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「在日コリアン」ってなんでんねん? の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2024/01/26

◆1945年時点 日本帝国崩壊・植民地支配終結 236万人 170万人 帰国 ↓ 50年戦争 60万人 帰国断念 ◆金嬉老事件 感想 ★★★★⭐︎ 小説『ある男』で登場していた人物が在日三世であり、かつ、授業のレポート作成のために手に取った。 映画『ラーゲリから愛を込めて』で...

◆1945年時点 日本帝国崩壊・植民地支配終結 236万人 170万人 帰国 ↓ 50年戦争 60万人 帰国断念 ◆金嬉老事件 感想 ★★★★⭐︎ 小説『ある男』で登場していた人物が在日三世であり、かつ、授業のレポート作成のために手に取った。 映画『ラーゲリから愛を込めて』で、第二次世界大戦後にロシアで在留することとなった日本人の物語について描かれていた。この本も第二次世界大戦後の日本に残った韓国人、いわゆる在日の現状について述べたものであった。当然だが戦争が終結させれて終わりというわけではないのだなと改めて考えされられるものだった。 日本政府の在日に対する対応狂ってるなと感じさせるものもあり、日本人としてショックだった。日本人として誇れる政府であってほしいと思った。 学びの多い本だった。

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2019/10/28

最初はタイトルがタイトルだし、たまたま開いたページが「あの大物芸能人も実は在日」みたいなところだったから、そんな罪なミーハー心もあって読み始めた。ところがこれはなかなか骨太な本。在日コリアンの人々の古今の位置づけを詳しくわかりやすく解説してくれる。 しかし、読んでも読んでも日本と...

最初はタイトルがタイトルだし、たまたま開いたページが「あの大物芸能人も実は在日」みたいなところだったから、そんな罪なミーハー心もあって読み始めた。ところがこれはなかなか骨太な本。在日コリアンの人々の古今の位置づけを詳しくわかりやすく解説してくれる。 しかし、読んでも読んでも日本という国の在日コリアンに対するひどい仕打ちにはいまさらながら愕然するというか、あきれるというか……。彼らが生まれた背景をつくったのは日本だというのに。ほかの国の人々に対してもこういうことが起きているのだろうか。寡聞にして知らないけれど、外国人労働者の受け入れなどに関するこの国の政策などみてもさもありなんって感じ。この国の政治の、この国の人々の病理をみせつけられるような本だった。日本ってなんでんねん、って感じ。

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2019/06/20

1956年生まれ、在日韓国人三世、朴一(パクイル)著「在日コリアンってなんでんねん?」、2005.11発行。敗戦時、在日の人口は236万人、170万人が帰国、60数万人が日本に。そして二世、三世、四世として定住。1910~1945年の植民地時代、1950年の分断、在日コリアンの侮...

1956年生まれ、在日韓国人三世、朴一(パクイル)著「在日コリアンってなんでんねん?」、2005.11発行。敗戦時、在日の人口は236万人、170万人が帰国、60数万人が日本に。そして二世、三世、四世として定住。1910~1945年の植民地時代、1950年の分断、在日コリアンの侮蔑と差別の歴史が紹介され、これからの展望が描かれています。在日コリアンで民族名(本名)を名乗るのは8%、80%以上は日本名(通名)だそうです。民族名では、学校に行けない、仕事ができない、家が借りられない・・・。金田正一氏、張本勲氏は知ってましたが、玉の海、三重ノ海は知りませんでした。

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2014/12/20

差別。それは、人が向き合いたくない、でも誰の心にも少なからず存在する意識。 それによって、少数者、マイノリティは社会の援助を受けられなかったり、就職、結婚、住居などで差別される。 一番の問題は、本当に差別している人は、それが差別だとは夢にも思っていないことだ。 自分と社会がよりよ...

差別。それは、人が向き合いたくない、でも誰の心にも少なからず存在する意識。 それによって、少数者、マイノリティは社会の援助を受けられなかったり、就職、結婚、住居などで差別される。 一番の問題は、本当に差別している人は、それが差別だとは夢にも思っていないことだ。 自分と社会がよりよく生きていくために。自分もいつマイノリティとして差別されるかわからない、という気持ちからこの本を手に取った。

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2013/12/21

治まっていた怒りが再び湧きおこる。子は親を選べないのと同様、人は出自を選べない。なのに生まれた境遇で差別されることが許せない。

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2009/10/04

卒論のための本、第2弾。読みやすくて、わかりやすくて、この本は何度でも読める。在日コリアンについて書かれた本の中で私が最も好んでおり、また人に薦めたい一冊だ。筆者はテレビなどでもお馴染みの人物だが、本人が在日であるから、また学者であるからこそ感じられるリアルさがこの本の中にはある...

卒論のための本、第2弾。読みやすくて、わかりやすくて、この本は何度でも読める。在日コリアンについて書かれた本の中で私が最も好んでおり、また人に薦めたい一冊だ。筆者はテレビなどでもお馴染みの人物だが、本人が在日であるから、また学者であるからこそ感じられるリアルさがこの本の中にはある。在日理解を進めるには日本人にとっても本当に受け入れやすいものだと思う。

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2009/10/04

在日ってどんな人たちなの?という問いに簡単に答えてくれる入門書的な一冊。 マイノリティとしての立場にたって論じている姿勢が良い。 共感できる意見が多く、勉強になりました。

Posted byブクログ

2009/10/04

以下の書き方が褒めてるのか貶してるのかはご判断ください。文体こそ穏やかであるものの,在日コリアンの「感情」があふれでている。論理よりも情念が前に出ている本である

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