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「経験知」を伝える技術 の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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2021/01/01
  • ネタバレ

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ディープスマート、経験知について、その概要を学びそれを豊かにし使いこなし、再現可能にするにはどのようにすべきなのか、学ぶために購読。 ・ディープスマート、経験知とは、経験を通じて習得され、その人・脳にしか  蓄積されない知識。 ・もっとも強力な経験の積み方は、指導の下での経験だ。 ・SAICの例で、コーチングの最終段階は、自分が教えてみること ・経験者の脳や身体に埋もれたままの経験知を発掘するには、ある問題についてシナリオやケース教材の形で提示し、エキスパートと初心者がそれぞれ別々に解決策を考え、両者のギャップを調べるという方法。 ・経験知とノウフー(人脈)を持つコーチを社内に夕sるう企業は強い。 ・キャリアチェンジに成功(変化を実現)する唯一の方法は、様々なアイデンティティーの可能性を実践に移し、もっと決定的なステップをとるのに十分な経験ができるまでそれを続けることしかない。

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2018/12/20

Vol.90 ディープスマートの本質。エキスパートは「罠」に気づく!? http://www.shirayu.com/letter/2010/000177.html

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2018/11/12

経験知、ノウハウと言い換えても良いと思うが、その伝達は至難の技であることは日常的に経験していることである。この困難さを体系的に解き明かしてくれるのが本書である。経験知がどのように形成され、所属する集団によってどのような影響を受けるかなど、なんとなく感じていたことを明快に述べてくれ...

経験知、ノウハウと言い換えても良いと思うが、その伝達は至難の技であることは日常的に経験していることである。この困難さを体系的に解き明かしてくれるのが本書である。経験知がどのように形成され、所属する集団によってどのような影響を受けるかなど、なんとなく感じていたことを明快に述べてくれている。企業におけるノウハウ移転は、常に課題であるが、その課題解決のヒントになると思う。ノウハウ移転に行き詰まった際に、本書を読めば、何らかの啓示が得られるのではないかと思う。

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2018/10/23

エクスパートと呼べるレベルの、経験に基づいた暗黙知をディープスマートと定義する。このディープスマートは、暗黙知であるがゆえに、その育成、伝承が難しいが、であるからこそ、組織体の競争力を向上、維持のためには欠かせない。云々。ディープスマートを伝え、育成し、自分のチームをピカピカに磨...

エクスパートと呼べるレベルの、経験に基づいた暗黙知をディープスマートと定義する。このディープスマートは、暗黙知であるがゆえに、その育成、伝承が難しいが、であるからこそ、組織体の競争力を向上、維持のためには欠かせない。云々。ディープスマートを伝え、育成し、自分のチームをピカピカに磨き上げたいマネージャーにお勧めします。

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2018/10/09

豊富な事例に基づいた経験知(暗黙知:DEEP SMARTS)の育み方,移転の仕方をまとめた大著.若干読みづらいが,各章の最後にポイントがまとめられており,それだけ読んでもためになる.結局は山本五十六の「やってみて〜」に集約されるかな.

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2016/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ディープスマートの定義は「その人の直接の経験に立脚し、暗黙の知識に基づく洞察を生み出し、その人の信念と社会的影響により形作られる強力な専門知識」である。本書ではいかにしてディープスマートを発達させ、移転させるかについて記述されている。リサーチに基づいて詳細に書かれているが、要するに承継には単なるデータベースだけではなく指導のもとでの経験(OJTをしっかり行う)が大切という、メッセージ的には当たり前感がある。 ディープスマートを育むのに不可欠なのは計画的な練習をする意欲である。新しい知識を吸収するには、基本的考え方や内容的知識など新しい経験を受け入れる心理状態、あらかじめ十分な精神的土台ともいうべき、脳内にしかるべきレセプター(受容体)が必要である。幅広い経験のレパートリーはこのようなレセプターを作り出す。なお指導のもとでの経験がベストである。新しい情報に出会ったときにすでに知っている記憶であるレセプターと結合され、それが知識に転換される。 知識とは正当化された真なる信念であり信念の体系はその人のディープスマートの一部でありなかなか変わらないものである。変えるのにもっとも効果的な方法は既存の信念に反する体験を実際にさせることである。 知識の移転は相性や合意に基づいたコーチと教え子の間で行われることにより効果的にできる。知識移転方法としては端的な指示/説明/レクチャー、経験則、体験談、ソクラテスメソッド、指導のもとでの経験の順により育成効果が高まる。指導のもとでの経験には、指導のもとでの練習、指導のもとでの観察、指導のもとでの問題解決、指導のもとでの実験がある。 よく考えられた練習ではコーチが練習すべきスキルを洗い出し、学習者に反省させるよう促し、指針となるフィードバックを行う。観察は観察内容を振り返るように指導することで効果が高まる。固定観念や考え方の癖を取り除くことができる。問題解決では教え子にディープスマートを再創造させ、ノウWhatとノウWhoを与える。実験では学習者にレセプターを作り出しディープスマートの形成を促す効果がある。

