方法叙説 の商品レビュー
「~でしょう」とデカルトが語りかけるような訳が良いと思って本書を選んだ。言い回しは平易だけど、哲学としての主張(我思うゆえに我あり、心身二元論)は本書だけではよく理解できなかったので「ソフィーの世界」のデカルトの項も読んで少しわかった。 全体第1~6部のうち、第1部が興味深かっ...
「~でしょう」とデカルトが語りかけるような訳が良いと思って本書を選んだ。言い回しは平易だけど、哲学としての主張(我思うゆえに我あり、心身二元論)は本書だけではよく理解できなかったので「ソフィーの世界」のデカルトの項も読んで少しわかった。 全体第1~6部のうち、第1部が興味深かった。学問としてなぜ医学や法学や文学や修辞学はつまらなくて、数学や哲学はおもしろいかを語っている。「全てを疑ってかかる」と言うわりには第4~6部あたりで独断が目立ち、結構調子のよい人という印象。
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近代思想の父 ルネ・デカルトの本。 養老孟司さんの言葉を借りるなら「本を読むのに適切な時期」ではないらしい。 もう少し修行してから読み直そうと思います
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訳者解説より。デカルトは、だれよりも先入観をしりぞけ疑うことを通して考える働きを人間存在の本質だと見抜き理性を正しく導いていろいろな学問で心理を探す方法を発見し、実践した人であった。デカルトは久しく近代思想の父と呼ばれていた。新しいパラダイムが打ち立てられるにいたらなかった時期...
訳者解説より。デカルトは、だれよりも先入観をしりぞけ疑うことを通して考える働きを人間存在の本質だと見抜き理性を正しく導いていろいろな学問で心理を探す方法を発見し、実践した人であった。デカルトは久しく近代思想の父と呼ばれていた。新しいパラダイムが打ち立てられるにいたらなかった時期に、徹底的な懐疑のはてに、考える自我の直感から、主体性を確立すると同時に一転して自分の体、物体世界を延長として、数理科学に研究する方法の基礎をすえ近代文明に道を開いた。 言葉のメモ。どんなことでも本物だとはっきり認識しないうちはけっしてほんものとして受け取らないこと。自分の行動にあたってできるだけしっかりして、決断済みであるようにすること。そして意見がどんなに疑しいものでも、いったんそれに決めたときは、一貫して変わらずにそれに付き従うということ。運命に打ち勝つよりはむしろ自分に打ち勝つように。そして世間の秩序よりも自分の欲望を変えるように。
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哲学者として有名なデカルトの、あまりにも有名な一冊。 近代学問の祖であり、彼自身、古典・修辞学・天文・数学など幾多の学問を修めた天才でもある。 本書は冒頭に「良識はこの世でもっとも公平に分け与えられているものである」」と述べ、、デカルトが文字による学問を放棄し「世界から学ぶ」...
哲学者として有名なデカルトの、あまりにも有名な一冊。 近代学問の祖であり、彼自身、古典・修辞学・天文・数学など幾多の学問を修めた天才でもある。 本書は冒頭に「良識はこの世でもっとも公平に分け与えられているものである」」と述べ、、デカルトが文字による学問を放棄し「世界から学ぶ」という学問へとシフトさせていく。 そして次にデカルトが自身の思索によって見出した4つの法則が書かれており、次に道徳的な法則と核率について、その次に形而上学的な考察を述べた。ここでデカルトは一度すべてのものを疑った結果、しかし疑っている自分だけは確かに在る。「我思う、故に我在り」という有名な第一原理に達した。 最後は解剖学的な考察を述べている。 本書はこのような構成であるが、私自身まだまだ十分に理解できてなく、読解力もさることながら思考力も不足していたことを痛感しながらの読書となった。 しかしゲーテが「学ぶには時がある」と言ったように、本書もまた読むには時があるのだと思う。 今度また私が本書を読むときは、より深く、より理論的に、デカルトのメッセージを受け止めていけるようになっていた
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自分の理性を正しく導き、いろいろな学問で真理を探すための方法について述べる話といのが本題です。とてもじゃないが、すっかりわかったなんて豪語できるほど読みこなせなかったというのが正直な感想。(豪語といってっもオーストラリア語ではないよ)しかし、デカルトの生き様に少しでも触れることが...
自分の理性を正しく導き、いろいろな学問で真理を探すための方法について述べる話といのが本題です。とてもじゃないが、すっかりわかったなんて豪語できるほど読みこなせなかったというのが正直な感想。(豪語といってっもオーストラリア語ではないよ)しかし、デカルトの生き様に少しでも触れることができて大変楽しい時間をすごせました。 「私は考えている、だから私がある」byデカルト
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解説・養老孟司 鎌田浩毅『成功術 時間の戦略』(087頁・167頁)は、本書をフレームワーク論としてとらえる。http://j.mp/e4Iilg
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難しいけど、面白かった。 よくわからないところも多かったから、 いつかきっとまた読むのでしょう。
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