「話の特集」と仲間たち の商品レビュー
「週刊金曜日」に矢崎泰久氏の「話の特集」が連載されているが、その反権威、反権力、反体制を標榜する氏の言葉が小気味いい。 一時代を築いた雑誌に集った今では著名人達とのやりとりがおもしろい。
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まず、この作品の魅力の大きな部分を担っているのは、現在では大御所とされる著名人が様々な形で物語に華を添えていることだろう。上記に挙げられた以外にも大勢登場し、彼らの若かりし日の姿が垣間見えるので若い読者としては新鮮だった ノンフィクションながらも浮き沈みのある物語は、「話の特集...
まず、この作品の魅力の大きな部分を担っているのは、現在では大御所とされる著名人が様々な形で物語に華を添えていることだろう。上記に挙げられた以外にも大勢登場し、彼らの若かりし日の姿が垣間見えるので若い読者としては新鮮だった ノンフィクションながらも浮き沈みのある物語は、「話の特集」という雑誌の変遷を辿る読み物としても、戦後の作家たちの交遊録としても読み応えがある。雑誌が立ち上がった当初から5年間の話に絞っているが、現在とは肌触りの違う荒削りで熱気が溢れるような時代が描かれていて、非常に面白い
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