旧宮殿にて の商品レビュー
全体的に面白かったです。 三雲さん、このような謎解きミステリまで書けて、しかもしっかりとミステリファンを満足させられる内容で、さすがだなと思いました。 個人的なお気に入りは二篇目と四篇目です。
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- ネタバレ
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レオナルド・ダ・ヴィンチが探偵まがいのことをするというミステリー。 天才的な頭脳をもっていたという人物だからこういうのも案外自由でいい。 特に「二つの鍵」のミステリーはロジカルで楽しめました。 残念なのはダ・ヴィンチなど登場人物の説明が毎回ほぼ同じ様だったこと。できるなら毎回言葉を尽くして人物像を授けてほしかった。
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期待していた内容ではなかったからちょっと残念。 だって、ダ・ヴィンチって聞いたら絵のことをもっと中心に据えてると思うじゃない(´・ω・`) ダ・ヴィンチが勝手に周りで起こる謎を解いていく日常的ミステリーでした。 評価できなくもないというのはイタリア語を利用したメッセージくらいで...
期待していた内容ではなかったからちょっと残念。 だって、ダ・ヴィンチって聞いたら絵のことをもっと中心に据えてると思うじゃない(´・ω・`) ダ・ヴィンチが勝手に周りで起こる謎を解いていく日常的ミステリーでした。 評価できなくもないというのはイタリア語を利用したメッセージくらいで、それをするためだけにダ・ヴィンチを主人公にしてみただけじゃない?という… 正直、実在の人物を書くならもっと根拠に基づいた人物像を描いてほしい。 歴史小説は好きだし、そこにも作者の想像は入るかもしれないけど、そういうのとは全く違って自分の都合で勝手に作り上げたようにしか思えない。
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ミラノの宰相イル・モーロことルドヴィコ・スフォルツァ メディチ家から派遣された音楽使節兼宮廷技師レオナルド ミラノの廷臣の娘チェチリア・ガッレラーニ この3人の前に現れる謎また謎。 それをいとも簡単に解いてしまうレオナルド。 まるでミラノ版京極堂である(チェチリアは敦...
ミラノの宰相イル・モーロことルドヴィコ・スフォルツァ メディチ家から派遣された音楽使節兼宮廷技師レオナルド ミラノの廷臣の娘チェチリア・ガッレラーニ この3人の前に現れる謎また謎。 それをいとも簡単に解いてしまうレオナルド。 まるでミラノ版京極堂である(チェチリアは敦ちゃんか?イル・モーロは関口くんであろうか・・・) トリックは目立ったものはないが、15世紀末のイタリアの雰囲気をうまくかもし出していて、読み物として良質(Carin Krasnerの写真を使った、泉沢光雄さんの装丁もステキ!) 音符と記号を使ったメッセージを解く「愛だけが思い出させる」と、若い愛人の心に鍵をかけた老商人の話「二つの鍵」が面白かった。 ラストの「ウェヌスの憂鬱」はひっかけがベタすぎて興ざめ。 でも全体的に好みの設定なので、続編出てほしいなぁ。 この人SFものよりこういった歴史物の方が向いているような気がします。
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皮肉屋で美貌の若きのレオナルド・ダ・ウィンチと、友人である宰相イル・モーロ、そして不思議な美少女チェチリアが、ミラノで起こる不可解な謎に挑む。 レオナルドとイル・モーロの友人関係がとてもいい。それから15世紀ミラノの優美でどこか幻想的な雰囲気を醸し出す文章も読んでいて楽しめる。
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面白かった! ミステリ短編集で、探偵役はレオナルド・ダビンチ!! 他の作品も絶対に読みたい。
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天才レオナルド・ダ・ヴィンチ、宰相ルドヴィコ・スフォルツァ、そして聡明な少女チェチリア・ガッレラーニという実在した(魅力ある)人物達がミラノで起きた様々な謎に挑んでいく短編ミステリィ。 「二つの鍵」が一番ミステリィらしいミステリィ。 同シリーズに長編「聖遺の天使」がある。
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この著者といえばSFロボット者というイメージがあったが、この本はなかなか面白い。歴史ミステリとしてはかなりいい線いってると思う。お勧め。
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どうやらシリーズ2作目だと購入したあと知りました。1冊目なくても問題ないけど、読んだら1冊目もほしくなる。おもしろ淡々としたミステリーです。レオナルドさんがロッキンチェアディテクティブをやってるお話。
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