版画本 セロ弾きのゴーシュ の商品レビュー
あとがき 動物達との交流や戦いのうちに自然と腕をあげていきました。ささやかな日常の積み重ねが、そのまま修行となり、成長し、ある時、祝福に包まれる。人生とはかくありたい、と思わせる幸福な作品です。
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宮沢賢治の代表作『セロ弾きのゴーシュ』に、漫画家の畑中純が版画で挿絵を描いた本。畑中純は版画家として、宮沢賢治作品に多く挿絵を描くことになったが、その中でも代表作と言っていい作品だと思う。 チェリストのゴーシュを訪ねてくる動物たちの、とぼけた味のある風貌や、ラストの『印度の虎狩...
宮沢賢治の代表作『セロ弾きのゴーシュ』に、漫画家の畑中純が版画で挿絵を描いた本。畑中純は版画家として、宮沢賢治作品に多く挿絵を描くことになったが、その中でも代表作と言っていい作品だと思う。 チェリストのゴーシュを訪ねてくる動物たちの、とぼけた味のある風貌や、ラストの『印度の虎狩』を聴いた観客の反応など、宮沢賢治の土着的なファンタジーと相性が良く、とても素晴らしい魅力になっている。
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