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実戦!「困った上司」とつき合うヤクザ式心理術 の商品レビュー

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2010/11/20

どこまでも性善説を否定した、処世術を説く本。 組織人はここまで徹底して他人を道具のように見なければならないのかと思うと、少しさびしい気持ちになる。 しかし、周囲を見渡してみると、確かに人望があって仕事人としても尊敬できるという先輩が出世しているわけではなく、どうしてこんなやつがと...

どこまでも性善説を否定した、処世術を説く本。 組織人はここまで徹底して他人を道具のように見なければならないのかと思うと、少しさびしい気持ちになる。 しかし、周囲を見渡してみると、確かに人望があって仕事人としても尊敬できるという先輩が出世しているわけではなく、どうしてこんなやつがという人ほど役職についているケースがよく見られるのも事実。悲しい気もするが、本書で説かれる処世術は、かなり真実に迫ったものなのであろう。 「会社において、社長は頭領、上司は大工、部下は道具」 言い得て妙である。 私が大学時代学生寮に住んでいたころ、先輩から徹底的にこういった序列の意識や、立ち居振る舞いを仕込まれたように思う。その頃は若かったこともある上、いずれ近いうちに自分が上に立つことが見えていたから何でも受け入れられた。 しかし、会社員生活は30年、40年と続く。 その間、「よい道具」であり続けるのは、とても難しいようにも思う。

Posted byブクログ