きでしたが、歳を取るにつれ、ジャムねこさんの可愛らしさにより癒されるようになりました。 この絵本の影響か、杏ジャムは大好きです。 ペロッと背中の毛を舐めて、「ああ、まだお日さまの味がするから大丈夫だ」…と安心する子猫…...
こんなに可愛らしい猫には、そう出会えません… 小さい時から好きでしたが、歳を取るにつれ、ジャムねこさんの可愛らしさにより癒されるようになりました。 この絵本の影響か、杏ジャムは大好きです。 ペロッと背中の毛を舐めて、「ああ、まだお日さまの味がするから大丈夫だ」…と安心する子猫…もう、可愛くて可愛くて… このひたすら愛おしい存在は、一体何なのでしょう… 「ちいさいモモちゃん」も好きでしたが、松谷みよ子さんの文章は、とても児童文学に合っており、言わずと知れた中川 李枝子さんの名作、「いやいやえん」などにも共通する子どもらしい空想も大好きです。 どうしてこんなに素敵な物語を作れるのでしょうか。 ああ、お日さまが当たる縁側で、ふわっふわの白ぱんに、杏ジャムを付けて……食べたくなるなぁ笑
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背中の模様がジャムみたいに見えるせいで、自分がジャムパンになってしまうと思い込む子猫のお話。絵を見てるとホントにおいしそうで。(笑)子どもの頃、お気に入りの本でした。(chiyorogiさん)
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