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東京少年 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2020/08/26

少年時代の疎開生活を送った著者が描く自伝的小説。東京両国での生活から山奥に二度疎開することになった1人の少年を中心に、前半では集団疎開の生活、後半では家族での疎開生活が描かれている。疎開中に東京が大空襲を受け、家を焼失したことも書かれている。

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2012/06/09

『流される』『日本橋バビロン』と、遡るように読んで、やっと『東京少年』。あとに出た2作に比べると、土地への細かな言及は少なく、疎開時の経験がのびのび書かれていると感じた。 心苦しくなる場面もあったが、小林信彦さんのうまい距離感を持った描写のおかげで、穏やかに読むことが出来たと思う...

『流される』『日本橋バビロン』と、遡るように読んで、やっと『東京少年』。あとに出た2作に比べると、土地への細かな言及は少なく、疎開時の経験がのびのび書かれていると感じた。 心苦しくなる場面もあったが、小林信彦さんのうまい距離感を持った描写のおかげで、穏やかに読むことが出来たと思う。東京から離れた東京少年をなぞり出した一作。

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2011/08/15

太平洋戦争の戦時下の軍国少年達の日々を描いた作品。何処かのPR誌で連載されていたモノの完本。小林信彦を読むのは小学校のオヨヨ大統領シリーズ以来、本当に久々でした。

Posted byブクログ

2009/10/04

小林信彦自身の疎開体験を綴っている。子供にとって突然訪れた悲しい日常が記録されている。実際はもっと酷かっただろうことは想像できるが、この話がピンとこないような若者に、はたして響くのか?空しい(汗)。

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