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天国からはじまる物語 の商品レビュー

4.1

46件のお客様レビュー

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2024/09/18

私はすごく好きなお話でした。死後の世界って死んでみなきゃわからないし、仏教の基準でいけばほぼ全人類はみな地獄行きだし納得いってなかった小学校高学年の頃に読みました。大学生になった今でもこの死後の世界を信じて生きています。死後の世界について新しい考えをくれた一冊です。

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2024/05/07

第114回アワヒニビブリオバトル テーマ「誕生日」で紹介された本です。ハイブリッド開催。 2024.5.7

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2023/12/22

中3の冬休みが始まる2週間前に学校の図書館で借りて読んだ。ちょうどジョンレノンがテレビで色々やったりしてたからこの本が海外っぽくてめくったらジョンレノンっていう名前がチラッと見えたのがきっかけ。 もう一回読み返したいっていう気持ちが湧いてくる。 天国ではこんな感じなのかもなって...

中3の冬休みが始まる2週間前に学校の図書館で借りて読んだ。ちょうどジョンレノンがテレビで色々やったりしてたからこの本が海外っぽくてめくったらジョンレノンっていう名前がチラッと見えたのがきっかけ。 もう一回読み返したいっていう気持ちが湧いてくる。 天国ではこんな感じなのかもなっていう想像も広がった読んでいて楽しかった。 本屋で見つけたので買った:)

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2023/05/02

正直、序盤はあまりノリきれずでした。 が、中盤以降は死後の世界で若返る設定が生きてきて面白く感じましたね。 犬の言葉わかるのすごい羨ましいなぁと思いますねぇ。

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2023/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 死んだ後、死者の国で自分の死をどう受け入れ、前に進むかを描いた小説。  死者の国の仕組みや死後の生活などの設定はとても面白く、展開もその設定を活かしたもので楽しめた。また、縫い跡が死を受け入れられていない象徴として登場していたり、会話の中で出てきたシェイクスピアの「夏の夜の夢」が物語の総括として機能するなど、小道具が上手く散らばっていたのがよかった。  ただ、描写に関しては気になるところが多く、同じページ内で一人になりたいと友人に言ったのに実際に友人が行ってしまうと行ってほしくないと思ってるところや、3行前までわずかな物音もさせないようにして隠れていたのに話かけられたら葛藤なく返事するところ、絶対に地上に戻ると思っていたのに亡霊の話を聞かされただけで簡単に決心も変えるところなどなど、言い出したらキリがないくらい多い描写齟齬や違和感が多く、読んでて話が入ってこないし読む手が止まることが多かった。加えて、地の文に時々出現するどの目線かも分からない()や、登場人物の行動や態度が変わる理由に説得力が乏しいこと、設定が後からすでに知っているもののように出てくることといった部分で読んでいてストレスを感じた。おかげで登場人物の人物像が掴みづらく、主人公が自分の死を受け入れるのにかなり長い時間を要することもあって、感情移入はできなかった。  テーマとしては、人生の不可思議さや生者の世界と死者の世界は共存してることを言いたいのだと思う。いつまでも残してきた人のことを考えてうじうじしてる主人公が、残してきた人を忘れるのではなく死者の国で大切なものを見つけることで立ち直ったり、残してきた妻を思い続けていた人が主人公といい関係になり妻が死者の国に来てもその関係を続けられたことが特に印象に残った。

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2023/01/11

最初は、尖った物言いばかりのヒロインに共感できず、ヤングアダルト作品の印象が強かった。ところが中盤以降、物語の組み立ての良さが光り始め、最後は心が温かくなって読み終えることが出来た。 愛する人が無垢の状態に戻り続け、カウントダウンで永遠の別れを分かつ切なさ、東洋的な輪廻転生思考も...

最初は、尖った物言いばかりのヒロインに共感できず、ヤングアダルト作品の印象が強かった。ところが中盤以降、物語の組み立ての良さが光り始め、最後は心が温かくなって読み終えることが出来た。 愛する人が無垢の状態に戻り続け、カウントダウンで永遠の別れを分かつ切なさ、東洋的な輪廻転生思考も混じりつつ、複雑な気持ちを登場人物たちと共有した。 いいお話だった。

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2023/01/08

死後の世界を描いたヤングアダルト文学ですが、すっかり大人になった方にも人生に希望や救いを与えてくれる温かい物語です。 作者の犬に対する愛情もそこかしこに滲み出ていて、飼っていた犬(パグ)に天国で再会するシーンもなんとも穏やかで、犬好きの人には特におすすめ。

Posted byブクログ

2022/11/04

読んだのはかなり昔なので内容は詳しく覚えていないが、思春期で度々「死」について考えては夜眠れなくなったあの頃、死ぬのはそんなに怖い事ではないのかもしれないと思わせてくれた一冊。 時間があればもう一度読み直したい。

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2021/10/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なかなかなティーンエイジャーをよくぞ我慢強く見守ったおばあちゃんに拍手を送りたくなった! 若くして死んでしまった女の子が素直に詩を受け入れ現実を受け入れ...なんて出来るわけがない。その葛藤が読者をイライラさせるふるまいとなり、なんとも切なくそして応援したくなる作品で、もっと若い子がこの本を手にして読んでくれたらいいのになぁと感じだ。 もし、この物語のような「ドコカ」が実際あると、それはちょっと残酷な世界のようにも思う。仏教では死んでなおあの世で修業をさせる宗教もあるが、無に帰してよって。やり残しや未練を昇華させるための場であるならばアリかなぁとも考えるが、やっぱり死んじゃったらそこでおしまいよってあっさりと終わらせてほしいかな。 天国のちょっと奇妙な世界観を楽しめた作品だった。

Posted byブクログ

2021/10/25

最後の20ページで涙もろくなる。初めて読んだのは中学生のとき図書館で。あらすじだけが印象に強く残っていてタイトルが思い出せなかったこの本に、この間やっとたどり着いた。人生は円であり線だという言葉が理解できるようになったことが一番の成長かも。蔵書にほしい一冊。

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