いかさま師 の商品レビュー
話は面白かった。 絵や相続について無知だからか没頭できなかった。 登場人物も各々個性があり裏があり面白かったが点と点が繋がり過ぎるというか想像と違った!大逆転!というのとは違う。 親族、血族が振り回される話。
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シチュエーション的には面白いはずなんだけど、最後までのめり込めないまま終わってしまったのはなぜなんだろう。人物にあまり共感できなかったせいか?
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+++ 三十年前、顔を切り裂き、謎の自殺を遂げた天才画家・鷲沢絖。その妻の死体が、今ではゴミ屋敷と呼ばれている鷲沢邸から発見された。しかもその顔はどす黒く変色し、どろりと溶けていた。遺産相続人として母を指名された高林紗貴は、屋敷からある絵画がなくなっていることに気づく。作者はジョ...
+++ 三十年前、顔を切り裂き、謎の自殺を遂げた天才画家・鷲沢絖。その妻の死体が、今ではゴミ屋敷と呼ばれている鷲沢邸から発見された。しかもその顔はどす黒く変色し、どろりと溶けていた。遺産相続人として母を指名された高林紗貴は、屋敷からある絵画がなくなっていることに気づく。作者はジョルジュ・ド・ラ・トゥール、約二百六十年の長きにわたり忘れ去られていた、フランス絵画史における最も謎めいた画家。計り知れない価値を秘めたその絵画の行方を探り始めた紗貴だったが、同時に周辺で不気味な出来事が起こり始める。年若い紗貴の恋人、相続を巡りライバル関係にある青年、姿を消してしまった絵画コレクターの父。いったい誰が味方で誰が敵なのか。ラ・トゥールと、見る者の心を揺さぶる鷲沢絖の断筆「顔を引き裂かれた自画像」。―これらの絵画に隠された真実とは。 +++ タイトルの「いかさま師」はラトゥールの絵のタイトルなのだが、物語そのものを絶妙に表していて見事である。天才画家の遺産相続に関わる一連の流れと、彼の半生にかかわった人々が抱えることになった事々、そして、血のつながりと欲。興味深い要素がたくさんありすぎるが、それらがきっちりと太い流れになっている印象である。誰を信じればいいのか、誰が味方で誰が敵なのか、そもそも味方など誰ひとりいないのか。次々に奥の手やら隠し技やらが出てくるので、常に気を抜けない展開が続くのである。結局は、作品にとっていちばんいいところに落ち着いたとは言えるのかもしれない。先が愉しみで、ページを繰る手が止まらない一冊だった。
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作品解説(カバーより):三十年前、顔を切り裂き、謎の自殺を遂げた天才画家・鷲沢絖。その妻の死体が、今ではゴミ屋敷と呼ばれている鷲沢邸から発見された。しかもその顔はどす黒く変色し、どろりと溶けていた。遺産相続人として母を指名された高林紗貴は、屋敷からある絵画がなくなっていることに...
