明石元二郎 の商品レビュー
文字通り、日露戦争でロシアのスパイをしてた明石元二郎の活躍を描いた一冊。 司馬遼太郎の『坂の上の雲』では、「政府の潤沢な資金があれば誰でもできた」みたいな不当に低い評価をされてます。 でも、後にロシア革命に繋がってるわけで、そんなわけないだろうとずっと思ってたのですが、本を読む...
文字通り、日露戦争でロシアのスパイをしてた明石元二郎の活躍を描いた一冊。 司馬遼太郎の『坂の上の雲』では、「政府の潤沢な資金があれば誰でもできた」みたいな不当に低い評価をされてます。 でも、後にロシア革命に繋がってるわけで、そんなわけないだろうとずっと思ってたのですが、本を読むと微妙な感じ。 本人は「レーニンと会って資金提供した」と晩年語ってたみたいですが、どうも会ったのは事実ですが、ロシア革命に直結したかは微妙なところみたいです ただ、ロシアの動乱に火をつけたのは確かだし、そういう意味ではやはり面白い人物でした。
Posted by
シリアクスがアカシ(明石)と抱き合うシーン(というとなんか誤解があるなw)が何度か出てくるんですが、その時のアカシの不器用な対応がすごく好き。可愛いんですよ。さすが野村さん、終始可愛い人だったんですが。例えば序盤、余りに身なりに頓着しない明石さんの世話を焼く団さんとか明石と愉快な...
シリアクスがアカシ(明石)と抱き合うシーン(というとなんか誤解があるなw)が何度か出てくるんですが、その時のアカシの不器用な対応がすごく好き。可愛いんですよ。さすが野村さん、終始可愛い人だったんですが。例えば序盤、余りに身なりに頓着しない明石さんの世話を焼く団さんとか明石と愉快な仲間たち。陸軍の三太郎の宇都宮太郎や大井菊太郎(成元)、上田仙太郎などなど「坂の上の雲」ではなかなか出番の少なかった外国組が活躍(暗躍?)で一味違って個人的には好きです。あ、あと川上操六氏が魅力的です。様々な利害絡んで非常にモドカシイんですがね。
Posted by
諜報・秘密工作の話。 ノンフィクションなのですが、秘密工作という題材が地味なので明石の人間性に焦点を当ててかかれています。 秘密工作の方に興味があって読んだ私向きではありませんでした。 仕方ないとはいえ、共産主義者を援助した事は後の歴史を見るとなんだかなという気分になりますが、援...
諜報・秘密工作の話。 ノンフィクションなのですが、秘密工作という題材が地味なので明石の人間性に焦点を当ててかかれています。 秘密工作の方に興味があって読んだ私向きではありませんでした。 仕方ないとはいえ、共産主義者を援助した事は後の歴史を見るとなんだかなという気分になりますが、援助しなくてもどのみちロシアは赤化して居たんでしょうね…。
Posted by
- 1