原宿団地物語 の商品レビュー
原宿キラー通り沿いに建つ原宿団地を舞台に、そこに住む人々の悲喜交々。 連作短編。 団地内を掃除しながら、住人たちと関わっている小曽根さん。 このおじいちゃんがいい味を出しています。 団地内のいたずら書きの犯人を探し出すために仲間を募ったり、近所の少年野球チームの監督になったり、...
原宿キラー通り沿いに建つ原宿団地を舞台に、そこに住む人々の悲喜交々。 連作短編。 団地内を掃除しながら、住人たちと関わっている小曽根さん。 このおじいちゃんがいい味を出しています。 団地内のいたずら書きの犯人を探し出すために仲間を募ったり、近所の少年野球チームの監督になったり、スイス式のマッサージを受けたり、いじめられている子を助けたり… ビンテージジーンズの贋作を作る売れない役者の話が好き。 図書館で借りた本でしたが、タバコ臭かったことがとにかく残念。 そこが一番の印象になってしまった…
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『言葉を喋ろうとすると涙が溢れて来そうだった。泣いたら負けだ』 子供の頃には時々そんな場面に遭った。大人は泣かないと思っていたけど実際はそんなことはなくて周りにわからないようにしているだけ。小曽根さんは原宿団地に住むそんな人たちにそっと手を貸してくれる。やっぱりヒキタは親父が好き...
『言葉を喋ろうとすると涙が溢れて来そうだった。泣いたら負けだ』 子供の頃には時々そんな場面に遭った。大人は泣かないと思っていたけど実際はそんなことはなくて周りにわからないようにしているだけ。小曽根さんは原宿団地に住むそんな人たちにそっと手を貸してくれる。やっぱりヒキタは親父が好きなんだなぁと思う。オイラもだけど。
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原宿団地に住む人たちのお話。 中心は小曽根さん。アメリカ帰りのおじいさん。 どれもおもしろかった。ほのぼのしてる感じもあり、訳ありな感じもあり。
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ヒキタ氏の作品には、よく格好いいおじいさんが登場します。 本書は原宿の古い分譲マンションを舞台に、日常のちょっとした事件(?)が発生する連作短編集ですが、主役級で登場する味のある初老の男性の生き方がいい感じです。 自分もこんな風に歳を取りたいものですね。
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ヒキタクニオと言えば【狂気の桜】ですが、もちろんそちらも好きです、が、原宿団地好きだな。原宿団地を毎朝掃き掃除している定年過ぎたオジ様のお話。奥様は外国の方。
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クニオさん読んだよ。これかなり面白かったなぁ。何冊か読んでるとクニオさん特有の言い回しが良くわかりますね。人間の記憶の話とかは消し屋の本とかでも出てきたし。この中だと天狗の話とか好きですね。この間読んだ「角」に近い感じで良かったです。
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都会にありながら、都会の派手さとは無縁の築30年の原宿団地。 そこで起こる出来事を綴った連作小説。 毎日早朝に団地の清掃をする小曽根さん。 彼は下町で育ち、青年時代をアメリカで過ごし、奥さんはベルギー北部出身のゲルマン系フラマン人。 この異色な経歴の持ち主が、団地の主となり、事...
都会にありながら、都会の派手さとは無縁の築30年の原宿団地。 そこで起こる出来事を綴った連作小説。 毎日早朝に団地の清掃をする小曽根さん。 彼は下町で育ち、青年時代をアメリカで過ごし、奥さんはベルギー北部出身のゲルマン系フラマン人。 この異色な経歴の持ち主が、団地の主となり、事件に関わる。 あくまでも間接的に、さりげなく。 主役は団地の住人それぞれなんだけど、小曽根さんの人柄に、気付けば心が動かされている感じ。 お話はラブコメあり、サスペンスあり、青春もの、とジャンルが様々で、一冊の本の中にいろいろつまっていておもしろい。 少年野球チームの話の『ボールゲーム』は読んでいるうちに私も子供達を応援していたし、『夢騒がし』はこれは悪夢なのか本当のことなのか、と主人公と一緒にドキドキして読んだ。 『スイス式』は、スイス人のボルフガングさんの話。 原宿という土地柄、団地には外国人も結構住んでいて、ボルフガングさんは団地の一室に高級マッサージ店を開業している。 ナイスガイの彼には実は悩みがあって・・・・やっぱり聞き役は小曽根さん。 このスイス式のマッサージ、女性にとっては”愛の技法”のようなものだとか。 うーん、興味津々です。
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青山キラー通り沿い。高度経済成長期に建てられた原宿団地。おしゃれな都心にありながら時代からとり残されたような不思議な空間を醸し出す。住人たちも変わり者ばかり。翻訳家、劇団員、スイス人マッサージ師、元取締役、広告デザイナー…そして団地の主のような老人・小曽根さん。不安や焦りを抱え生...
青山キラー通り沿い。高度経済成長期に建てられた原宿団地。おしゃれな都心にありながら時代からとり残されたような不思議な空間を醸し出す。住人たちも変わり者ばかり。翻訳家、劇団員、スイス人マッサージ師、元取締役、広告デザイナー…そして団地の主のような老人・小曽根さん。不安や焦りを抱え生きる彼らの、おかしくて泣けて、ちょっぴり勇気を もらえる物語。
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青山キラー通り沿い。高度経済成長期に建てられた原宿団地。おしゃれ な都心にありながら時代からとり残されたような不思議な空間を醸し出す。 住人たちも変わり者ばかり。翻訳家、劇団員、スイス人マッサージ師、元 取締役、広告デザイナー…そして団地の主のような老人・小曽根さん。 不安や焦り...
青山キラー通り沿い。高度経済成長期に建てられた原宿団地。おしゃれ な都心にありながら時代からとり残されたような不思議な空間を醸し出す。 住人たちも変わり者ばかり。翻訳家、劇団員、スイス人マッサージ師、元 取締役、広告デザイナー…そして団地の主のような老人・小曽根さん。 不安や焦りを抱え生きる彼らの、おかしくて泣けて、ちょっぴり勇気を もらえる物語。
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なんだかイマイチな感じでした。すべての話は原宿団地と小曽根さんというひとりの男性にからめて書かれた話なのに、ひとつひとつの話のテイストがバラバラに感じてしまい残念。「ボールゲーム」「スイス式」はあたたかい気持ちで読めました。
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