作品解説(カバーより):三十年前、顔を切り裂き、謎の自殺を遂げた天才画家・鷲沢絖。その妻の死体が、今ではゴミ屋敷と呼ばれている鷲沢邸から発見された。しかもその顔はどす黒く変色し、どろりと溶けていた。遺産相続人として母を指名された高林紗貴は、屋敷からある絵画がなくなっていることに気づく。作者はジョルジュ・ド・ラ・トゥール、約二百六十年の長きにわたり忘れ去られていた、フランス絵画史における最も謎めいた画家。計り知れない価値を秘めたその絵画の行方を探り始めた紗貴だったが、同時に周辺で不気味な出来事が起こり始める。年若い紗貴の恋人、相続を巡りライバル関係にある青年、姿を消してしまった絵画コレクターの父。いったい誰が味方で誰が敵なのか。ラ・トゥールと、見る者の心を揺さぶる鷲沢絖の断筆「顔を引き裂かれた自画像」。――これらの絵画に隠された真実とは。 この作品では絵画を題材に扱う難しさがにじみ出ています。単純に言えば「絵画」イコール「色彩や構成を愛でて楽しむもの」なので、この作品ではそれらをいかに上手く表現できるかが重要になります。しかし、「天才的な才能を持つ」鷲沢絖の描いた絵の素晴らしさが全く伝わってきませんでした。 フェアな展開とは言い難く、役者が出揃うのも遅いため悶々とさせられますし、ある程度ミステリーを読んでいる方なら容易に犯人像が割り出せることと思います。 「表」と「裏」に分かれた作品構成の「裏」の部分は楽しめましたが、それでもタイトル負けしてる印象は拭えませんでした。
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遺産として残された絵画をめぐる争いの話。あっちこっちに話が広がって散らかったまま、気づいたら終わっていた。
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ラ・トゥールの「いかさま師」自体が大好きな絵なのでそれに惹かれて読了。 さくっと読みやすいし、トリックもそこそこな印象。 だけれど、作中で描写されている絵が見てみたくなる…。 そういう意味で美術ミステリとしては大成功かと。
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内容はまさしく金と欲といった人間の心の奥底を映し出したような、複雑で、それでいてシンプルな内容でした。人間には両極の想いがあって、ふとした時にそれが現れるのですね。やはり一番人間が怖いです。
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うーん…なんていうか…。 あらゆることが想定内でシタ。 どうせなら主人公がもっとえげつないこと やってくれたら良かったのにw
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名画を巡るミステリ。どうも終結がごちゃごちゃっとした感はあるけれど、スピーディな展開でさくっと読める作品。 「名画の隠し場所」ってのがメインといえばメインの謎かな。だけど一番「やられた!」と思ったのは、ラストで犯人と対峙する主人公の狙い。まさかこんなにしたたかだったとはね~。
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出版社 / 著者からの内容紹介 第2回『このミス』大賞受賞作家第2弾! フランス絵画史最大の謎 ラ・トゥール畢生の名画を探し出せ! 三十年前、謎の自殺を遂げた天才画家・鷲沢絖。その妻の死体が、鷲沢邸から発見された。遺産相続人として母を指名された高林紗貴は、屋敷からある絵画がなくな...
出版社 / 著者からの内容紹介 第2回『このミス』大賞受賞作家第2弾! フランス絵画史最大の謎 ラ・トゥール畢生の名画を探し出せ! 三十年前、謎の自殺を遂げた天才画家・鷲沢絖。その妻の死体が、鷲沢邸から発見された。遺産相続人として母を指名された高林紗貴は、屋敷からある絵画がなくなっていることに気づく。作者はジョルジュ・ド・ラ・トゥール、フランス絵画史における最も謎めいた画家。計り知れない価値を秘めたその絵画の行方を探り始めた紗貴だったが、同時に周辺で不気味な出来事が起こり始める。 内容(「BOOK」データベースより) 三十年前、顔を切り裂き、謎の自殺を遂げた天才画家・鷲沢絖。その妻の死体が、今ではゴミ屋敷と呼ばれている鷲沢邸から発見された。しかもその顔はどす黒く変色し、どろりと溶けていた。遺産相続人として母を指名された高林紗貴は、屋敷からある絵画がなくなっていることに気づく。作者はジョルジュ・ド・ラ・トゥール、約二百六十年の長きにわたり忘れ去られていた、フランス絵画史における最も謎めいた画家。計り知れない価値を秘めたその絵画の行方を探り始めた紗貴だったが、同時に周辺で不気味な出来事が起こり始める。年若い紗貴の恋人、相続を巡りライバル関係にある青年、姿を消してしまった絵画コレクターの父。いったい誰が味方で誰が敵なのか。ラ・トゥールと、見る者の心を揺さぶる鷲沢絖の断筆「顔を引き裂かれた自画像」。―これらの絵画に隠された真実とは。
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