あめあめふれふれもっとふれ の商品レビュー
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雨の日に外で遊びたいと願う子どもの心情や、その楽しさを詩情豊かに描いた素敵なお話だった。 男の子と女の子の兄弟が、家の窓から外を眺め、外で働く新聞配達のお兄さんや、ぴょんぴょん跳ねる小鳥たちを羨ましく思う気持ちは、大人の自分はもう昔に置いてきてしまったが、息子はよくわかるよう。 「さあ、あなたたち。レインコートをきて、そとで あそんでいらっしゃい。いまなら あめが こぶりのようだから」というお母さんの一声で、二人は笑いながら雨の中へ飛び出していく。長靴をはいて水たまりをざぶりざぶりと歩いたり、小川におもちゃの舟を浮かべたりするのは楽しそう。息子がとても満足そうに聞いていた。 レストランで料理を待つ間に読んでいたが、途中料理がきても、「最後まで読んで」とお願いされて、そのまま読み終わった。
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図書館本。私の選定本。雨の降る日に読んだ本。雨の中を散歩したいなー、と思っていたら、思いがけず許可が出て。雨の中の発見あれこれ。
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言葉がとてもきれい。 読んでいて、ゆったりと想像できる。 花や小鳥、車、様々なものの色や形や様子が目に浮かぶような描写、おしまいのお母さんも子供たちにはうれしい。
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雨の日の外の世界ってなんて楽しそうなんだろう。絵本の中の雨の日ってなんて楽しそうなんだろう。姉弟の鬱々も興奮も手に取るように伝わってくる。みんなもっと雨の世界を楽しんだらいい。「濡れるし」「汚れるし」「風邪ひくし」じゃなくて雨の中で遊ぶ経験をさせてあげたらいい。子どもは特に。いや...
雨の日の外の世界ってなんて楽しそうなんだろう。絵本の中の雨の日ってなんて楽しそうなんだろう。姉弟の鬱々も興奮も手に取るように伝わってくる。みんなもっと雨の世界を楽しんだらいい。「濡れるし」「汚れるし」「風邪ひくし」じゃなくて雨の中で遊ぶ経験をさせてあげたらいい。子どもは特に。いや大人だって。私だって。
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どこかで目にして梅雨だし読みたいなぁと借りた。 もう三日のあいだ、 あめは ふりつづいていました。 ちいさな おとこのこと おんなのこの きょうだいは、 そとで あそびたくて しかたがありません……! (カバーそでより) そして梅雨でなく、春の雨でした。 雨が降って外に出られない気持ちってどうだったか、私はもう忘れてしまいました。 この物語のきょうだいは、窓から外のみんなの様子を観察して、想像して、楽しんでいます。 窓から見る外の景色っていいですね。 窓から外を見たら、自分もどこかから見られているのでは、なんて物騒なことを考えなくていい環境が羨ましいなぁ、とか、ずれたことを考えてしまう大人です。 でも、エメラルドグリーンのきれいな ながぐつ をはいて嬉しかったことを思い出しました。 そして、学校から帰る2kmの道のりが、雨だとなお長かったことも。
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春の雨を家の窓から眺めていた女の子と男の子のきょうだい。 外に出るとお母さんに叱られると思い、外へ出たい気持ちを抑えていましたが、雨の中を自転車で通る郵便やさんや、車、ねこたちがとってもうらやましく見えました。そんな2人にお母さんは…
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