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禁じられた約束 の商品レビュー

3.5

11件のお客様レビュー

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2021/02/16

人間の純粋さとエゴが表裏一体で描かれていて、とてもリアルだった。 それなのに、聞いたことのないストーリーと意表をつく展開。 傲慢に思えたヴァレリーの父親モンクトン氏が、悲しみを抱えながら振り絞る愛情がたまらなかった。 描かれてはいないけれど、彼のその後の人生に救いがあったと思い...

人間の純粋さとエゴが表裏一体で描かれていて、とてもリアルだった。 それなのに、聞いたことのないストーリーと意表をつく展開。 傲慢に思えたヴァレリーの父親モンクトン氏が、悲しみを抱えながら振り絞る愛情がたまらなかった。 描かれてはいないけれど、彼のその後の人生に救いがあったと思いたい。 ものすごいラブストーリーを読んでしまった。

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2019/10/04

中学生の時に読んだ。 題名を忘れても、内容をふと思い出すことがある。ロバート・ウェストールの本の中でも特に好き。

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2015/11/01

ちょっと冗長でロマンチックに過ぎる感じ。 最後のユンカースの操縦士が現れるシーンはくっきり鮮烈で印象に残る。 子供だからしょうがないけどボブとヴァレリーがこどもっぽ過ぎて魅力的じゃないんだよね…。

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2015/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ブクログ談話室で紹介されていた本です。 何となく惹かれるものがあったので登録。 今度、図書館で探してみます。 2015.08.07 図書館で借りてきました。 これからゆっくり読みます。 2015.08.12 読了。 この物語の時代背景も最後にかかわってくるとは! 読んでいて主人公は死んでしまうと思い込んでいたんですが、まさかの展開に驚き。 読み応えがあり、読みやすい小説でした。

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2015/02/26

他の作家が書いたら★★★★なんだけど、ウェストールだから3つ。 ヴァレリーが死ぬまでは、本当に素晴らしい。 10代前半の少年の幼さ、身勝手さ純粋さが鮮やかに、リアルに描かれ、胸が痛くなるほど。 同い年でも少女の方が大人びているが、若さゆえ、美しさゆえ傍若無人でもある。 初恋の息苦...

他の作家が書いたら★★★★なんだけど、ウェストールだから3つ。 ヴァレリーが死ぬまでは、本当に素晴らしい。 10代前半の少年の幼さ、身勝手さ純粋さが鮮やかに、リアルに描かれ、胸が痛くなるほど。 同い年でも少女の方が大人びているが、若さゆえ、美しさゆえ傍若無人でもある。 初恋の息苦しさがこれ程までに伝わる小説は滅多にない。 それだけに後半は、いかにも創作という感じがしてしまう。 ラストにドイツ人を持ってくるあたり、ウェストールらしくはあるのだが、余計なメッセージのような気がする。

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2014/06/14

第二次世界大戦下のイギリスを舞台に描かれる初恋と生と死の物語。この著者は人物の描写がとてもリアルで、人間の愚かさ、残酷さ、そして素晴らしさが上手に描かれているところが好きです。幼稚園のお迎え時間待ちの車の中で読んでいて涙が出てきてしまい、困りました(^_^;)

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2012/07/20

忍び寄る戦争の影と、始まってしまった大戦の最中、少年と少女のほのかな恋から怪奇物に…。もっと生きている時に二人の交流があったら引き込まれたんだろうなぁと思いつつ、14歳なんてこんなものか、とも。共感する部分もたくさんあり、思わず泣けてしまった箇所も。ラストの役立たず牧師が笑けまし...

忍び寄る戦争の影と、始まってしまった大戦の最中、少年と少女のほのかな恋から怪奇物に…。もっと生きている時に二人の交流があったら引き込まれたんだろうなぁと思いつつ、14歳なんてこんなものか、とも。共感する部分もたくさんあり、思わず泣けてしまった箇所も。ラストの役立たず牧師が笑けました。外国人は必ずしも神様を盲信しているわけじゃないのね…って、偏見?