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2013/08/11

指導の下での経験に関してコーチからのフィードバックの重要性を強調してきた。コーチが自分のディープスマートに基づいて教え子の新しい構造補強したり、不適切な反応を修正したりすれば、効果的効率的な学習ができる。フィードバックをする上で特に重要なのは、ひたすら褒めるのもよくないし、やたら...

指導の下での経験に関してコーチからのフィードバックの重要性を強調してきた。コーチが自分のディープスマートに基づいて教え子の新しい構造補強したり、不適切な反応を修正したりすれば、効果的効率的な学習ができる。フィードバックをする上で特に重要なのは、ひたすら褒めるのもよくないし、やたらと批判するのもよくないということだ。どちらの場合も改善方法を教え子に直接教えていないのが問題だ。1話の賞賛も確かに進歩の妨げになるが、無条件の否定的なフィードバックが行われる場合の方が多い。コーチがそういう否定的な手法に頼りきり、いい点、をあまり褒めてあげないと、学習者は何が良くないかということしか学ばない。それでは前進する方法学べない。未来のリーダーが上司からこの種のフィードバックを受け続ければ上司のマネジメント手法学び、真似をしてしまう恐れがある。 容赦ない否定的フィードバックは学習を妨げるだけでなく、学習者のやる気を奪い不安を高め仕事の喜びを消し去ってしまう。 学習者が好ましい行動を継続するためには、自分の一点を知るだけでなく先生や、リーダーに評価されていると知る必要がある。 角にして的なフィードバックは教え子のやる気を削ぐだけでなく、師弟関係にひびを入れる。組織に対する教え子の帰属意識を損なう場合もある。 人脈づくりで成功収めている人は、知り合いに価値を提供することにより社会資本増やそうと努めている。何かを教えてくれた頼むときはとても具体的に頼むので、すぐに返事がもらえる。 どんな関係にもバランスが必要だ。頼み事が自分にとって本当に重要なものであること、そしてお返しする意思があると示すことが大事。依頼と同時にお返しをしてもいいし、将来の見返りを約束してもいい。

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2013/06/02

計画的に蓄積・移転するには、知識コーチの指導のもとで経験するのが良い。パターン認識は速習できない。 組織において暗黙的に行われているけれど、意識して、計画的、効果的にやればできる方法があるということ。

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2012/06/21

知識のシェアと、自分の方向性にあったコーチを持つ事の素晴らしさを学んだ。一番大切なのは何事も経験だという事。

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2011/02/17

出版したての時期に購入していたが、当時はよくわからんかった(^_^;) まずここにでてくる「ディープスマート」とはなんぞや?からひっかかっていたのだった。 暗黙知なのかと思えば、「暗黙知<も>含む」(逆に形式知も含むということだろう)とある。 あと、こんな風にも表現されている...

出版したての時期に購入していたが、当時はよくわからんかった(^_^;) まずここにでてくる「ディープスマート」とはなんぞや?からひっかかっていたのだった。 暗黙知なのかと思えば、「暗黙知<も>含む」(逆に形式知も含むということだろう)とある。 あと、こんな風にも表現されている。 「中核信念と経験」、「直感的」、「ばらばらの知識を統合・理解し、関連のあるパターンを見いだして、それをもとに行動する(ためのもの)」 この本を読んで、今じぶんが取り組んでいること(授業研究)に納得できた。若手教員にとって授業分析が重要なのは、指導の意図を説明できるようにすることで、自信をもつことだ。そう考え、研修等に関わってきた。 しかし本書に基づけば、その状態は正確にいえばエキスパートもどきの状態だという。 経験パターンを重ねれば、深みのある暗黙知が機能することで一瞬で状況を感じとるが(とりわけワナに敏感な直感が働く)、得てしてそれは説明不可能なもので、根拠を考えていたら手遅れになるくらいスピーディーな判断が求められる。 エキスパートはそうした場面に対応可能なディープスマートをもっている。 そのようなディープスマートを獲得する訓練として、初心者は判断基準を明らかにしようとする習慣が重要だと指摘する。 では、どのようにディープスマートを手に入れることができるか。 ざっとくみ取ったのは以下の3点。 ・ ロールモデルを長時間観察する ・ コミュニティに所属する ・ 知識コーチ(エキスパート)によるコーチングを受ける

Posted byブクログ