シャープ・ノース の商品レビュー

パトリック・ケイヴ(著者),金原瑞人(訳者),大谷真弓(訳者)

2009/10/04

【あらすじ】厳寒の小さな村で生活する少女ミラ。
平和に暮らしていた彼女だが、ある日、木陰から自分を見つめていた女性が、灰色の服を着た男達に殺される有様を見てしまう。
何の関わりもないはずの女性のそばには、自分の名前を示したリストが落ちていた。
自分は、どこから来た何者なのか？
疑惑を抱き始めた彼女は、自分のルーツを辿るべく、ある行動に出る。･･･
最初に掲示されてる「おもな登場人物」リストは、読まない方がいいでしょう。
児童文学仕様なだけにネタが割れすぎ。
以下、ネタバレ有り。　●『極北のおおかみ少女』みたいなサバイバル冒険小説になるのかと思ったら、実は気候変動が起きた未来の英国を舞台にしたクローン題材のジュブナイルＳＦ。
ミラの頑張りぶりは、正しい戦う女の子として好感が持てます。
やっぱりヒロインはスパッとシャキッとしてないとね！　
他の女性陣も、大変優秀な方々です。
その一方で、ヒーロー役（？）の男の子も、まあ、最近の男子らしく情けないですよ。はー。
個人的には、プロのおっさん達であるエヴァンとショーンがよろしいです。
つい再登場を期待しながら読んでしまいましたよ。
そしてオチに、ええええええーーーー！！！？？Σ（゜◇゜;)
とか心の底から驚いた･･･。
いや、ええええ？　えええ？？　
続くんかい･････ガクリ･･･。

2009/10/04

手に汗を握りながら，ハラハラドキドキ読み進んであと少しで読み終えるぞ〜とおもったら，え？下巻へ続く？まだ続くんだ〜とってもページ数の多い本だけれども，久しぶりに読んだ〜〜〜〜フ〜〜〜という気持ちにさせられた大当たりの本でした。