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2011/10/18

(No.11-75) 徳間書店の児童書です。 内容紹介を、表紙裏から転載します。 『ぼくがヴァレリーに出会ったのは、14歳のときだった。赤く長い髪が美しいヴァレリーは金持ちの娘、ぼくは労働者の息子だったけれど、ぼくたちは惹かれあい恋に落ちた。はじめは彼女の家の庭で、やがて川沿い...

(No.11-75) 徳間書店の児童書です。 内容紹介を、表紙裏から転載します。 『ぼくがヴァレリーに出会ったのは、14歳のときだった。赤く長い髪が美しいヴァレリーは金持ちの娘、ぼくは労働者の息子だったけれど、ぼくたちは惹かれあい恋に落ちた。はじめは彼女の家の庭で、やがて川沿いの道や海辺の岬にある廃墟を散歩しながら、一緒にさまざまなものを見、話をし、初めてのキスをした。ほどなく戦争が始まり、町が爆撃を受けるようになっても、ぼくたちの上にはいつも太陽が輝いているような気がした。でも病弱なヴァレリーは、自分にあまり時間がないことを知っていたのかもしれない。だからぼくにあんなことを言ったのだ。「いつかわたしが迷子になったら、かならず見つけてね」そうするよ、とぼくは約束した。それが、決してしてはならない約束だとは知らずに。 イギリス児童文学の巨匠ウェストールが描く、せつなく、恐ろしく、忘れがたい初恋の物語。』 邦訳の題名は「禁じられた約束」ですが、原題はただの「THE PROMISE」です。私は元もとの題名のほうが好きです。「禁じられた」って、本当は誰も禁じていないもの。ついほだされて約束しちゃっただけ・・・、なんだよね。 本の1ページ目から、たちまち物語りに引き込まれました。ああ、こういうのっていいわ! 読み始めてずいぶんたってからこれ良いかもという本もあるけど、この本はまず表紙を見たときからビビッと感じて、これは絶対私の好みだと思ったので。 恋の物語なんですが、ぼく(ボブ)は奇麗な女の子に憧れてはいても、本当は恋をしていなかったかも。女の子(ヴァレリー)もボブに恋していたというより、自分の身に苛立ち誰かに恋されたいという思いだったような気がします。 普通だったら、よくある思春期の恋に恋する年頃の経験で終わったかもしれません。それが初恋というものかしら。 ボブの両親やヴァレリーの両親の行動や思惑には、ちょっとどうなのよと文句を言いたい部分もあります。でも、ボブのお父さんだけでなく、ヴァレリーのお父さんも最後にはボブのことを一番に考えてくれました。そこが良かったです。 子供の頃にはよく分かっていなかった「死」を深く感じ考えるボブの姿は危なっかしくて、心配でたまりませんでした。 ボブの問題と戦況がシンクロしていき、ラストへの高まりになる構成は感動的です。 これは児童書ですが、繊細で感受性の強い子だと死について考えすぎてしまうかもしれません。かといって、この小説に出てくるベリーみたいにがさつな子にこれを読まれると、なんだか汚されるような気がして嫌だわ。 どんな子に読むように勧めるべきかすごく迷ってしまいますが、児童書が好きな大人には是非勧めたい、そんな本です。

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2010/03/31

「ぼくはウェストールが好きだ」宮崎駿←帯に印刷されてました。 ホラーっぽいけど、素敵な恋スト-リー。

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2009/10/04

戦争、初恋、約束。これがこの小説の大きな要素です。はじめての恋に夢中になる14歳のボブとヴァレリ―。ボブは体が弱い彼女に外の世界を教え、二人はある約束を交わします。それは恋する二人の間の可愛らしい約束・・・のはずでしたが、思わぬ展開をもたらします。後半は少し怖いかも。お互いを切実...

戦争、初恋、約束。これがこの小説の大きな要素です。はじめての恋に夢中になる14歳のボブとヴァレリ―。ボブは体が弱い彼女に外の世界を教え、二人はある約束を交わします。それは恋する二人の間の可愛らしい約束・・・のはずでしたが、思わぬ展開をもたらします。後半は少し怖いかも。お互いを切実に求める思いに心打たれる物語です。 

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